登山マナー⑤|歩くときは1列で!
グループで登山するときは、1列になって歩くのが基本。
登山道は狭いことが多く、2列以上になるとすれ違う人や後ろからやって来たペースの早い人が追い抜くときの邪魔になります。登山道を塞ぐ形で横に並んで歩いたりはもってのほか!必ず1列で歩きましょう。
広がって歩いてしまうとどんな危険性がある?
すれ違う人や追い抜く人があなたのグループをよける際に無理をしてしまい、転倒したり足を踏み外して滑落してしまう危険性も。
あなたのグループは何気なく広がって歩いているだけかもしれませんが、相手に怪我をさせてしまうおそれがそこには潜んでいるということを認識しなければなりません。
登山マナー⑥|知らない人にも挨拶をしよう!
普段の生活の中では、全くの見ず知らずの人と挨拶し合うことはあまりないかもしれません。しかし観光地になっているような大勢の人が登る山は別として、登山者の間では見知らぬ人であっても挨拶するのが一般的です。
知らない人に挨拶するの恥ずかしい…挨拶しないとだめ?
絶対に挨拶しないとダメ!とは言えません。
しかし、山では麓ほど多くの人がおらず、挨拶をするだけでも相手の性別や服装をなんとなく覚えているもの。万が一遭難など事故が起きた時には捜索の手掛かりになある、とも言われていますが、純粋に挨拶を交わし合うのは気持ちのいいものです。
最初は恥ずかしくても、ぜひすれ違う人には挨拶をして気持ちよく登山しましょう!
登山マナー⑦|登山道からは外れない!
登山道は安全に山に登れるよう整備されていますが、山によっては登山道から少し外れただけでも転落・滑落の危険性があります。
ベテランの人や山岳ガイドなどのプロならば、登山道以外の場所でもどこが危険でどう歩くべきかなどが分かっていますが、初心者にとっては命取りになる恐れが!
また、北アルプスなど高山植物が豊富な場所では、植生保護のために道沿いにロープを張ってある場所などもあります。自分自身だけでなく自然環境を守るためにも、登山道から不用意に外れないようにしましょう。
登山道を外れてしまったら?
地図などで登山道をしっかり確認して歩くことはもちろんですが、疲れてくると注意力が散漫になり、知らない内に登山道を外れている恐れもあります。休息をしっかり取り、無理のない行程で登りましょう。
また、登山道に設けられているロープや支柱にもたれて体重を預けるのも危険なので止めましょう。
テント・小屋泊する場合の3つのマナー
テント泊や小屋泊をする登山の場合、先ほど説明した7つの基本マナーに加えて、さらに次の3つを合わせて覚えましょう!こちらの3つも特別難しいことではありませんよ。