軽くて高性能!モンベル「アルパイン サーモボトル」で”あったか&冷たい”を持ち歩こう

2020/07/07 更新

シンプルな見た目ながら保冷・保温性は抜群!過酷な環境下でも”冷たさ&温かさ”をキープしてくれるモンベル「アルパイン サーモボトル」。山でも日常でも使いやすい軽量コンパクトさで、快適な温度を保つ構造の秘密を調べてみました。


アイキャッチ画像撮影:筆者

温かさも冷たさもキープしてくれる「アルパインサーモボトル」

アルパインサーモボトル
提供:mont-bell、編集:筆者
炎天下の縦走や、氷点下の雪山だったり。季節や環境によってさまざまな過酷な状況が考えられるのが登山。
行動中に欠かせない水分を適温で持ち歩くことができれば、体の疲れも手軽に癒やせます。

モンベル「アルパイン サーモボトル」は“熱いものを熱いまま・冷たいものを冷たいまま”持ち歩ける、登山用に開発されたサーモボトル。

抜群の保冷・保温力をもちながら、軽量でスリムなシルエットは山だけでなく日常使いもしやすいデザインに。0.35L、0.5L、0.75L、0.9Lと4種類の容量から、好みやスタイルに合わせて選べます。

マイボトルでペットボトルゴミの削減にも◎

ペットボトルゴミ
出典:PIXTA
美しい山に散乱するゴミ。こんな悲しい光景、目にしたことありませんか?
不注意で落ちてしまったのか、それともわざと捨てられたものなのか…ペットボトルのゴミを見かける機会も多いです。

手軽に入手できて軽量なペットボトル飲料はとても便利ですが、できれば”マイボトル”を使うことでゴミの削減につなげていきたいものです。

アルパインサーモボトルは登山用モデルながら、ゴツすぎずシンプルな見た目と軽量さ。日常使いのマイボトルとしてもおすすめです!

なぜ保温力&保冷力にすぐれているの?

熱の移動をブロックし、逃がさない構造

ボトル断面図
提供:mont-bell、編集:筆者 ※厚みはすべて0.5Lの数値
ボトル内の液体温度が冷めるのは、内部の熱がボトルの外へと移動するから。
熱の移動をブロックする、断熱効果の高い真空二重構造と、内部の熱を逃がしにくくする反射加工により抜群の保温・保冷性能が生み出されています。
内栓の内部には断熱材を封入することで、口からの放熱を防止。

また、ボトル本体の外側には高い強度のSUS304ステンレス鋼、内側には腐食に強いSUS316ステンレス鋼を使い分けることで、重くならずにすぐれた耐久性を持たせています。

軽量コンパクトさと保温・保冷性を両立

ステンレス層説明
提供:mont-bell ※厚みはすべて0.5Lの数値
保温・保冷性能の高さだけを求めると、ボトルの素材は分厚くなり、重くなってしまいます。しかし登山で使うボトルは、少しでも軽くコンパクトにしたい!

どちらも両立するために、ステンレス鋼材と真空層の厚みを極限まで薄く設計。軽くてスリム、そしてすぐれた保温・保冷性をもつアルパインサーモボトルが実現しました。

どれだけの保温・保冷効果があるの?

実際に、室温20度(±2度)において、製品に規定量の95度の熱湯(4度の冷水)を満たし、所定時間放置した場合の温度変化を計測してみました。山で使う場合、標高や天気等によって状況は変わることはありますが、目安にしてみてください。

保温保冷データ
作成:筆者
保温・保冷効果の試験データを見てみると、6時間後でもしっかりと熱々&冷たさをキープ!
特に保温効果では、そのままでは飲むのに苦労するほどの”80℃以上”という結果が(※)。
調理もOKな温度を保てるので、ガスバーナーを持たずに登山へ行く際にもあったかメニューが楽しめそうです。

尚、保温・保冷のどちらも容量が多いモデルほど効果が高くなっています。求める温度と必要量によって、容量違いのモデルを使い分けるのもおすすめです。
※0.75L、0.95Lの場合

極寒の環境でも保温効果を発揮!

