登山の持ち物、何を持って行けば・・・
登山初心者は、山に何を持っていけばよいか悩む人も多いのではないでしょうか。今回は、登山初心者が、山に行くときの基本的な持ち物と、忘れがちな”10個の持ち物”をご紹介します。
まずは、基本の持ち物を紹介!わかりやすい一覧表付き
今回は、登山初心者が最も多く行くスタイル、「無積雪期の日帰り登山」を想定した装備をご紹介します。装備リストは、登山の準備をする時にすぐに見られるようにしておくと忘れ物が減らせますよ。
これ、本当に必要? 登山初心者が忘れがちな”重要な持ち物10個”とは?
実は重要な持ち物なのに、登山初心者が忘れがちな持ち物を10点ご紹介します。それぞれ持っていかなければならない理由もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
重要なのに忘れがちな持ち物【1】地図とコンパス
登山初心者でありがちなのが、ガイドブックのみを持参して地図とコンパスを持っていかないこと。登山初心者が行く山は、登山道が整備された山が多く、地図とコンパスを駆使して道を探すルートファインディグは必要ないとは思いますが、それでも、山頂から下山するときの方向や分岐は意外と迷うものです。そんなときに、地図とコンパスがあれば、自分が向かうべき方向がわかるので安心です。地図とコンパスは、使い方が分からなければ意味がないので、基本的な使い方は本などでマスターしましょう。
地図を読むと、山はもっとおもしろい! コミックだからよくわかる 読図の「ど」
登山地図、地形図、コンパスの使い方を、マンガ入りでわかりやすく説明しているので、初心者にも解りやすい本です。
重要なのに忘れがちな持ち物【2】トイレットペーパー
登山初心者は、”山中にトイレがあまりない” または、”トイレがあってもティッシュがない”ということが、想像しにくい場合もあるようです。急な腹痛や、トイレががまんできなくなったという状況は、よくあることなので、トイレットペーパーは持参しましょう。トイレットペーパーは、芯を抜いてつぶして、ジップ式袋に入れて濡れないようにしておきましょう。
重要なのに忘れがちな持ち物【3】ファーストエイドキット
日帰り登山では、飲み薬はあまり必要ありませんが、転んで怪我をすることを想定した外用は必要です。消毒薬、バンドエイドや包帯、滅菌ガーゼ、テーピングなどは持って行きましょう。
重要なのに忘れがちな持ち物【4】ヘッドランプ
日帰りなのに、ヘッドランプなんて必要?と思う人も多いでしょう。しかし、日帰りといえども、道迷いや時間配分のミスで下山が遅れる場合もあるのです。ちょっと山頂でゆっくりしすぎた、途中、足をくじいて歩くスピードが落ちたということは意外とあることで、山では、あっという間に暗くなってしまうこともあります。というわけで、ヘッドランプ(+予備電池)も実は必携装備なんです!
重要なのに忘れがちな持ち物【5】携帯電話の予備バッテリー
登山で必携装備になりつつある携帯電話。最近では、スマートフォンの地図やGPSアプリを使う人や、写真撮影をしてSNSでアップする人も多いことでしょう。山では、気温が低いことでバッテリーの消耗が激しい場合もあります。スマートフォンは、いざというときに、連絡をとれる頼みの綱でもあるので、予備バッテリーがあると安心です。
重要なのに忘れがちな持ち物【6】保険証
山で具合が悪くなったり、怪我をして病院に直行する場合や、身分証明が必要な場合もあるので、保険証も持参しましょう。
重要なのに忘れがちな持ち物7、サバイバルシート
日帰り登山なのに大げさと思うかもしれませんが、緊急時用としてひとつあるとよいのがサバイバルシート。下山に遅れて、山中で一晩過ごさなくてはならなくなったときや、急な天候悪化で動けなくなったときなど、体温を奪われないために体を覆って使います。コンパクトで軽いので荷物にならないのと、防災グッズとしても使えます。
重要なのに忘れがちな持ち物【8】ビニール袋
ゴミを入れたり、荷物を濡れないようにパッキングしたり、何かと使えるのがスーパーのビニール袋。山では、ゴミは持ち帰るのが原則。自分のゴミをしっかり持ち帰るためにも、ビニール袋をいつもザックのポケットに入れておくとよいでしょう。
重要なのに忘れがちな持ち物【9】登山計画書
登山計画書は、経験者でも出さない人がまだ多いのでは? 登山口に登山計画書ボックスが設置している場合は、提出する人も多いとは思いますが、無い場合は、各山域の警察と連携して計画書が提出できるコンパスというサイトや、主要山岳エリアの警察でも、事前に提出できます。登山初心者でも、自分の行くルートはしっかり調べて、何時までに○○まで行くなど計画を練らないと、登山は危険です。また、もしものときのために、家族にその計画を伝える手段として計画書はとても重要です。道迷い遭難では、家族すら行き先を知らずに、捜索できなかったということも過去にはあります。
重要なのに忘れがちな持ち物【11】非常食
行動食とは別に、緊急時に食べる予備の食料は常に持って行きましょう。スニッカーズやカロリーメイトなど、調理せずとも摂取できる高カロリーな食べ物がベストです。
”もしも”のときに必要な装備を忘れずに!
日帰りでも登山の荷物は意外と多いですね。何が起こるかわからない登山。ヘッドランプなど持って行くか迷う装備もあるかもしれませんが、安全を優先するなら迷わず持って行きましょう! 初心者が見落としがちな持ち物は、どれも重要なので、必ず持参するクセをつけると良いですよ。