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「こんなに軽くて温かいの!?」一度使うと戻れない【Octa(オクタ)】の小物で冬の装備をアップデート

空気のように軽いのに、しっかり暖かいと話題の「Octa(オクタ)」。その性能の高さから多くのアウトドアブランドが採用し、いまや登山ウェアの新定番素材として注目されています。

でも実は、Octaが使われているのはウェアだけじゃないんです。ネックウォーマー、ビーニー、グローブ、ソックスなど、小物アイテムもどんどん増加中!

「まずは手軽に試したい」という人にもピッタリのOcta小物。今回はOctaの魅力をご紹介しながら、おすすめアイテムをピックアップしました。

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目次

アイキャッチ撮影:筆者

「まるで空気をまとう軽さ!」一度使うと戻れない、その実力

Octaイメージ
撮影:筆者

Octa(オクタ)は、繊維メーカー・帝人フロンティアが開発した高機能ポリエステル繊維。「行動中に着られる保温素材」とも呼ばれる、軽量・保温・通気性を兼ね備えているのが特徴です。

そんなOctaを使ったアイテムというとウェアを連想することが多いですが、ここ数年で 「小物アイテム」の展開が一気に増加中。
終始快適に着用し続けられるOctaは、小物も実に汎用性高いアイテムなんです。

今回はそんなOctaを使った小物に注目していきます。

蒸れ知らずの快適さ!

Octaイメージ画像
提供:foxfire公式ページ

まずはOctaの特徴を紹介。

Octaは繊維の中心がストローのように中空になり、その周囲に “たこ足”のような8本の突起が伸びる独自構造です。
この独特な形状により、繊維内部に空洞が多く、圧倒的な軽さと十分な保温性を両立。さらに空気の通り道が多いことで、熱がこもりにくく蒸れにくいという理想的な着心地を実現しています。

  • Octa着用イメージ
  • Octa着用イメージ

Octaは「行動中に着られる保温素材」とも呼ばれていますが、実際に着用してみても実感するのが、その蒸れにくさ
本来なら暑くなって外したくなるようなシーンでも、Octaは適度に通気して熱を逃がしてくれるため、終始快適に着用し続ける事ができます

さらに汗を吸い上げて素早く拡散する特性もあるため、肌がベタつきにくく、行動中の快適さが段違い
汗冷えも気をつけないといけない秋冬の登山では、まさに理想的な保温素材と言えます。

ポリエステル素材と比べても1/2ほどの軽さ

中空構造のおかげで、同じ直径のポリエステル繊維と比べても半分程度の重さしかありません。

Octa重さ比較1

撮影:筆者

実際に手持ちの通常のポリエステル素材のインナーグローブと比較しても、Octaを使用したグローブの方が軽量

Octa重さ比較2

撮影:筆者

また、綿のインナーシーツとSTATICの「アドリフトライナー」を比較すると、半分以下の軽さとその差はさらに歴然です。

厚みや一部素材の違いもあるため厳密な比較ではありませんが、それでもOctaの軽さが際立っています。

実はある多様なバリエーション!Octa素材の小物アイテム

Octaアイテム
撮影:筆者

ではここからは、数あるOctaの小物の中から、おすすめ小物をジャンルごとに紹介します。

【ビーニー、キャップ】行動中も蒸れずにぽかぽか

Octaカリマービーニー
撮影:筆者

登りでは頭に熱がこもりやすく、普通のニットキャップだとすぐ暑くなりがち。その点、Octaのビーニーなら通気性が高いため、行動中でも頭が蒸れにくく快適です。

撮影:筆者

カリマーのビーニーには内側にモコモコしたOcta素材を採用。保温しながら通気し、さらに抗菌防臭加工も施されているため、行動量の多い冬の登山と相性抜群です。

撮影:筆者

そして驚きなのがその軽さわずか22gしかなく、ザックに入れていても気づかないレベルです。まさにOctaの軽さのメリットが光るアイテムと言えます。

カリマー octa thermal beanie

重さ 22g
素材 Octa®(ポリエステル100%)

コンパクトさ・軽量さにも優れたOctaビーニー
今回ご紹介したカリマーのビーニー。Octaを使用することで保温性・通気性を高めつつ、コンパクトなボディで軽量なのも魅力的なアイテムです。

他にもこんなアイテムが!

