一つあると安心の「インナーシーツ」!山小屋泊のコロナ対策にもピッタリ

2020/09/14 更新

元々、シュラフの保温や快適性アップのためのインナーシーツ。最近では、山小屋での衛生対策にも注目されています。新型コロナウイルス感染症対策としての持参をすすめている山小屋も。一つあれば色んな意味で安心なインナーシーツをピックアップしました。


アイキャッチ画像撮影;筆者

さあ、山小屋泊!でも、ちょっと待って

西穂山荘
出典:PIXTA
昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、登山においてもコロナ対策が推奨されています。三密をできるだけ避けることはもちろん、山小屋などではマスクやネックゲイターなどの装着必須とお願いしている場所も多くなっています。

山小屋に泊まる際も、感染対策用品の持参が推奨されています

出典:PIXTA
山小屋も様々なコロナ対策を行っており、特に宿泊する際の寝具に関しては、体に触れる部分のアイテムに関しては登山者自身での持参をお願いしているところも多くあります。

【北穂高小屋】
おすすめするもの
「ウェットティッシュ」「密閉できるビニール袋」「インナーシーツ」
※紙の枕カバーや襟布を用意しておりますが、より安心を求められる方はインナーシーツなどご持参下さい。
引用:北穂高小屋公式サイト-ニュース

【涸沢ヒュッテ】
紙の枕カバー、襟布をご用意いたしますが、より安心を求められる方はインナーシーツ等ご持参ください。
引用:涸沢ヒュッテ公式サイト-宿泊案内

【西穂山荘】
インナーシーツ・シュラフカバー・シュラフ等をお持ちの方は、なるべくご持参ください。
引用:西穂山荘公式サイト

つまりシュラフやインナーシーツなど、コロナウイルス対策品の持参は、必須と言ってもいい現状なのです。

シュラフ・インナーシーツ・シュラフカバーどれにする?

提供:①シュラフ/mont-bell、②シュラフカバー/mont-bell 、③インナーシーツ/mont-bell
寝るときの感染対策として一般的に考えられるものとして、シュラフ、インナーシーツ、シュラフカバー等がありますが、「対策」という観点だけで見るとどれを使っても問題ありません。
①シュラフいわゆる寝袋で、寝具。
夏用から厳冬期用まで様々なモデルがあります。
②シュラフカバーシュラフの防水性や保温性を向上させるもので、一般的にはシュラフの外側に重ねて使います。
裏地があるため、単体で使用できるモデルも。
防水性がある生地を使用しているため、生地は少し固く、通気性はあまりありません。
③インナーシーツシュラフの防水性や保温性を向上させるもので、一般的にはシュラフの中に重ねて使います。
薄く柔らかい布でできているため、軽量でコンパクト。
インナーシュラフ、トラベルシーツとも呼ばれます。
その中でも今回おすすめしたいアイテムが「インナーシーツ」です。

レクタングラーシーツ 山小屋で布団が借りられるのか、何も借りられないのか、また天気や気温によっても当然持参するアイテムは変わってきますが、寒くない時期の山小屋泊において携行性とコロナ対策として考えた場合、インナーシーツはおすすめのアイテムです。

※なお、山小屋によって求められる装備は様々です。例えば、以下の七丈小屋のように、シュラフカバー、インナーシュラフは不可の場合もありますので、事前に必ず確認お願いします!

【七丈小屋】
シュラフ(インナーシーツ、シュラフカバーは不可)をご持参ください。
引用:七丈小屋公式サイト-七丈小屋からの​お願い

夏の山小屋泊ならインナーシーツがおすすめ


【おすすめの理由1】 軽量かつコンパクト

軽量コンパクト画像
撮影:筆者
シュラフはかさばり重いのが難点。山に携帯するなら軽量かつコンパクトなものがいいですよね。
多くのインナーシーツは500ccペットボトルぐらいの大きさなのでコンパクトで携帯に便利です。

【おすすめの理由2】 洗濯も簡単!

