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登山入門|初心者が最低限覚えておきたい10のマナー(4ページ目)

登山マナー⑧|遅くても16時までには到着しましょう!

山小屋

出典:PIXTA

自分が持つ灯り以外は何も無い真っ暗な山の夜は、登山に慣れていない初心者にとってはとても危険。足元に転倒や滑落の危険があったとしても気付きにくい上、道に迷う可能性が高くなるからです。また、もし事故が起きた場合も暗くなっていると助けに行くことが難しくなります。
さらに、夏場の北アルプスや南アルプスは午後から一気に天気が崩れることが多く、朝晴れていても午後には雷になることもザラにあります。

どのくらいの時間を目安にしたらいい?

最初から日の入り近くまで行動することを前提に計画していると、予定以上に時間がかかってしまった際、到着する前にすでに辺りが真っ暗に。余裕をもって15時、遅くとも16時ごろには到着するように、無理のない登山計画を立てましょう。

登山マナー⑨|超早寝・早起きが基本です!

夜は19~20時ごろには就寝し、朝は日の出の時間までには出発するのが一般的。起床は日の出前で、特にテント泊の場合はテントの撤収もあるため朝4時ごろに起床する人がほとんどです!

なぜそんなに早いの?

マナー⑧でも記載した通り、暗くなる前に山小屋に着くことや日没前に下山できることが登山ではとても大切。そのため、行動を開始する時間も早くなります。
さらに午前中は比較的天候が安定していることも多く、安全で快適な登山ができるからです。

また運が良ければ、稜線から青・紫・オレンジのグラデーションに染まる雲海や、遥か遠くに輝く日の出を望むことができるかもしれません。まさに早起きは三文の徳ですね!

登山マナー⑩|複数人で行くときは、できるだけ1つのテントで

テントサイト

出典:PIXTA

山の中にあるキャンプ場は一般的な麓のキャンプ場と違って地面が傾いていたり、岩が突き出していたりすることが多く、幕営できる数も限られています。もし一人一人が別々のテントを張っていると、他の登山者やグループが幕営できないことになるかもしれません。
テントサイトのスペースを有効に使うためにも、グループで登山をする場合はできるだけ1つのテントに皆が泊まるように心掛けましょう。

皆が安全で気持ちよく登山できるように登山のマナーを守ろう!

出典:Pixabay

紹介したマナーはどれも難しいことではなく、誰でも心がけ一つでできることばかりです。でも知らずにいると、自分ではそんなつもりはなくても他の登山者を不快にさせてしまっているかもしれません。また、自分の安全を脅かしている可能性も!皆が安全に楽しく登山が楽しめるように、マナーをしっかり心がけたいものですね!

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