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サーモボトル

【どれが最強?】アウトドアで使いたい人気6ブランドのサーモボトル保温力比較ランキング!

保冷・保温効果のある水筒をサーモボトルと呼びます。暑い季節には冷たい飲み物、寒い季節にはあたたかい飲み物を頂け、街でも山でも活躍してくれるアイテムです。今回はこれから深まる寒さの中で、どれだけあたたかさを持続してくれるかのテストをしてみました。いずれもアウトドア用として評判の6ブランドのサーモボトル。果たして結果は!?

撮影:PONCHO

寒い時期の登山は、断然ペットボトルよりサーモボトル!

水筒

撮影:YAMA HACK編集部

寒い時期の登山には、サーモボトル がマストアイテム! 保冷・保温効果のないステンレス製ボトルに比べれば重くなりますが、暑い季節に冷たく、寒い季節にあたたかい飲み物をすぐに飲め、疲労した体を癒せることを思えば、少しくらい重くなっても山で装備しない手はありません。

登山 ペットボトル

出典:PIXTA

ペットボトル飲料を持っていく人も少なくありませんが、それだと外気温にさらされてすぐに温くなってしまうことは明白。冬は場合によっては凍ってしまうことも考えられます。

しかし、サーモボトルがおすすめな理由はそれだけではありません。

海洋プラスチック汚染防止の動きで再注目されるマイボトル

海に漂着したゴミ

出典:PIXTA

廃棄されたペットボトルなどのプラスチック製品が海に流出し、紫外線や波によって砕かれ、極小のマイクロプラスチックとなって海を汚染する海洋プラスチック汚染が欧米を中心に話題になっています。コーヒーチェーン店をはじめ、プラスチック製品の使用を規制する動きが出てきている中、再び注目を集めているのが『マイボトル』なのです。

私たちも地球環境のことを考えて、便利で軽いペットボトルの使用をやめて、繰り返し使えて製造過程においても人体にも害のない金属製ボトル=マイボトルを使用しましょう!

どのサーモボトルが一番あったかい?人気6ブランド徹底比較!

サーモボトル 比較

撮影:PONCHO

では、肝心なのはその保温力。今回は人気の6ブランドのサーモボトルを比較してみます。

今回テストしたサーモボトルは、重量と容量のバランスのよい500ml前後のモデル。各ブランド内でももっとも保冷・保温効果があり、アウトドアでの使用を目的にしたモデルがラインナップされていれば、それを選びました。

温度4℃の冷蔵庫内に6時間、80℃のお湯は何℃になるか?

温度計

撮影:PONCHO

それらサーモボトルに、なんとか飲める温度80℃の湯を400ml入れて、温度4℃の冷蔵庫内に6時間置き、温度の変化を確かめました。氷点下となる冷凍庫も考えましたが、そこまでの気温状況の山に行く機会は年間でもそう多くはないだろうと、より現実的なテストを試みました。

さっそく、気になるその保温力とサーモボトルをランキング形式で紹介していきます!

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6位|ハイドロフラスク 16ozワイドマウス

ハイドロフラスク 16ozワイドマウス

撮影:PONCHO

2009年米オレゴン州で創業。ラインナップするボトルすべてが二重真空断熱壁を採用したサーモボトルで、コーヒーやビール等のアルコール用ボトルを用意。すぐれたデザイン性、カラフルさも評判を呼び、今アメリカでもっとも人気のサーモボトルです。紹介しているボトルは重さ297g、容量473mlです。

ハイドロフラスク 取っ手

撮影:PONCHO

ハイドロフラスク の人気の理由のひとつが、このハンドル。金属製ボトルではありそうで、なかったもの。カラビナ等と連結してバックパックから脱落を防げ、取り出しもラク。キャップは内部がハニカム構造の断熱仕様です。

ハイドロフラスク ワイドな口

撮影:PONCHO

ワイドと名付けられている通り、58mmと大きな飲み口の口径となっています。内部の洗浄がしやすく、夏は氷を入れることも可能です。

テスト結果は・・・
44度

撮影:PONCHO

80℃のお湯は、44℃に。飲むと、かなりヌルい湯でした。

山仕様でもなく、あたたかさが逃げがちな大口径の飲み口が災いしたのかもしれません。しかし山だけでなく、街の風景にも似合うボトル希望ならコレです!