洗濯
撮影:筆者
清潔を保つためには、手軽に洗えることが大切。シュラフやシュラフカバーは様々な加工がされており、洗濯する際少し大変。その点インナーシーツは、通常の衣類にように手軽に洗うことができます。(一部を除く)

【おすすめの理由3】 適度な保温性

暖かい
撮影:筆者
アイテムによって多少の差も有りますが、インナーシーツには保温性があるものも。夏でも高山の山小屋はかなり冷え込むので、1枚あればとても安心です。

【おすすめの理由4】 肌触りがいい

肌触り
撮影:筆者
インナーシーツ最大のメリットはこれでしょう。もともとシュラフの寝心地をアップするためのもののため、肌触りが良く汗をかいても肌離れがいい生地を使っています。

【おすすめの理由5】 用途が広い

暖かい
撮影:筆者
インナーシーツには登山以外にも多くの用途があります。
例えば、海外旅行のベッドはあまり清潔ではないことが多いので、インナーシーツで体を包むと安心。また適度な保温性があるので、夏の海のキャンプやフェスなどの寝具として十分な場合もあります。
もちろん本来の目的であるシュラフのインナーに使えば、使用可能温度帯がグンと広がりますよ。

インナーシーツは2種類のスタイル

マミー封筒
インナーシーツには、封筒型とマミー型の2種類があります。それぞれメリットデメリットがありますので、お好みで選びましょう。 封筒型はアイテムによっては頭までカバーしきれないので、よりコロナ対策したい人はその点もチェックしてみてくださいね。
①マミー型②封筒型
メリットサイズが小さくなるため、
封筒型より軽量コンパクトになる。
隙間が少ないため保温性に優れる。
足元が広く全体的にゆったりとしているため、
シュラフに慣れてない人には向いている。
デメリット足元が狭くなっているため、
慣れていないと窮屈に感じることもある。
サイズが大きくなるため、軽量コンパクト性はマミー型に劣る。
 

今回はこちらの8種類のアイテムについて、重量が軽い順に紹介します。
それぞれ魅力が異なるので、シーンに合わせて探してみてください!

インナーシーツ比較表
作成:筆者(画像をクリックすると大きな画像が見れます)

①180g|最高の肌触り!【mont-bell】シルクシーツ(マミー型)

今回紹介するインナーシーツの中では、最も軽量、しかも、最も高価です。高級な寝具のシーツによく使われるシルクを使用し、化学繊維にありがちな静電気や汗のべたつきが無く、シルク独特の滑らかな肌触りと吸湿性が特徴。シルクなのでメンテナンスにちょっと気を使いますが、とにかく寝心地重視、気持ちよく眠りたい方にはおすすめです。
提供:mont-bell

【素材】シルク
【重量】180g
【使用サイズ】長さ217×幅84cm
【収納サイズ】3×8×12cm
【メーカー希望小売価格(税抜)】14,800円

mont-bell シルクシーツ

②230g|ちょうどいい暖かさ【mont-bell】ウォームアップシーツ(マミー型)

夏の高山や春秋の中低山の山小屋では、意外と冷え込み「寒くて眠れなかったー」なんて人も結構います。山小屋の寝具だけでは、寒そうでちょっと不安という方には、こちらがおすすめ。暑すぎず、寒すぎず、そしてなんと言っても軽くてコンパクト収納!バックパックの片隅にちょうどいいシーツです。

提供:mont-bell

【素材】クリマプラス®メッシュ
【重量】230g
【使用サイズ】長さ184×幅77cm
【収納サイズ】∅9×15.5cm
【メーカー希望小売価格(税抜)】4,000円

mont-bell ウォームアップシーツ


③241g|コスパ最高!【mont-bell】キャンプシーツ(マミー型)

高価なシルクシーツの後は、最も低価格。コストパフォーマンスに優れたインナーシーツです。特筆すべき機能はありませんが、気を使わずに使いたい人や、山小屋の感染症対策でとりあえず用意したい方へ。前述のウォームアップシーツとほぼ同じサイズで保温性はあまりありませんが、衛生対策だけならこちらがおすすめ。

提供:mont-bell

【素材】75デニール・ポリエステル・タフタ
【重量】241g
【サイズ】長さ184×幅77cm
【収納サイズ】∅9×15.5cm
【メーカー希望小売価格(税抜)】1,900円

mont-bell キャンプシーツ

④248g|寒い時も暑い時も!【SEA TO SUMMIT】 クールマックスアダプター マミーウィズフード(マミー型)

様々な温度帯に対応するインナーシーツ。クールマックスにより、肌さ寒い時は適度に保温し、蒸し暑い時はウィックドライ機能で快適な睡眠を得られます。高機能な割にリーズナブルな価格で、限られた予算内でオールシーズン対応する1枚が欲しい人におすすめです。

ITEM
クールマックスアダプター(マミーウィズフード)(ST81407)

