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モンベルの「ダウンパンツ」おすすめ7モデル

【2025】モンベルのダウンパンツ徹底比較!この7本で“冬の寒さ”卒業

冬用のアウターといえばダウン製品。ジャケットばかりがメインになりがちですが、実は寒い日にこそ注目したいのがダウンパンツ!山で使えるモデルは日常にも穿けてとても便利ですが、どれを選べばいいのか迷ってしまう人も多いようです。

今回は使い勝手がいいモンベルのダウンパンツを種類別に徹底解説。用途ごとに選ぶポイントと、おすすめモデルを紹介します。

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

モンベルのダウンパンツは登山でも日常でも大活躍

雪山を歩く人
出典:PIXTA

防寒着として多くの人が着用するダウンウェア。上半身を温めるジャケットに比べて、下半身を保温するダウンパンツは割とマイナーな存在です。

しかし、実は体温維持には下半身の防寒がとっても重要脚や腰が冷えると血流が悪くなり、全身の冷えにつながってしまうのです。

雪上テント泊
出典:PIXTA

下半身は一度冷えると温まりにくく、例えば冬のテント泊ではシュラフに潜っても足が冷たいままで「なかなか眠れない」なんてことも。そんなときにもダウンパンツがあれば大活躍します。

そこで今回はダウンだけでなく、化繊わた入りパンツも含めた「インシュレーションパンツ(=保温材入りパンツ)」に注目。なかでも、登山用の保温パンツを選ぶときに真っ先に候補にあがる<モンベル>の製品を紹介します。

モンベルの「インシュレーションパンツ」をおすすめする3つの理由

モンベルロゴ
撮影:筆者

数あるアウトドアブランドの中でもモンベルを特におすすめするのには理由があります。

確かな品質、高い保温性、軽さと耐久性のバランスが抜群なのです。多くの人に長く愛されているのが何よりの証し。

おすすめの理由① 高性能な中わたを使用

ダウン
出典;PIXTA

保温性を左右する一番のポイントが“中わた”の品質です。モンベルのダウンパンツは800フィルパワー(※)・EXダウン。化繊わたの場合は、保温性に優れ、動きやすくメンテナンスが簡単なエクセロフトまたはストレッチエクセロフトを使用。高機能な中わたを使用しているので極めて高い保温性を発揮します。

※フィルパワーとはダウンのかさの高さを表す単位。羽毛1オンス(28.4g)に一定荷重をかけたときのふくらみ具合で示します。「空気を多く含む=保温性能が高くなる」ので、羽毛量が同じであれば、フィルパワーの数値が大きいほど暖かなダウンとなります。

おすすめの理由② 軽量ながら高い強度の生地

生地感
撮影:筆者

中わたを包む生地も重要なポイント。登山用品ブランドらしく、軽量で薄いのに、破れや摩耗がしにくい生地を仕様しているので安心です。また、すべてはっ水加工されているので雨を弾き、雪が付きにくくなっています。

おすすめの理由③ 用途に合わせたモデル展開と高いコスパ

モンベルのインサレーションパンツは全部で19種類(2025年12月現在)。タウンユースから釣り、極地探検用まで多岐にわたります。

例えば、お手入れしやすい日常向けや、携帯性がいい登山向け、保温性重視の車中泊向けなど、用途に合わせて選択可能。さらに、購入しやすい価格でありながら機能的と“高いコストパフォーマンス”も魅力です。

迷ったらコレを選べば間違いない!用途別おすすめ7モデル

豊富なラインアップ
撮影:筆者

モンベルのダウンパンツ・化繊わた入りパンツの中から、特に使い勝手がいい7モデルをピックアップ。実際に着用した印象も含めて、おすすめの利用シーンとともにご紹介します。

【1】スペリオダウンパンツ|保温性と軽量性を両立

スペリオダウンパンツ

撮影:筆者

800フィルパワー高品質ダウンと超軽量の生地を組み合わせ、保温性と軽量性(226g)を両立したモデル。厳冬期登山の中間着、寒い時のテント泊や山小屋の防寒着に最適です。

スペリオダウンパンツ全方向

撮影:筆者(身長174cm、Mサイズ着用)

実際に着用してみると、全体的によくフィットし軽快。薄手なのでパンツの下にも履けそうです。ポケットは腰に左右でジッパー付き。手がすっぽりと入る深さです。

撮影:筆者

トレッキングパンツの下に中間着として着用しました。窮屈感は無く、足上げもスムーズ。特に問題ありませんでしたが、スリムなデザインのトレッキングパンツでは窮屈かもしれません。