雪山サーモボトル アルパインサーモボトルデータ
提供:mont-bell
外気温がマイナス20℃といった極寒の環境下でも力を発揮するのがアルパインサーモボトル!過酷な雪山でも温かさをしっかりと保ってくれます。
⇨次ページ アルパインサーモボトルの「山での使いやすいポイント」について紹介

山岳での”使いやすさ”が各所に!

登山用に開発されたアルパインサーモボトルには、山で”使いやすい”ポイントがたくさん!

ボトル分解図
撮影:筆者
アルパインサーモボトルを分解すると6つのパーツに分かれます。パーツが小さすぎないので紛失や洗い残しの心配がないのもうれしいポイント!
メンテナンスしやすいため、長く使い続けられそうです。各パーツについて詳しく見ていきましょう。

“開閉しやすい”六角形の内栓

アルパインサーモボトルグリップ
撮影:筆者
グローブをつけたままでも開けやすいよう、内栓は溝が入ったデザイン。半分ほど回転させるだけで簡単に注げます。

内栓説明
提供:mont-bell
お湯を入れると、内部の空気が膨張し栓が固く開けにくくなりがち。そんな時も六角形の内栓は力を入れやすく楽に開けられます。

上下のすべり止めで”置きやすい”&”握りやすい”

アルパインサーモボトル 不安定な場所
撮影:筆者
岩場や木のベンチ、雪の上など不安定な場所で使うことが考えられるアルパインサーモボトル。カバー見せ
撮影:筆者
コップと底についたシリコーンゴムの滑り止めで岩などにも安定して置くことができ、ぶつけたり落としたりした際にも安心。
グリップ力も高めてくれるので、グローブをしたままでも開閉しやすくなっています。

カバーなし
撮影:筆者(コップ、底のカバーを取り外した状態)
装備を軽くしたい場合は、両方のシリコーンゴムを外すことで約30g軽量化が可能。※
※コップ滑り止め:14g、底滑り止め:17g(0.75Lボトルで計量)

広めの口で”洗いやすい”&”氷も入れやすい”

アルパインサーモボトル口径
撮影:筆者(0.75Lボトルで計測)
広めの口径は洗いやすく、飲み物も入れやすくなっています。

氷入れ見せ
撮影:筆者
一般的な製氷機の氷もスムーズに入れられるサイズの口径。

“水切りしやすい”コップ

コップ見せ
撮影:筆者
コップは中の溝に切れ目があるため水切れがよく、飲み終わった後も水気がたまりにくいデザイン。サッとしまえて便利です。

ザックのポケットにも”入れやすい”、すっきりシェイプ

アルパインサーモボトルザック収納
撮影:筆者(0.75Lのボトル)
凸凹のない筒状シルエットで、ザックのポケットにも入れやすいデザイン。ポケットへの引っかかりが気になるようであれば、底のカバーを外して対応が可能です。
⇨次ページ アルパインサーモボトルと、他の真空断熱ボトルの違いって?

他の真空断熱ボトルと比べてみました

ボトル比較
提供:mont-bell(中央)、出典:Amazon(左:サーモス、右:TIGER
“登山用、山専用”とまでは言わなくても、「真空断熱構造」のステンレスボトルは他にもたくさん販売されています。それらのボトル、山では使えないものなのでしょうか?

アルパインサーモボトルと似た下記の特徴をもつ、他ブランドのステンレスボトル2本と比較してみました。
■比較ボトル
・<サーモス>ステンレスボトル/FFM-501
・<TIGER>ステンレスボトル サハラスリム MSE-A050
■特徴
・真空断熱構造
・フタがコップになるタイプ
・保温、保冷にすぐれる
・軽量コンパクト

スペックで比較してみると

サーモボトル比較
提供:mont-bell(左)、出典:Amazon(中央:サーモス、右:TIGER
※保温効力(保冷効力)とは、室温20℃(モンベル、タイガーは±2℃)において製品に規定量の95℃の熱湯(4℃の冷水)を満たし、所定時間放置した場合の温度です。
それぞれのボトルのスペックを比べてみると、サイズは<TIGER>が一番スリム、<サーモス>が一番小さくなっていますが、どのボトルもそれほど変わらないコンパクトさ。

