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ダイソー新作「COBストラップライト」は登山でも使える?実用性を徹底検証!

登山ギア好きのあいだで話題になっていたダイソーの「COBライト」。実は、新モデル「COBストラップライト」が登場していたのをご存じでしょうか?

COBライトは手のひらサイズながら、広い照射範囲が魅力。しかもお手頃価格で、いざというときのサブライトとして持っていると安心なアイテムです。

今回はその新モデルが従来モデルと比べてどれだけ進化したのか、登山でも日常でも「実際に使える」のかをレビューします!

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目次

明るさ&携行性がアップ!ダイソー「COBストラップライト」

ダイソーの「COBスットラップライト」
撮影:まつだしなこ(COBストラップライト 330円)

軽くてコンパクト、しかも330円という脅威の低価格で話題になったダイソーの充電式「COBライト」。

新作「COBストラップライト」をさっそく手に取ってチェックしてみたら、既存モデルで少し残念だったポイントが進化していました。

COBストラップライト 進化ポイント

☑️ 明るさがアップしている!
☑️ 携行性が改善されている!

「これは登山でも使えるかも!?」と期待しながら、実際に使い勝手をチェックしていきます!

ちなみに……既存モデルは登山では”お守り的存在”

従来モデルは登山用としては少し物足りない仕様だった。
撮影:まつだしなこ 既存モデル「COBライト」はスタンド&マグネット式で設置

既存モデルは照射距離が短く、あくまで手元作業用でした。設置もスタンド式やマグネット方式が中心で、固定して使う前提のデザイン。カラビナ付きではあるものの、フックの幅が狭くやや使いにくさも感じます。

さらに照射時間が短く、登山では”いざという時のために持っておく”という印象でした。

新モデル「COBストラップライト」はどれほど進化したのか?注目ポイント

左が新モデル「COBストラップライト」、左が既存モデル「COBライト」
撮影:まつだしなこ 左が新モデル「COBストラップライト」、右が既存モデル「COBライト」

今回登場した新モデルは、明るさが最大300ルーメンと、従来モデルより50ルーメンアップしました。 しかも取り付け方法も、カラビナやスタンド式からストラップ&クリップ方式に変更されています。

近距離の照射は申し分なし!

地図や本を手元で読む分には申し分なし。
撮影:まつだしなこ

実際にブースターモードで点灯してみました。

まずは手元の明るさを確認。手元はしっかり明るく、地図や本は細かい字まではっきり見えます。

足元であれば明るく見える
撮影:まつだしなこ

では暗闇での行動中の使用はどうでしょうか。キャップのつばにつけて、暗闇で実際に強モードで照射してみました。足元は写真のように明るく見えます!ただし、少し先に障害物があるかどうかまでは明瞭に見えません。

登山で使用するヘッドライトは最低でも30mの照射距離が必要と言われています。

参考:モンベル「アウトドアの必需品 ヘッドランプの選び方

明るさは50ルーメンアップしましたが、手元を照らすには十分でも夜間行動にはまだまだ心もとない印象です。

250ルーメンと300ルーメンのライトの明るさの比較

撮影:まつだしなこ 左がCOBストラップライト(300ルーメン)、右はCOBライト(250ルーメン)。いずれもフル充電かつ最大ルーメン数のブースターモードで点灯

なお、照射方法や照射範囲が同じ仕様のライト、かつ新品でフル充電時の場合、50ルーメン程度の差では、人間の目で明るさの違いを認識するのは難しそうです。

携行性は文句なしの進化!ストラップ&クリップ式が便利

ストラップ・クリップ式になったことtで、取り付けができる場所が増えた。
撮影:まつだしなこ

今回のアップデートでもっとも注目したのは携行性の改善です。

従来モデルはヘッドライトのように「身につける」には少し使いづらいデザインでしたが、ストラップ&クリップ式になったことで、取り付けの自由度がぐっと広がりました。

クリップでさまざまな場所に取り付けが可能に!