厳冬期の中間着、春や秋のテント泊や小屋などで手軽に防寒をしたいときに便利そうです。

おすすめシーン

  • 登山|中間着としての着用
  • 登山|山小屋やテントなど室内での着用

モンベル スペリオダウンパンツ Men's[ダウン]

生地 20デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ[はっ水加工・帯電防止加工]
中わた 800フィルパワー・EXダウン
平均重量 226g
収納サイズ Φ11×17cm
ポケット ポケット2個(腰2)

保温性と軽量性を両立

 

モンベル スペリオダウンパンツ Women's[ダウン]

生地 20デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ[はっ水加工・帯電防止加工]
中わた 800フィルパワー・EXダウン
平均重量 195g
収納サイズ Φ10×17cm
ポケット ポケット2個(腰2)

保温性と軽量性を両立

 

【2】ライトアルパイン ダウンパンツ|ダウン量を多めに封入

ライトアルパイン ダウンパンツ

撮影:筆者

軽量な生地にダウン量を多めに封入した暖かさ重視のダウンパンツ。冬季のテント泊や山小屋の防寒着に最適です。

ライトアルパイン ダウンパンツ全方向

撮影:筆者(身長174cm、Mサイズ着用)

実際に履いてみると、ダウン量が多めのためかスペリオダウンパンツと比べると厚みを感じます。

また、摩耗しやすいひざ下、裾、お尻部分がしっかりと補強されており安心感があります。スペリオダウンパンツに比べ、191g重いのはダウン量や補強材が追加されてるからでしょう。

ライトアルパイン ダウンパンツのポケット

撮影:筆者

左右の腰にジッパー付きポケットが配置されており、起毛生地がライニングされています。

厳冬期の無人小屋やテント泊の防寒着にいいですね。

おすすめシーン

  • 登山|山小屋やテントなど室内での着用

モンベル ライトアルパイン ダウンパンツ Men's[ダウン]

生地 表地:20デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ[はっ水加工・帯電防止加工]
(パンツ尻、膝下)40デニール・フルダル・ナイロン・タフタ
裏地:20デニール・バリスティック®ナイロン・タフタ[帯電防止加工]
中わた 800フィルパワー・EXダウン
平均重量 316g
収納サイズ Φ13×19cm
ポケット ジッパー付きポケット(腰2)

ダウン量を多めに封入

 

モンベル ライトアルパイン ダウンパンツ Women's[ダウン]

生地 表地:20デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ[はっ水加工・帯電防止加工]
(パンツ尻、膝下)40デニール・フルダル・ナイロン・タフタ
裏地:20デニール・バリスティック®ナイロン・タフタ[帯電防止加工]
中わた 800フィルパワー・EXダウン
平均重量 282g
収納サイズ Φ13×19cm
ポケット ジッパー付きポケット(腰2)

ウン量を多めに封入

 

【3】スーパードライテック ダウンパンツ|シーンが広がる防水透湿性

スーパードライテック ダウンパンツ

撮影:筆者

モンベルの独自防水透湿性素材「スーパー ドライテック」を生地に配したダウンパンツ。様々な天候に対応できるので多くのアクティビティに使えるのが特徴です。スノーシューイングなど雪の中を行動するシーンにも安心して使えます。

スーパードライテック ダウンパンツ全方向

撮影:筆者(身長174cm、Mサイズ着用)

実際に着用してみると、生地にスーパードライテックを使用しているため、他のパンツに比べ少々ゴワゴワ感がありますが、キルティングパターンではないためシルエットがスッキリとした印象です。

ポケットは腰に左右でジッパー付き。手がすっぽりと入る深さで、起毛生地がライニングされており暖かさを感じます。

防水性テスト

撮影:筆者

水を垂らし10分放置しました。その結果、浸水は一切なし。もちろんダウンも濡れておらず保温性が損なわれることはありませんでした。

雨や雪が心配されるシーンのアウターとして安心して使えそうです。

おすすめシーン

  • 登山|アウターパンツとしての着用

モンベル スーパードライテック ダウンパンツ Men's[ダウン]

生地 表地:スーパー ドライテック®2レイヤー
30デニール・ナイロン・リップストップ[はっ水加工]
裏地:20デニール・バリスティック®ナイロン・タフタ[帯電防止加工]
中わた 800フィルパワー・EXダウン
平均重量 336g
収納サイズ Φ13 x 21cm
ポケット ジッパー付き2個(腰)

