登山にマナーって必要?
ビジネスマナーやレストランのテーブルマナーなど、身の回りの様々なシーンで、自然と決まっている決まり事がありますよね。どれも法律で決まったり明文化されたりしているわけではないですが、皆が不快に感じないよう行う決まり事がマナーです。
それは登山でも同じ!とくに登山では「山」という過酷な環境と隣合わせの場所なので、「皆が不快に感じない」ということだけでなく、安全に登山を行えるよう守らなければならないマナーがあります。下手をすると自分自身の命や周りの人の命も危険にさらしてしまう恐れもあるので、「そんなマナー知らなかった…」では済まされないのです。
ここでは、初心者が最低限知っておきたい基本的な10のマナーを、登山中・テント/山小屋泊に分けて解説します!
まずはこの7つ!最低限覚えて欲しい登山中のマナー
まず、山に登る前にこれは必ず覚えておきたいというマナーを7つ紹介します。どれも特別何か難しいことをするわけではありません。周りへの配慮があればどれも簡単なことなので、そんなに気負わないでくださいね!
登山マナー①|レベルに合った登山を!絶対にムリをしない。
無理をしすぎるとどうなるの?
山の中は強風が吹いたり麓よりも気温が低いので、多量の汗は汗冷えを引き起こし、低体温症に陥る危険性が!最悪死に至る場合もあります。
また、無理をして体を動かし続けたことで急激なエネルギー消費が起こり低血糖状態に!(ハンガーノック、シャリバテとも呼ばれます。)意識がもうろうとしたり、体が全く動かなくなってしまいます。
無理をしないためには、できることは?
自分の足で下山できない場合、多くの人に迷惑をかけてしまうことになります。登山中は無理をせず会話ができる程度のペースで歩き、定期的な栄養補給を行うようにしましょう。