あると便利なもの
テントマット【住】
テントが家なら、テントマットは畳のようなもの。地味な存在ですが、快適性に大きく関わるアイテムです。一番の目的は、地面の温度を遮断して冷えや湿気を防ぐこと。保温断熱性のある、薄手の銀マットなどのアルミ製シートなら、特別なものでなくても充分に目的は果たせます。
浸水時に対応するための防水性などもあればベター。テント内全体に敷き詰められるサイズを用意しましょう。
シュラフカバー【住】
防水加工がされていないシュラフが濡れて保温性が落ちるのを防ぐために使う、シュラフの雨具のような存在。1枚重ねることで保温力アップもできるので、寒さが心配な時には一石二鳥です。寝ている間に体から出る水分を吐き出すために、必ず防水透湿素材のものを選びましょう。
シーツ【住】
シュラフの中に入れて使うインナーシーツ。汗などによるシュラフの汚れを防ぐほか、暑いときはさらりとした肌触りのもの、寒いときにはフリースなどの保温性があるものなどを選んで、快適性をアップさせることもできます。
ピロー【住】
安眠のためには欠かせない枕。膨らませて使うエア式のものが軽くて便利です。衣類などを重ねて代用することもできますが、滑り止めがついた枕用のスタッフバッグを使うと、滑ったり崩れたりせず快適。
ランタン【住】
テント内や食事の際の照明に、軽量なランタンがあると便利。全方向に優しい光を放つので、長いテント場の夜をリラックスして過ごせます。
ソーラー充電タイプなら軽くてコンパクト。ヘッドライトにコンビニ袋をかぶせると、光が拡散してランタン代わりになりますが、バッテリー切れでいざというときにヘッドライトが使えないということがないように!
ゴミ袋【食】
テント場で出たゴミは、すべて持ち帰るのがルール。水分を含んだゴミは意外と多いので、ファスナー付きのビニール袋など、しっかりと閉じられるタイプの袋があると便利。
ゴミを減らすために、食材や調味料などのパッケージを、できるだけ外し、1回の食事ごと、メニューごとにまとめて袋に入れておけば、細かなプラゴミを減らすことができます。
水筒・ウォーターバッグ【食】
テント場についたら、まずはその次の日の朝食までに使う水を調達しましょう。行動中の水分補給のためのものでもいいですが、別の容器を用意しておくと、調理の際にも扱いやすく、水汲みの回数も減らせます。
ほとんどのテント場で、水を汲んだり購入したりできますが、念のため事前にチェックしておきましょう。次の日の行程の途中に水場がなければ、出発前に充分な水を確保するのを忘れずに。
テーブル【食】
食事や飲み物を置くところがあると、山の食事も少しランクアップ。登山用に作られたものなら、軽量でコンパクトに持ち運びできます。
サンダル【衣】
テント泊ならではのおすすめアイテムがサンダル。テント場に着いたらまずは靴を脱いで、疲れた足を登山靴から解放したくなりますよね。簡単に脱ぎ履きできるものがあれば、水汲みやトイレに行くときなどに、いちいち登山靴を履きなおす手間がありません。
登山口までの移動用シューズと兼用してもいいでしょう。多少荷物にはなりますが、持って行くだけの価値はあり!
下山後の着替えとお風呂セット【衣】
行動中は同じウェアで過ごしても、下山後の温泉でさっぱりした後は、やはり着替えて帰路につきたいもの。車での移動なら車中に置いておけますが、公共交通機関を利用する場合は、山の中でも持ち歩かなければなりません。できるだけ軽くてかさばらないものを選びましょう。
その他
水の節約や環境への配慮のため、山では洗顔フォームや歯磨き粉を使わないのがマナー。「1日の汚れを落としたい!」そんなときは、水のいらない使いきりのスキンケアセットや、ゆすぐ必要のない歯磨きジェルが重宝します。
また、普段から物音が気になると眠れないという人は、耳栓を用意しておくと良いでしょう。