halo commodity Octa Cap

重さ 約58g
素材 ポリエステル100%

Octaを使用した耳あて付きキャップ
耳当て部分にOctaを使用したキャップ。耳あてを首元まで下ろすこともできるため、耳や首元までカバーしてくれます。ワイヤー内蔵のため自在に調整も可能です。

STATIC アドリストバラクラバ

重さ 28g
素材 Octa®CPCP®ポリエステル100%

携行性に優れた軽量バラクラバ
軽量・コンパクトなバラクラバ。通気性の高いOcta素材のため、口まで覆っても苦しくありません。気軽に持ち運ぶこともできるため春、秋、冬の3シーズンはもちろん、夏山縦走の保温着として予備で携行するのもおすすめです。

Foxfire オクタバラクラバ

重さ 75g
素材 ポーラテック®クラシックマイクロ(ポリエステル100%)/裏地:Octa®CPCP®メッシュ(ポリエステル100%)/別布:マイクロフリース(ポリエステル86%・ポリウレタン14%)

カリマー octa thermal balaclava

重さ 40g
素材 Octa®(ポリエステル100%)

Foxfire オクタイヤーバンド

重さ 20g
素材 ポーラテック®クラシックマイクロ(ポリエステル100%)/裏地:Octa®CPCP®メッシュ(ポリエステル100%)

シンプルなイヤーバンド
耳と後頭部を覆ってくれるカバー領域の広い形状。自然な付け心地が特徴です。

【グローブ】手先の冷えをカバー

Octaカリマーグローブ

撮影:筆者

秋冬の登山で最も冷えやすいのが手先。しかし分厚いグローブは暑すぎたり、外したあともかさばりがち。

Octaグローブなら、指先をしっかり保温しつつ、高い通気性のおかげで蒸れ知らず。しかも薄手のものも多いため、外した場合もザックのスペースにさっとしまえることも大きな魅力です。

撮影:筆者

Foxfireの「オクタグリッパー」は内側にOctaの素材を全面に採用。手を入れた瞬間に包まれるような暖かさを感じます。

表地には防風・透湿性のある素材が使われていることで、風通しが良すぎるOctaの弱点をカバー。適度に透湿することにより快適に使い続けることができます。

Octaカリマーグローブ スマホ操作

撮影:筆者

さらにグローブを付けたままでもスマホ操作が可能なため、地図アプリやカメラの使用もスムーズです。

Foxfire オクタグリッパー

重さ 45g
素材 APWPストレッチニット(ポリエステル100%)/裏地:Octa®CPCP®メッシュ(ポリエステル100%)/別布:ウィンドシールド3レイヤー(ポリエステル100%)

防風・透湿素材をあわせたオクタグローブ
今回ご紹介したオクタを使用したグローブ。内側にオクタ、グローブ表面には防風・透湿素材を使うことで外からの風にも強いグローブです。

他にもこんなアイテムもが!

STATIC アドリフト グローブ

重さ 25g(Mサイズ・ペア)
素材 Octa®CPCP® ポリエステル100%(内リサイクルポリエステル53%), <手首>ポリエステル85%, ポリウレタン15%

22gの超軽量オクタグローブ
Octa CPCPを使用した超軽量なインナーグローブ。親指・人差し指・中指指先横にスリットが設けられているため、グローブを脱がずに細かい作業も可能です。

STATIC アドリフト ミトン

重さ 19 g(Mサイズ・ペア)
素材 Octa®CPCP® ポリエステル100%(内リサイクルポリエステル53%)

作業も可能なオクタ ミントングローブ
同ブランドのアドリフトグローブのミントンバーション。指先を大きく出すことができるため、より細かな作業がしやすいグローブです。

Foxfire オクタリノハイドハンドウォーマー

重さ 40g
素材 CORDURAストレッチリップストップ(ナイロン88%・ポリウレタン12%)/裏地:Octa®CPCP®メッシュ(ポリエステル100%)

【マフラー、ネックウォーマー】行動中も“ちょうどいい”温かさ

Foxfire オクタネックウォーマー

撮影:筆者

首元は温めるだけで体感温度が大きく変わる部分。ただし汗をかきやすく、止まると一気に冷えやすいという難しさもあります。Octaはこんなときにもベストマッチ。

Foxfire オクタネックウォーマー

撮影:筆者

Foxfire オクタネックウォーマーはグローブと同様、表地に防風素材、内側にOctaを全面使用。冷たい風をしっかり遮りつつも、必要な熱は逃してオーバーヒートを防ぎます。

Foxfire オクタネックウォーマー

撮影:筆者

高さもしっかりあるため、冷たい風をシャットアウト。35gと身につけていることを忘れるほどの軽さもつい身につけたくなる理由の一つです。

Foxfire オクタネックウォーマー

重さ 35g
素材 APWPストレッチニット(ポリエステル100%)/裏地:Octa®CPCP®メッシュ(ポリエステル100%)

透湿防風フィルム内蔵のネックウォーマー
今回ご紹介したネックウォーマー。透湿防風フィルムが内蔵されているため冷たい風をシャットアウトしつつムレを防止。熱を適度に保持してくれるアイテムです。

他にもこんなアイテムが!