【素材】クールマックス
【重量】248g
【使用サイズ】長さ210x幅90cm
【収納サイズ】-
【メーカー希望小売価格(税抜)】5,500円

⑤265g|初心者向き【mont-bell】レクタングラーシーツ(封筒型)

別途紹介している「キャンプシーツ」の封筒型版。頭部分をカバーし、襟元部分を折り返せるので、布団に極力触らないようにすることができます。リーズナブルなうえ、封筒型でゆったりとしているので初心者におすすめ
提供:mont-bell

【素材】75デニール・ポリエステル・タフタ
【重量】265g
【使用サイズ】長さ220x幅80cm
【収納サイズ】∅10×18cm
【メーカー希望小売価格(税抜)】2,300円

mont-bell レクタングラーシーツ

⑥330g|虫対策なら【Foxfire】SCボックスシーツ(封筒型)

Foxfireと言えば防虫機能の「スコーロン」。このSCボックスシーツもスコーロンを使用しています。
山小屋は自然の中にあるがゆえに、それなりに虫がいることは当たり前。でも、やっぱり虫は嫌なものですね。ウイルス対策と共に虫対策もしたいならこれ。枕ポケットもあるので枕の衛生対策もできます。

ITEM
SCボックスシーツ
適応身長:190cmまで

ITEM
SCボックスシーツショートサイズ
適応身長:170cmまで

【素材】トランスウェット®スコーロン®(ポリエステル100%)
【重量】330g(ショートサイズ:300g)
【使用サイズ】長さ215cm×幅80cm(ショートサイズ:長さ195cm×幅80cm)
【収納サイズ】-
【メーカー希望小売価格(税抜)】10,500円(ショートサイズ:9,500円)

⑦340g|ノビノビ快適!【SEA TO SUMMIT】 エキスパンダーライナー マミーウィズフード(マミー型)

「マミー型がいいけど、窮屈なのがちょっと…」という方はコチラ。面積の2倍までストレッチするプレミアムストレッチニットを採用しているため、窮屈感を感じず快適に眠れます。また、抗菌加工によりバクテリアの繁殖を抑えるので、清潔さを保ち、嫌なニオイを防ぎます。

ITEM
エキスパンダーライナーマミーウィズフード ST81411001

【素材】ポリコットン、プレミアムストレッチニット
【重量】340g
【使用サイズ】長さ210x幅80cm
【収納サイズ】-
【メーカー希望小売価格(税抜)】3,850円

⑧425g|抗ウイルス加工!【finetrack】ポリゴンインナーケット(封筒型)

ポリゴンインナーケット
提供:finetrack
こちらはインナーシーツというよりは薄いシュラフのカテゴリーとなりますが、もちろんインナーシーツとしても利用可能。
肌に触れる裏地は、抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「CLEANSE®(クラボウ)」を使用。しかも、50回洗濯後もその性能が落ちないため、手軽に洗濯できます。一歩進んだウイルス対策をしたいのならおすすめ
もちろん、軽量コンパクトで、適度な保温力を持っています。(※抗ウイルス加工は、ウイルスの働きを抑制するものではありません。)

【素材】表:ナイロン100% 裏:ポリエステル100%(CLEANSE®加工) 中間層:ポリエステル100%(ファインポリゴン®)
【重量】425g
【使用サイズ】 長さ170cm×幅85cm
【収納サイズ】Φ12×24cm
【メーカー希望小売価格(税抜)】10,800円

 

今回紹介したインナーシーツの比較表です。

インナーシーツ比較表

作成:筆者(画像をクリックすると大きな画像が見れます)

インナーシーツで積極的に衛生対策を

山小屋
出典:PIXTA
もともと、シュラフ・インナーシーツ・シュラフカバーはアウトドアで寝るためのアイテム。しかし新型コロナウイルス感染拡大以降、今や山小屋に持参する必須アイテムになりました。コロナ対策としては他にも色々なアイテムがありますが、携行性や使い勝手の観点から、今回はあえてインナーシーツをおすすめしました。
私たち登山者も積極的に衛生対策し、山小屋で感染者やクラスターが発生なんて絶対に無いようにしたいですね。

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黒田猫太郎
黒田猫太郎

IT関連の超インドア人間が、パートナーの影響で山人間に。今では、パートナーよりも山にはまってしまいました。九州を中心に山歴20年。なのに、一向に上級者になる気配が無い、猫好き酒好きのヘタレ山ヤです。パートナー&猫2匹と同居中。

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