背面の大きなクリップでとりつけできる場所が増えた。
撮影:まつだしなこ

5mmまでの厚さであれば、サコッシュのストラップ、バックパックのショルダーベルト、キャップのつばなどさまざまな場所に取り付けることができます。

何かを照射するためのライトとしてだけではなく、暗闇で自分に気づいてもらうシグナルライトとしても活躍します。

なお、クリップは90度回転します。しかしライト本体が正方形なので、あまりこの回転機能は活かせていないと感じました。

ワザありストラップが超便利

ストラップが固定用のバンドになる。
撮影:まつだしなこ

もう1つの取り付け方法がストラップです。このストラップ、ただものではありません。

もちろんカラビナをかませてバッグ等にキーホルダーのように吊り下げることもできます。それだけではなく、写真のようにぐるっと巻いて止めることができるのです。

ストラップが固定ベルトを兼ねているので、丸い棒状のものに取り付けることができる。
撮影:まつだしなこ

ストラップ部分はゴムのように柔らかくある程度伸びます。

クリップの端についた爪に引っ掛けることで固定バンドの役目を果たし、自転車のハンドルのように丸い棒状のものにも取り付けて使用できます(最大直径30cmまで)。

直置きOK!スタンドがなくても自立

スタンドはないけれど、自立し置き照明として使用できる。
撮影:まつだしなこ

既存モデルのようにスタンドはありませんが、本体が自立。そのまま地面や床に置けるため、テント内の置き照明として使えます。ただし照射角度の調整はできません。

照射時間は変わらず短め

照射可能時間の比較表
作成:まつだしなこ (いずれもUSB-Cでの充電式で、約500回の充放電が可能。満充電までの時間はCOBライトが約1.2時間、COBストラップライトが約1時間)

既存モデルでも懸念点だった照射時間には変更はありません。ブースターモードだと照射時間は45分とさらに短くなっています。

テント泊などで2〜3時間の照明が欲しい場面には物足りないですね。

結論「行動中の使用はやっぱり厳しい。もしもの“備え”にはアリ」

テント泊時の光源としては難しい
出典:PIXTA

明るさや携行性はたしかに進化しました。しかし「登山で使うことはできるのか?」という視点ではまだ課題ありです。

既存モデルの懸念点だった「防水性」 「照射時間」は新モデルでも変更はありません。

「登山で使えるか?」の結論

☑️ 明るくなったけど、照射範囲の特徴上、夜間行動には向かない
☑️ 照射時間が短く、夜間に連続使用ができない 
☑️ 防水性はIPX3。登山にしては心もとない

よって「テント内での短時間使用や、万が一の予備ライトとしてならアリ」という印象です。

日常・防災グッズとしては◎!

非常時の持ち出しバッグにつけておくと安心
撮影:まつだしなこ 非常時の持ち出しバッグにつけておけば、すぐに明かりがつけられるので便利

日常生活では、携行性がアップしさまざまなところに取り付けやすくなったので、活躍するシーンが増えそうです。

活躍シーン

☑️ 身につけて夜間の視認性UP!夜のランニングやウォーキングの安全対策として
☑️ 自転車の予備ライト(前照灯としては使用不可)
☑️ 停電時や非常時の防災グッズとしても優秀

「一つあるとなにかと便利なグッズ」としての完成度は高いと感じました。

登山には向かないけど、日常&防災用としては買い!

1つあれば日常生活や防災グッズとして役立つシーンがきっとある。
撮影:まつだしなこ

新しくなったCOBストラップライトは、明るさも携行性もアップして使いやすくなりました。

登山メインで使うにはやや頼りないものの、330円(税込)という価格を考えると“いざという時のサブライト”としてはとても優秀。自宅での停電対策やアウトドアの補助ライトとして持っておくのにぴったりです。

従来モデルを持っている人でも、シーンによって使い分けられるので買い足しもおすすめです!

