登山入門【前編】|専用の登山道具を持っていないと山に登ったらダメ?

初心者にとって登ってみたいけどなかなか一歩が踏み出せない「登山」。初心者にとって「山」というものがよくわからないのに、登山用品を揃えるのってなかなかハードル高いですよね?新人編集者が『お金をかけずに自分の道具だけで登ってみたらどう?』を実際に試すために、東京・高尾山に登ってきました!新人編集者による体験記事・前編!

アイキャッチ画像出典:PIXTA

友達に登山に誘われた!行ってみたい!でも…

自然豊かな景色
出典:PIXTA
自然に触れると「あぁ、いい空気。やっぱり自然はいいな~」と思います。”ハイキング”には年に数えるくらいは行っていますが、「登山」となると気軽には行けない雰囲気になります。”登山”という響きが、ハードルを一気に引き上げているのです。

――そんな”編集部に入りたてで登山初心者の私”が、友人から高尾山の登山に誘われました。もともとアウトドアや自然は嫌いではなかったので「この機会に行ってみよう!」と思いましたが、不安な点が浮かんできてしまいました。

不安点①:山についてよくわからない!

富士山
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「登山」と聞いてまず思いついたのが、『富士山』。登山に馴染みがなくても一生に一度は登ってみたいと思う日本一の山です。しかしそれ以外の「山」の名前はあまり詳しくなく、山へのイメージは、「疲れそう…。」「お金かかりそう」「何がいるの?」など不安なイメージだらけです。
初心者の気持ち

不安点②:道具を揃えないと登れない?

ネットで【登山 持ち物】などと検索すると出てくる登山道具は、本当にたくさんの物があります。ネットで「登山道具」と検索すると、ザっと下記のものがヒットしました。
日帰り登山での持ち物リスト
お…多い…!これだけの物を全て揃えるのは、金銭面でも厳しいですよね。初心者の気持ちからすると「聞いたことない道具もたくさん!それに、これからも登山をするかわからないし…。」というのが本音。
できれば新しいものを購入せずに、『専用の登山道具ではなく、自分の持っている道具で登れないのか?』を今回実際に試してみたいと思います。

まずは何も買わずに登ってみた

登るためには何が必要?

山ガール
出典:PIXTA
まずは登山のイメージを把握する為に必要そうな物をネットで調べてみました。すると、大きく分けてリュック、靴、服装、水筒やタオルなどの小物の4つが必要なことがわかりました。実際にこの4つのカテゴリーに分けて、自分のタンスから使えそうなものを探してみます。

自分のタンスを探してみよう!

①リュック(ザック)
リュックはどうしよう?
撮影:YAMAHACK編集部
登山用品では「ザック」と書かれていますが、初心者には違いがわかりません。普段街用として使っている、大き目のリュックがありました。右がマンハッタンポーテージ、左がURBAN RESEARCHで購入したSonny Label ANELLOです。左のANELLOのリュックの方がサイズが大きそうだったので、今回はそちらを使用してみます。

②靴
手持ちのスニーカー
撮影:YAMA HACK編集部
「登山靴」という靴があるのは知っています。ネットでは「靴は登山靴を履こう!」という情報もありましたが、登山靴とスニーカーの違いや登山靴の重要性は、実際のところよくわかりません。こちらも普段街用として使用しているニューバランスのスニーカーで行ってみます。

③服装
ネルシャツ
撮影:YAMA HACK編集部
ネットを見ると重ね着をしている写真が多かったので、今回は”ヒートテック+ロンT+ネルシャツ”で行ってみます(※今回の登山の季節は11月中旬)。寒さを考慮して、保温性のあるヒートテックも用意しました。天気は良さそうなので、雨具は持たずに行きます。
コロンビアのアウター
撮影:YAMA HACK編集部
アウターはコットンジャケットがあったので、こちらを使用します。
ライトダウン
撮影:YAMA HACK編集部
さらに山は寒そうなイメージがあったので、寒さ対策の為にコンパクトなユニクロのウルトラライトダウンを持っていく事にしました。
全部の荷物
撮影:YAMA HACK編集部


④小物類
小物類
撮影:YAMA HACK編集部
小物類は知識があまりないので、マフラー、ニット帽子、水筒、タオル、お菓子(チョコ)を持っていきます。
全て登山専用ではなく、普段街用に使用しているもののみです。今回はこの道具達で登ってみます!

東京「高尾山~小仏城山」に実際に登ってみた!

