テント泊で使う「テントマット」ってどんなもの?

これらの名称を聞いて、どんなものをイメージしますか?
実は何を指すのか明確でなく、よくわからないのが「テントマット」。今回は知ってるようで知らない「テントマット」についての役割と、手持ちのテント別&タイプ別のおすすめマットを紹介いたします。
テント泊で使うマットは2種類

シュラフの下に敷く「シュラフマット」
テント内に敷き詰める「テントマット」
下の写真の茶色いものが「シュラフマット(ウレタンタイプ)」、銀色のものが「テントマット(銀マット)」になります。

混同しやすい!「テントマット」と「シュラフマット」の違い

テントを「部屋」と考えたときに、以下のように捉えると役割がわかりやすくなります。
テントマット=カーペット
シュラフマット=敷布団
カーペットである「テントマット」はテントの床面積に合わせたサイズ。オートキャンプなどでは居住性重視の大きなエアマットなどもありますが、重量やサイズのことも考慮し、登山では薄手のものを使うことになります。
敷布団である「シュラフマット」は寝る人の身長に合わせたサイズ。ウレタンマットやインフレーターマット、エアマットの種類があります。
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テントマットの素材とタイプ

銀マットタイプ
こちらはホームセンターや100均などでも販売されている、その名の通り「銀色のマット」です。片面にアルミフィルムが吸着されているポリエチレンフォームのマットです。クッション性がある、厚さを選べる、好きなサイズにカットできる、比較的安価という特徴があります。
オールブランケットタイプ
プラスチックフィルム、アルミニウム、ポリエチレン繊維、プラスチックフィルムの4層からなる薄手のマットです。一見レジャーシートみたいですが、NASAが開発した多目的シートで保温性と耐久性があります。最大の特徴は汎用性の高さ。ハトメがあるのでタープ使用、グランドシートやエマージェンシーシートの代用としても使うことができます。
「テントマット」って本当に必要?


人気テント&タイプ別おすすめマット

銀マットを選ぶ際には、1~3mm程度のものがおすすめです。厚いほど保温性は高まりますが重量と容量が増えるので、ザックに収まらない可能性があります。また100均などでも購入できますが、耐久性も考慮しましょう。
モンベル
厚さは3mmですが、ポリエチレンフォームが高密度なので冷えを遮断する効果が高いです。しっかりとした素材なのでへたりにくいというのも長い目で見ると経済的。サイズも1~4まであるので、ステラリッジなどテントのサイズと合わせて選べます。
モンベル|テントマット ドーム1用
アライテント
アルミニウムフィルムにポリエチレン発泡体を接着した、厚さ2mmの薄手マット。Lはエアライズ1に使えるサイズです。アライテントでは10mm厚のロールマットや、1m単位での切り売りテントマットなども販売しています。 アライテント ATマット L
サイズ:200×100cm
厚さ:2mm
重さ:200g
素材:アルミニウムフィルム、ポリエチレン発泡体
厚さ:2mm
重さ:200g
素材:アルミニウムフィルム、ポリエチレン発泡体
オールウェザーブランケット(グラバー)
NASA開発の多目的マットはカラーバリエーションも豊富。登山以外ではレジャーマットとして使用できるので一家に1枚あっても活躍の機会があります。サイズは約152×213cmと1人用テントでそのまま使うには大きいので、折って使います。 グラバー オールウエザーブランケット
サイズ::約152×213cm
厚さ:約2mm
重量:約325g
素材:プラスティックフィルム・アルミニウム・ポリエチレン繊維・プラスティックフィルムの4構造
厚さ:約2mm
重量:約325g
素材:プラスティックフィルム・アルミニウム・ポリエチレン繊維・プラスティックフィルムの4構造
テントの居住性を高めるならば、持っていたい1枚

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