重さについてもどれも軽量ですが、中でも<モンベル>は一番軽い上にシリコーンゴムを外せば更に軽量化が可能。
保温効力については、やはり<モンベル>強し!温かさも冷たさもキープしてくれる頼れる一本です。

内栓は2タイプ

中栓比較
提供:mont-bell(左)、出典:Amazon(中央:サーモス、右:TIGER
<モンベル>は開閉が簡単なスクリュー式を採用。内側の断熱材が口部分からの熱の放出も抑制してくれます。ハードなシーンで使うことを考えると、シンプルで壊れにくい構造が安心
プッシュ式採用の<サーモス>、<TIGER>は回さずに注げるのがいいところ。ただし細かいパーツが多いので、洗う際には少々面倒かもしれません。

持ちやすさやの違いは?

ボトル比較カバー
<モンベル>は上下についたシリコーンゴムが滑り止めとなり持ちやすく、不安定な場所にも置きやすくなっています。衝撃もカバーされて安心。

<サーモス>は特に溝やカバーがないシンプルな見た目。<TIGER>はコップ部分に溝があるので、滑らずに持てそう。どちらも底カバーなどは付いていないので、落とした時には少し心配です。

▼こちらも人気の「山専ボトル」との比較記事はこちら

山にはやっぱり登山用ボトルがおすすめ!

野外使用シーン
撮影:筆者
比較した2本のボトルはどちらも軽量コンパクトで、保温・保冷効力もなかなかの性能。日常生活で使うことを考えれば十分使い勝手のよいボトルです。

もちろん山に持っていくこともできますが、ハードなシーンが想定される登山では耐衝撃性や持ちやすさなど心配な面も。
小さな物の落下でも大きな事故につながる山では、少しでも不安は取り除いておきたいもの。

すぐれた操作性、保温・保冷性能、耐衝撃性…アルパインサーモボトルがもつ安心感は登山用に作られたボトルだからこそ。この”安心”が、他のボトルとの一番の違いかもしれません。

アルパイン サーモボトル商品情報

シーンや目的によって4種類の容量から選べるアルパイン サーモボトル。お湯を持っていく例で考えてみます。

温かいお湯があれば調理もカンタン!

湯量
出典:イラストAC、編集:筆者(湯量はおおよその量)
カップラーメンを作るのには約300~450ml、スープ類やドリップコーヒーは150~200ml程度の熱湯が必要です。
保温力の高いアルパインサーモボトルで温かいお湯を持参できれば、バーナー無しでもすぐに調理が可能。

0.5Lボトルならカップラーメン+コーヒー0.9Lボトルなら2人分の大きめカップラーメンや、大人数でコーヒーを楽しむ・・・など食べたいものや同行人数によっていろいろな使い方ができます。

アルパイン サーモボトル(0.35L / 0.5L / 0.75L / 0.9L)

アルパインサーモボトルスペック
提供:mont-bell、編集:筆者
<モンベル>アルパイン サーモボトル 0.35L
<モンベル>アルパイン サーモボトル 0.5L
<モンベル>アルパイン サーモボトル 0.75L
<モンベル>アルパイン サーモボトル 0.9L

内栓用パッキン

内栓パッキン
提供:mont-bell
内栓用のパッキンは別売りされているので、もし紛失や破損した際も安心です。
<モンベル>アルパイン サーモボトル用パッキン

アルパインサーモボトルで、快適な水分補給を!

アルパインサーモボトルザック上
撮影:筆者
アウトドアアクティビティでは普段よりも気をつけておきたい水分不足。暑い季節も、寒い季節も活躍するアルパインサーモボトルがあれば、サッと快適に水分を補給できます。是非、登山用具に取り入れてほしい一本です!

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SISUKO
SISUKO

運動は苦手だけど山は好き。キノコを探しながら歩けば疲れ知らず! アウトドアグッズを見るだけでワクワクしちゃう人間です。

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