高尾山ケーブルカー駅
撮影:YAMA HACK編集部
今回登るのは新宿から60分ほどの場所にある、東京・高尾山。ケーブルカーやリフトもあるため、一年中登山客で賑わう初心者におすすめと言われる山です。


高尾山ハイキングマップ 今回は高尾山山頂から先の小仏城山まで行く、約12.5km・約5時間40分の登山となります。登山の検証なので、ケーブルカーやリフトは使いません。

登りは順調!と思っていたら…

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撮影:YAMAHACK編集部
今回は9:00に京王線・高尾山口駅に集合し、登山スタート。高尾山は比較的舗装されているのでサクサク歩くことができ、スニーカーでも特に不具合は感じません。

沢の道
撮影:YAMAHACK編集部
今回は途中、沢の道がありぬかるんでいる場所があったため、底がつるつるの靴だと少し危ないかもしれません。でもスニーカーならまだまだ不具合は感じません。

登りの階段
撮影:YAMAHACK編集部
山頂に続く階段。ここでも順調!「スニーカーで全然大丈夫!」と余裕が出てきました。しかしここで1つ目の問題が
登っている間に予想以上に汗をかいてしまいました。アウターを脱いで引き続き登りますが、さらに体は温まるばかり。山頂に着くころには汗だくになりました。

徐々に足に異変が…

小仏城山
出典:PIXTA
高尾山山頂から小仏城山に向かう登山道は、下りと登りが続きます。登りは変わらず順調でしたが、下りを歩いている時に2つ目の問題が発生。足のつま先が痛い…。登山靴を履いている友人からは、つま先が痛いという声は聞きませんでした。

4号路
撮影:YAMAHACK編集部
帰路は基本、下り坂です。下っていくと、登りで感じたつま先の痛みがさらに強くなってきました。もしかして、登山靴とスニーカーの違いでしょうか?

暗い登山道
撮影:YAMAHACK編集部
高尾山中腹にあるケーブルカー高尾山駅に着いたのが16:00頃。山頂でゆっくりし過ぎたのか、日が落ちてきてあたりは暗くなってきました。ここから麓の高尾山口駅までは、まだ1時間程下ります。ここで3つ目の問題
街灯が少なく、思っていたより辺りが暗い!高尾山はケーブルカーやリフトが完備されているので大丈夫だと思っていましたが、真っ暗です。でも日帰りの観光客が多く、周りに人がたくさんいたので安心でした!

無事 登山終了!感想は…

夜のケーブルカー高尾山駅
撮影:YAMAHACK編集部
無事17:30、12.5kmの登山が終了しました!当初感じていた2つの不安点についての感想です。

「不安点①:山についてよくわからない!」について

今回は登った高尾山に関しては観光スポットとして有名のため名前は知っていましたが、検索したのは『最寄り駅・コースガイド』くらいです。山の何を知っておいたらいいか自体がまだわかりません。

ただ、登っている間はやはり空気が気持ちよく、自然に触れる事への素敵さは再確認しました。登山が終わった後の達成感も感じます。さらに山頂からの眺めは素晴らしく、ついつい長居してしまいました!他の山からの景色も見てみたい!と少し山に興味が湧いてきました。

「不安点②:道具を揃えないと登れない?」について

今回実際に持っていった道具のカテゴリー別の感想です。

①リュック
観光客が多い高尾山のような初心者向け・日帰り登山であれば、登山用ではないリュックでも問題はないと感じました。

②靴
今回の登山で一番問題大事さがわかったのが、「靴」です。足全体が痛い、というわけではないのですが、一番痛んだのがつま先。自宅に帰ってからも痛みが残ってしまいました。なぜつま先が痛んだのか、登山靴に変えたら痛くならないのかわかりませんが…。

③洋服
体温に合わせて調整できたため、重ね着をしたのは正解でした。しかし登っている間にかなり汗をかき、途中休憩している最中に風が吹くと、徐々に身体が冷えてしまいました。

④小物
小物に関しては特に不便を感じませんでした。帰りの道が暗くなってしまったのでライトは欲しいと思いましたが、周りに人がたくさんいたので安心でした。

今回の持ち物の感想としては、『観光客も多く訪れる初心者向けの山であれば、専用の道具じゃなくても問題ない!』です。

しかし…!!後日、元山岳部の友人に…

友人から雷が落ちました 出典:PIXTA
今回の登山で『専用の道具じゃなくても問題ない!』と鼻高々に検証した私。しかし後日、元山岳部の友人から楽観的な私に、怒りの雷が落ちました。

『…もしもの時の事、ちゃんと考えてた?』

私の検証の何がいけなかったのか…もしもの時とはいったい…
山岳部の友人が私に諭してくれた、今回の感想の間違いとは―――?!

その詳細は、【登山入門【後編】|新人編集者の『専用の道具じゃなくても登山できる!』どこがダメ?】をチェック!

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YAMA HACK編集部
YAMA HACK編集部

YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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