ハイドロフラスク 16ozワイドマウス

素材:ステンレス
容量:473ml
重量:297g

5位|スタンレー 真空スイッチバック 0.47L

スタンレー 真空スイッチバック

撮影:PONCHO

武骨なデザインとクラシックな雰囲気のアイテムで人気のスタンレー 。その歴史も長くスチール製のサーモボトルを作り出して約100年にもなるそう。

このボトルは、マウンテンシリーズのひとつで、片手で飲めるマグ構造になっていて、男性だけでなく女性でも手軽に扱える仕様です。重量は336g、容量は470mlです。

スタンレー 真空スイッチバック 飲み口

撮影:PONCHO

飲み口にはカバーが備わり、汚れを防ぎます。またボタンを押している間だけ飲み口が開き、片手で飲めます。ハンドルは固定式ですが取り出しや持ち運びに便利な上、飲む際に指を掛けると安定感が生まれます。

スタンレー 真空スイッチバック 口径

撮影:PONCHO

飲み口の蓋は1回転少し回すと外せ、ステンレス製のボトル内部にアクセス可能。口径は約6cmもあるので、洗浄はもちろん、夏に氷を投入するのにも便利です。

さてテスト結果は・・・
46度

撮影:PONCHO

80℃のお湯は46℃になっていました。

やはり大口径で、蓋がポリプロピレン製という組み合わせは、熱が逃げやすいのかもしれません。ただワンプッシュで片手で飲めるマグ仕様の手軽さは、山で歩きながら飲む時には便利です!

スタンレー 真空スイッチバック 0.47L

素材ステンレス
容量470ml
重量336g

4位|シグ ホット&コールド ワン 0.5L

シグ ホット&コールド ワン 0.5L

撮影:PONCHO

アルミ製のエコボトルで一世を風靡したスイス・ブランド。ボトル本体にさまざまなデザインを施し、コレクターも生まれた程。

このサーモボトルは保温効力を高めたステンレス製真空2重構造。真空面の内側に銅をコーティングして熱反射も高めるなど、さまざまな工夫を凝らしています。重量は325g、容量は500mlです。

シグ ホット&コールド ワン 飲み口

撮影:PONCHO

飲み口はロック用のツメを上げて、ボタンを押すとキャップが跳ね上がる仕様。飲み口の位置は任意の方向にズラせるので、キャップが飲む際に鼻に当たって邪魔・・・ということもありません。

シグ ホット&コールド ワン 口径

撮影:PONCHO

キャップ部を1と1/4回転程回すと、ボトル本体にアクセス可能。本体自体が直径6.9cmと細身なので口径も小さめ。でもその分、熱も逃げにくく保温性を高めてくれそうです。

さてテストの結果はどうでしょう?
51度

撮影:PONCHO

80℃のお湯は、ちょっとヌルめの51℃に。

もう少し頑張ってほしかったけれども、細身のボトルはシンプルでバックパックのサイドポケットにも収納しやすいです。またマットな質感の本体表面は手によく馴染み、気温の低い山で仮に素手で持ったとしも冷たさが軽減されそうです。

シグ ホット&コールド ワン 0.5L

素材ステンレス
容量500ml
重量325g

3位|クリーンカンティーン インスレート TKPro 16oz

クリーンカンティーン インスレート TKPro 16oz

撮影:PONCHO

ボトルをつくるだけでなく、社会をよりよい方向に変えることを標榜している同社。シンプルなデザインのボトルは環境にも人体にもやさしい素材だけを使用。

特に紹介するTKPro は、プラスチックを一切使わず、同社既存のサーモボトルよりも保冷・保温の能力をアップしています。重量は少し重めの520g、容量は500mlです。

クリーンカンティーン インスレート TKPro 16oz 注ぎ口

撮影:PONCHO

最新技術のねじ切りを採用した注ぎ口は、360度どこからでも注げる仕様です。また二重構造でサーモカップとしても使える蓋、そして注ぎ口のキャップには、熱を逃げにくくする効果もあります。

クリーンカンティーン インスレート TKPro 16oz 口径

撮影:PONCHO

注ぎ口となる内蓋の切込の独特な構造は、保温・保冷効果を高めるのにも有効。本体には高品質な18/8ステンレス素材を使用し、飲み物の香りや味を残さないよう電解研磨されています。

テスト結果に期待が持てますが
56度

撮影:PONCHO

80℃のお湯は、飲み頃をちょっと過ぎた56℃。

プラスチックフリーのためやや重さが気になりますが、エコ意識の高いハイカーは積極的にチョイスしたいサーモボトルだと思えます!