    ダイソー COBストラップライト

    撮影:YAMA HACK編集部
    商品サイズ4.5cm x 3.8cm x 3.3cm
    電源リチウムポリマーバッテリー(3.7V 200mAh内蔵)※交換不可
    光源LED ※交換不可
    保護等級IPX3(防雨形)※本体とクリップが装着された時のみ
    充電時間約1時間(満充電まで)
    充放電約500回可能
    本体重量約23g

    オーム電機には、550ルーメン以上のモデルも!

    ダイソー「COBライト」の製造元である日本の照明機器の老舗メーカー「オーム電機」には、COBライトのバリエーションが豊富(生産は中国)。ルーメン数が高く、保護等級IPX4のモデルや栓抜き・ドライバー・レンチが付いたマルチツールのようなモデルもあります。ダイソーと同じ価格とはいきませんが、要チェックです!

      オーム電機 コンパクトCOBライト 充電式 550ルーメン

      光束及び連続使用時間※満充電時
      ・ブースターモード(白色):全光束(明るさ)約550ルーメン、連続使用時間 約0.5時間
      ・HIGHモード(白色):全光束(明るさ)約500ルーメン、連続使用時間 約1.5時間
      ・LOWモード(白色):全光束(明るさ)約250ルーメン、連続使用時間 約3.5時間
      本体質量約42g
      外形寸法幅45×高さ61×奥行21mm
      付属品充電用USBケーブル Type-C(長さ…約30cm)

        オーム電機 コンパクトツールライト 三角形 570ルーメン

        光束及び連続使用時間※満充電時
        ・ブースターモード(白色+暖色):約570ルーメン、約1時間
        ・ HIGHモード(白色):約350ルーメン、約1.5時間
        ・ HIGHモード(暖色):約350ルーメン、約1.5時間
        ・ LOWモード(白色):約160ルーメン、約2.5時間
        ・ LOWモード(暖色):約160ルーメン、約2.5時間
        本体質量約39g
        外形寸法(約)幅58×高さ69×奥行21mm
        付属品充電用USBケーブル Type-C(長さ 約20cm)

          オーム電機 コンパクト2WAYライト 600ルーメン

          光束及び連続使用時間※満充電時
          ライト部:約300ルーメン/約2.5時間(HIGHモード)、約110ルーメン/約3時間(MIDモード)、約25ルーメン/約6.8時間(LOWモード)、約4ルーメン/約40時間(ECOモード)
          ランタン部:約40ルーメン/約1.5時間(白色点灯)
          本体質量約38g
          外形寸法(約)幅34×高さ65×奥行16mm
          付属品充電用USBケーブル Type-C(長さ約30cm)

            オーム電機 コンパクトツールライト 四角形 810ルーメン

            光束及び連続使用時間※満充電時
            ・ブースターモード(白色+暖色):約810ルーメン、約0.7時間
            ・HIGHモード(白色):約600ルーメン、約1時間
            ・HIGHモード(暖色):約500ルーメン、約1時間
            ・LOWモード(白色):約250ルーメン、約2時間
            ・LOWモード(暖色):約210ルーメン、約2時間
            本体質量約47g
            外形寸法(約)幅45×高さ78×奥行24mm
            付属品充電用USBケーブル Type-C(長さ 約20cm)

              オーム電機 コンパクトツールライト 丸形 910ルーメン

              光束及び連続使用時間※満充電時
              ・ブースターモード(白色+暖色):約910ルーメン、約1.2時間
              ・HIGHモード(白色):約600ルーメン、約1.5時間
              ・HIGHモード(暖色):約600ルーメン、約1.7時間
              ・LOWモード(白色):約200ルーメン、約3.5時間
              ・LOWモード(暖色):約200ルーメン、約3.7時間
              本体質量約60g
              外形寸法(約)幅57×高さ90×奥行36mm
              付属品充電用USBケーブル Type-C(長さ 約20cm)