バックパックと登山靴は、いつも使っているもので大丈夫?
バックパック
必要なすべてのものを運ぶためのバックパックは、当然ながら日帰りや小屋泊用のものに比べて容量もサイズも大きくなります。日数や食事の内容によって変わりますが、すべての荷物の重量は、一般的に15~20㎏前後になります。
バックパックの容量に、実は各メーカー共通の基準はありません。テント泊では女性で60ℓ、男性で70ℓサイズを目安に、実際に物を見て、自分が普段使っているモデルと比較してどれくらいの荷物が入るかを予測しましょう。数字だけで判断すると、思いのほか入らなかったということになりかねません。
平川ガイド
▼ワンポイントアドバイス
ただでさえ荷物が重いのだから、バックパックも少しでも軽いほうがいいように思いますが、持ち運ぶ荷物が重くなるほど、バックパック自体に剛性があるものを選ぶのが正解。しっかりとしたフレームが入っていて、荷重を腰で受け止められるよう設計されたものを選びましょう。
ただでさえ荷物が重いのだから、バックパックも少しでも軽いほうがいいように思いますが、持ち運ぶ荷物が重くなるほど、バックパック自体に剛性があるものを選ぶのが正解。しっかりとしたフレームが入っていて、荷重を腰で受け止められるよう設計されたものを選びましょう。
また、パッキング慣れしていない人には、容量もあまりギリギリでなく少し大きめのほうが扱いやすいでしょう。
登山靴
日帰りや小屋泊とテント泊で靴を使い分けるというのがピンとこない人も多いかもしれませんが、荷物が重くなるほど、しっかりとした硬さのある靴を選ぶのが鉄則。アウトソールが厚手で硬く、アッパーにも剛性があるものでないと、重い荷物を背負って長距離を歩くのには適しません。
平川ガイド
▼ワンポイントアドバイス
ハイキングシューズやアプローチシューズなど、「軽くて柔らかく楽に歩ける靴」は、荷物が重くなったとたんに、「疲れて安定しない頼りない靴」に変わってしまいます。
ハイキングシューズやアプローチシューズなど、「軽くて柔らかく楽に歩ける靴」は、荷物が重くなったとたんに、「疲れて安定しない頼りない靴」に変わってしまいます。
頼れる相棒を見つけて、快適なテント泊を
今回は、日帰りや小屋泊とは違う、テント泊ならではのアイテムについて紹介しました。他にも細かな必要なものはいろいろありますが、大切なのは、自分がテント泊をする場面を想像してみること。一度にすべてを手に入れることが難しければ、手持ちのもので使える代用品がないか、人に借りたりレンタルを利用したりできないかも考えましょう。
大きな買い物なので、必ずお店で実物を見て、試して検討することが大事。ビギナーならではの経験の少なさを、カバーしてくれる道具が見つかるはずです。
教えてくれた人|登山ガイド・平川陽一郎さん
日帰り登山装備にプラスして、準備するものリスト
必ず準備するもの | チェック |
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テント | |
シュラフ | |
シュラフマット | |
火器・燃料 | |
クッカー・食器類 | |
食材 | |
防寒着 | |
最低限の着替え |
あると便利なもの | チェック |
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テントマット | |
シュラフカバー | |
シーツ | |
ピロー | |
ランタン | |
ゴミ袋 | |
水筒・ウォーターバッグ | |
テーブル | |
サンダル | |
下山後の着替えとお風呂セット |
テント泊用品の選び方やおすすめをチェック
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