クリーンカンティーン インスレート TKProは限定販売です。手に入れたい方はコチラ

2位|モンベル アルパイン サーモボトル 0.5L

モンベル アルパイン サーモボトル

撮影:PONCHO

アウトドア総合ブランドの同社。サーモボトルの機能の高さもかなりの評判で、一度使ってみたいと思っていたのがこのボトル。

本体外側には強度に優れたSUS304ステンレス鋼、内側には抜群の耐蝕性を誇るSUS316ステンレス鋼を使用。登山用につくられただけあって、重量は265gと軽量、容量は500mlです。

モンベル アルパイン サーモボトル 注ぎ口

撮影:PONCHO

内蓋はカタログだと半回転、実際には1/4回転でオープンするのでストレスなく飲み物を注げます。表蓋のカップはシリコーン製の滑り止めが施されているので、手で持っても誤って落下させることがなそうでよい感じです。

モンベル アルパイン サーモボトル 口径

撮影:PONCHO

外側と内側に使用しているステンレス材の厚さを極限薄くして、山で積極的に活用したくなる軽さを実現したそうです。また二重構造の内側には熱反射材を採用したことで、より高い保温・保冷機能を発揮しています。

さてテストの結果は!
60度

撮影:PONCHO

80℃のお湯は、6時間経っても60℃。わずかに湯気も確認!

登山用のサーモボトルと称しているだけに、その性能は流石です。注ぎ口の内蓋の内部にも断熱材を施し、保温・保冷機能にこだわった結果がよく出ています。しかもモンベル らしい価格で、ハイカーにうれしいボトルです。

モンベル アルパインサーモボトル

1位|サーモス ステンレスボトル/FFX-500(旧モデル)

サーモス ステンレスボトル

撮影:PONCHO

アウトドアボトルの定番サーモス。中でもこのサーモボトルは、山専用として設計されたもの。

保温力を優先して口径は3.6cm、滑りにくさを装備したカップ、本体上部のリング、底部のカバー。それでいて280gと軽量、容量は500ml。かなりアウトドアな雰囲気のするデザインは、「山専用」の証といえるでしょう。

サーモス ステンレスボトル 注ぎ口

撮影:PONCHO

注ぎ口の内蓋は二重構造になっていて、本体側と注ぎ口側を分割して取り外せます。まわしやすさと注ぎやすさに加え、糖分の多いスポーツドリンクを入れた際の洗浄のしやすさを考慮したものだそうです。

サーモス ステンレスボトル 口径

撮影:PONCHO

本体の口の径は敢えてやや細めにすることで、熱を逃がさないようにしています。本体上部の黄色のリングはシリコーン製で、指の掛かりがよく、落下を防いでくれます。

さてさてテストの結果は
62度

撮影:PONCHO

80℃のお湯は62℃で、内蓋を外した際にははっきり湯気が見えました! 堂々の1位です。

魔法びんのパイオニアであるサーモス だけに、この結果は納得です。機能は間違いないのですが、デザインがちょっと山感が強過ぎにも思えます。

サーモス ステンレスボトル/FFX-501(現行モデル)

素材ステンレス、他
容量500ml
重量280g(カバーなし260g)

保温力の高さは、ボトルタイプが上!

サーモボトル 一覧

撮影:PONCHO

今回のテストでは、上位と下位で18℃もの温度差が出ました。が、よくよく見てみると、カップを装備したボトルタイプが上位で、手軽に飲めるマグカップタイプが下位に分かれたことがわかります。本文中でも書きましたが、恐らくボトル本体の保温性能はそれほど大きな違いはなく、むしろ蓋部分の断熱性、口径が大きい程熱が逃げやすくなることが、想像できます。

つまり保温力が高いとカップに湯を注ぐのが面倒・・・、飲みやすい仕様だとヌルくなるのが早い・・・。

どちらを重要視するかで、選ぶボトルは決まってきそうです。ちなみに、私ならシグ です。飲みやすさと見た目のシンプルさが気に入りました。

皆さんはどのサーモボトルにしますか?

 

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