シーンが広がる防水透湿性

 

モンベル スーパードライテック ダウンパンツ Women's[ダウン]

生地 表地:スーパー ドライテック®2レイヤー
30デニール・ナイロン・リップストップ[はっ水加工]
裏地:20デニール・バリスティック®ナイロン・タフタ[帯電防止加工]
中わた 800フィルパワー・EXダウン
平均重量 285g
収納サイズ Φ12 x 20cm
ポケット ジッパー付き2個(腰)

シーンが広がる防水透湿性

 

【4】U.L.サーマラップ パンツ|高いストレッチ性で動きやすい

U.L.サーマラップ パンツ

撮影:筆者

中わたに化繊素材のストレッチエクセロフト、ストレッチ性に優れた生地を組み合わせた、運動性能が高いモデルです。寒い時期、積極的に行動するシーンに最適。ユニセックスモデルです。

U.L.サーマラップ パンツ全方向

撮影:筆者(身長174cm、Mサイズ着用)

今回紹介したパンツの中では最も軽量なモデルで、履き心地も最も軽快です。シルエットもシンプルで中わたが入っているとは思えないほど。ポケットは腰の左右にジッパー付きです。

U.L.サーマラップ パンツでストレッチ性確認

撮影:筆者

ストレッチ性が高いモデルなので、足を折り曲げてもツッパリ感はありません。

動きやすさを求めるシーンの中間着や、山小屋でリラックスしたいときにもよさそうですね。

おすすめシーン

  • 登山|中間着としての着用
  • 登山|山小屋やテントなど室内での着用

モンベル U.L.サーマラップ パンツ[化繊わた]

生地 表地:15デニール・バリスティック®エアライトナイロン・リップストップ[はっ水加工]
中わた ストレッチ エクセロフト®[ポリエステル]
平均重量 207g
収納サイズ Φ12×20cm
ポケット ジッパー付きポケット2個(腰2)

高いストレッチ性で動きやすい

【5】O.D.パンツ インシュレーテッド|寒い時期の登山にこれ一本で

撮影:筆者

優れた保温力と伸縮性を発揮するストレッチエクセロフトを封入し、裏地に起毛を配置。寒い時期の登山で一枚で着用できる厚手のパンツです。キャンプや旅行、散策など、それほど運動量が多くないシーンでも活躍。ポケットも豊富で便利です。

撮影:筆者(身長174cm、Mサイズ着用)

実際履いてみると、保温着というよりは一般的なトレッキングパンツのようなデザインなので、一見、中わた入りとは思えません。ベルトが付いているので、しっかりと腰にフィット。表地はしっかりとしていて、他のインシュレーションパンツとは一線を画します。

撮影:筆者

ポケットは、左右腰、お尻に1つ、太ももに1つ配置されおり収納に困りません。すべてジッパー付きです。

撮影:筆者

裏地は起毛になっており、さらに暖かさをアップしています。

機能やデザインはトレッキングパンツそのもの。冬登山にはこれ1枚でOKですね。

おすすめシーン

  • 登山|一枚での使用
  • オートキャンプや車中泊

モンベル O.D.パンツ インシュレーテッド Men's[化繊わた]

生地 ナイロン94%+ポリウレタン6%・リップストップ[はっ水加工]
中わた ストレッチエクセロフト®+起毛生地
平均重量 554g
収納サイズ -
ポケット 4個(ジッパー付き〈腰2、ヒップ1、左サイド1〉)

寒い時期の登山にこれ一本で

 

モンベル O.D.パンツ インシュレーテッド Women's[化繊わた]

生地 ナイロン94%+ポリウレタン6%・リップストップ[はっ水加工]
中わた ストレッチエクセロフト®+起毛生地
平均重量 514g
収納サイズ -
ポケット 4個(ジッパー付き〈腰2、ヒップ1、左サイド1〉)

寒い時期の登山にこれ一本で

 

【6】ベンティスカダウンパンツ極寒地にも耐える保温力

撮影:筆者

高品質の800フィルパワー・ダウンを豊富に使ったまるでシュラフのようなダウンパンツ。極寒地での使用にも耐える保温力で、厳冬期のキャンプや車中泊にも活躍。サイドがジッパーでオープンできるのが特徴で、テントや車の中でも簡単に着脱できます。ユニセックスモデルです。

撮影:筆者(身長174cm、Mサイズ着用)