STATIC アドリフト ネックウォーマー

重さ 19g
素材 Octa®CPCP®ポリエステル100%(内リサイクルポリエステル53%)

運動時に最適な通気性の高いネックウォーマー
表面がメッシュ素材のOcta CPCPを使用したネックウォーマー。通気性が高いため、負荷の高い運動時でもオーバーヒートしにくいアイテムです。

STATIC オクタ マフラー 2.0

重さ 97g
素材 Octa®CPCP®ポリエステル100%(内リサイクルポリエステル53%)

あったかくて超軽量なOctaマフラー
全体にOcta CPCP素材を使ったマフラー。通常のマフラーと比べた時の軽さが際立つアイテムで、日常使いもしやすいカラー・デザインです。

カリマー octa thermal neck warmer

重さ 45g
素材 シェル(ポリエステル 100%)
Octa®(ポリエステル100%)

【ライナー・ブランケット・ソックス】+αの保温に

STATIC アドリフト ライナー

撮影:筆者

冷え込む山小屋やテント泊では、保温アイテムが1枚あるだけで快適さが段違い。Octaは軽くて暖かく、かさばらないため、こうした+αの保温に最適です。

STATIC アドリフト ライナー

撮影:筆者

STATIC「アドリフト ライナー」は単体での簡易シュラフとしても、シュラフの保温インナーとしても、山小屋のインナーシーツとしても活用できる万能アイテム

STATIC アドリフト ライナー

撮影:筆者

表地は通気性の高いメッシュ、裏地がOctaのふわふわした面となっている「Octa CPCP」構造になっており、保温性と通気性を高いレベルで両立しています。

STATIC アドリフト ライナー

撮影:筆者

「今のシュラフ・シュラフカバーだけだと寒いかも…」というシーンでも、ライナーを加えるだけで暖かさが大幅アップ。冷え込みやすい稜線のテン場や、思わぬ寒さに見舞われる山小屋でも、心強い追加保温になります

季節や山行スタイルに合わせて柔軟に使えるので、一つ持っておけば様々なシーンで活躍してくれるアイテムです。

STATIC アドリフト ライナー

重さ 240g(Regular)
素材 Octa®CPCP®ポリエステル100%(内リサイクルポリエステル53%)

単体でも合わせ技でも使えるOcta素材のライナー
今回ご紹介したOcta素材のライナー。単体としても、シュラフカバーやシュラフと合わせても使える、利用用途の広いアイテムです。

他にもこんなアイテムが!

STATIC 継 オクタ ブランケット

重さ Small/185 g, Large/450 g(サイズ: Small/140cm × 80cm, Large/140cm × 200cm)
素材 シェル素材: リサイクルナイロン96%, リサイクルポリウレタン4%
ライナー素材: Octa®CPCP®ポリエステル100%(内リサイクルポリエステル53%)

体をしっかり覆えるOctaブランケット
ちょっとした保温に使いやすいOcta素材のブランケット。smallとlargeの2サイズ展開で、用途に合わせて選ぶことができます。

ULSUS フットソックス

重さ 20-26g(両足)
素材 ポリエステル100%

山小屋やキャンプ場での保温用ソックス
軽量さと通気性に優れたAlpha DirectインサレーションとOctaを採用したソックス。単独でも重ね履きでも使えるアイテムで冷えがちな足元をしっかり温めてくれます。

小物からはじめる、Octaのある秋冬登山

Octa小物

撮影:筆者

Octaの魅力は、軽くて暖かくてムレにくい、という秋冬の登山ギアに求めたい条件が揃っていること。小物なら気軽に導入もでき、登山はもちろん、日常の外出でも大活躍します。

まずはひとつ試してみれば、その軽さと快適さにきっと驚くはず。この秋冬はOctaの小物で、装備をアップデートしてみてはいかがでしょうか。

今回紹介したOctaのアイテム一覧