実際に着用してみましたが、携帯するには無理があるくらい、かなりの厚みがあります。まるでシュラフを着ているかのようで、しばらく着用していると汗ばむほどでした。なお、お尻とひざ部分が補強され、裾はゴムで絞られています。

撮影:筆者

ポケットは外にはなく、腰の前部内側にベルクロ止めのポケットが二つ配置されています。あまり大きくなく、カギなど小物の収納程度の容量です。

撮影:筆者

一番の特徴は、両サイドのジッパーでそれぞれフルオープンできること。これにより、車の中などの狭い場所や、靴を履いたままでも容易に着脱できます。

携帯性の考慮の必要性がない、オートキャンプや車中泊に便利そうです。

おすすめシーン

  • オートキャンプや車中泊

モンベル ベンティスカダウンパンツ[ダウン]

生地 表地:30デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ(はっ水加工)/40デニール・バリスティック®ナイロン・タフタ(尻・膝/はっ水加工)
裏地:30デニール・バリスティック®ナイロン・タフタ
中わた 800フィルパワー・EXダウン
平均重量 490g
収納サイズ Φ20×19cm
ポケット 内ポケット×2

極寒地にも耐える保温力

 

【7】スーパードライテック サーマラップ パンツ|シーンを選ばずとことん使える

撮影:筆者

防水透湿性に優れるスーパードライテックを生地に、耐久性や速乾性を持つ中わたにエクセロフトを封入。天候を選ばずにとことん使えるのが特徴です。アウトドアはもちろん通勤通学や普段使いにも最適。ユニセックスモデルです。

撮影:筆者(身長174cm、Mサイズ着用)

実際に着用してみると、スッキリしたシルエットで街着としても特に違和感ありません。軽快な着心地です。

撮影:筆者

左右の腰部分にジッパーポケットが配置され、起毛生地がライニングされています。

防水仕様なので、登山でのアウターはもちろん、雪上キャンプや、みぞれ混じりの通勤通学など様々なシーンで重宝しそうです。

おすすめシーン

  • 登山|アウターパンツとしての着用
  • タウンユースや日常防寒

モンベル スーパードライテック サーマラップ パンツ[化繊わた]

生地 表地:スーパー ドライテック®2レイヤー
30デニール・ナイロン・リップストップ[はっ水加工]
裏地:20デニール・バリスティック®ナイロン・タフタ[帯電防止加工]
中わた エクセロフト®[ポリエステル]
平均重量 350g
収納サイズ Φ14 x 22cm
ポケット ジッパー付き2個(腰)

シーンを選ばずとことん使える

 

【用途別】選び方のポイントまとめ

モンベルのダウンパンツ おすすめシーンチャート
作成:筆者

紹介した7モデルの大まかな特徴は図の通り。用途別に選ぶときのポイントを以下にまとめました。

登山向け

雪のテント泊
出典:PIXTA

登山の場合は中間着、テント泊・山小屋などの室内使用向け、行動時のアウター使用向け、そのまま一枚で使用の4種類。

いずれも携帯することを考慮し、軽量性・収納コンパクト性を重視しますが、アウターとして着用する場合は表地の防水性を考慮しましょう。

「登山の中間着」におすすめのモデル

「登山で一枚での使用」におすすめのモデル

オートキャンプ・車中泊向け

冬のオートキャンプ
出典:PIXTA

基本的にはどのモデルでもOKですが、バックパックでの移動がなく運動を伴わないので、運動性能や軽量性はほとんど必要ありません。あまり動かないので携帯性よりも保温性を重視し、中わたが多く保温力が高いものを選びましょう。

「オートキャンプ・車中泊」におすすめのモデル

タウンユース・日常防寒向け

冬のまちかど
出典:PIXTA

普段使いも基本的には好みのモデルでOK。街歩きなど、日常に使うならデザイン性を重視。できればモコモコしたデザインよりシルエットがすっきりしたものを。毎日着用するなら取り扱いに気を遣わない化繊中わたもおすすめです。使い勝手を左右するポケットの位置や数も確認しておきましょう。

「タウンユース・日常の防寒」におすすめのモデル

あればとっても快適!モンベルのダウンパンツで冬を乗り切ろう

冬のテント泊
出典;PIXTA

ダウンパンツは寒いアウトドアを快適に過ごすための心強い味方。モンベルのダウンパンツなら、軽くて暖かく、登山やキャンプ、釣りはもちろん、日常の防寒対策にも活躍します。

お気に入りの1本を相棒に、冬もアクティブな毎日を過ごしてみませんか。