干支登山してみない?

そんな山選びのひとつの選択肢として、「干支登山」なんていかがでしょうか?
新年一発目の登山にも◎

もちろんお正月だけでなく、自分の干支の名がついた山に登るのも楽しいものです。
でも、動物の名がつく山は膨大にある……!

「雪の形が馬に見えた」「鳥に似た雪渓がある」「熊や鹿は山の生き物の代表だから」など、数多くの理由によるのですが、十二支の名がつく山をすべて紹介するのはあまりにも膨大すぎる……。
ということで、今回はおすすめの山を厳選して紹介していきます。
十二支の動物の名がつくおすすめの山12座!
各干支につき1座ずつ、おすすめの山を紹介していきます! どこに行こうか探す際、ぜひ参考にしてみてくださいね。【子年】「ねずみ」が名前につくおすすめの山

「鼠」がつく山は少なく、全部で5座。福井の鼠尾山、岐阜の大鼠山も候補に挙がりましたが、これらは藪漕ぎが多い山だとのこと。であればハイキングや初詣でも人気の「子の権現」はいかがでしょうか。

【丑年】「うし」が名前につくおすすめの山

「牛」がつく山はかなりの数があります。特に北海道に多く、昔から運搬などに使われていた馴染みのある動物であることから、名がついている山が多いようです。今回は八ヶ岳の牛首山をセレクト。

【寅年】「とら」が名前につくおすすめの山

虎毛山は秋田の神室山地に属する山。由来は山腹に見える沢が、虎の縦じま模様に見えたことからだそうです。

※平成30年8月の大雨被害により、現在登山道の通行止めをしております。復旧時期は未定です
秋田県湯沢市公式観光サイト
【卯年】「うさぎ」が名前につくおすすめの山
兎岳/2,799m(静岡・長野)実は「兎岳」という名前の山は、ここ以外に新潟にもあり、その他にも「小兎山」「赤兎山」「兎越山」などがありバリエーション豊か。今回は南アルプスの「兎岳」をおすすめします。

【辰年】「たつ」が名前につくおすすめの山

辰(竜・龍)は、十二支の中で唯一架空の生き物です。しかし、中国では古来よりもっとも力のある動物とされており、重要な生き物として位置づけられてきました。そのためか、「竜」の名がつく山はかなりの数存在しています。今回はやはり、北アルプスの有名なこの山!

【巳年】「へび」が名前につくおすすめの山

比良山系の北に位置する蛇谷ヶ峰は、コースが7つあり比較的初級者向け。ファミリー登山にも最適です。5月ごろにはシャクナゲの群生地が見ごろを迎えます。ふもとから山頂に突き上げる谷が、蛇のように見えることからこの名で呼ばれているそうです。

【午年】「うま」が名前につくおすすめの山

「馬」がつく山も、「牛」の時と同じ理由で数多く存在します。馬にまつわることわざがたくさんあるように、昔から人間と共生してきた動物です。となれば、やはり有名なこの山を外すわけにはいきません。

【未年】「ひつじ」が名前につくおすすめの山

「羊」がつく山も少なく、全部で5座。そのうち、日本百名山でもある羊蹄山をピックアップ。「蝦夷富士」とも呼ばれ、美しい円すい形が特徴の山です。

【申年】「さる」が名前につくおすすめの山

庚申山/1,892m(栃木)
猿は今も山深い場所でよく見かけることから、人間に馴染みの深い動物といえます。そのため山の名前でも多いのですが、ここはあえて「猿」ではなく「申」の字の日光の山を紹介します。
【酉年】「とり」が名前につくおすすめの山

鳥甲山/2,038m(長野)
「鳥」がつく山は、実にたくさんあります。十二支の中でももっとも多いかもしれません。その昔、鳥たちが険しい山々を超えていくのを見た人間が、憧れを抱いてつけたという説もあります。数ある中から、日本二百名山の山を選びました。
【戌年】「いぬ」が名前につくおすすめの山

「犬ですら悲鳴をあげて登った」というほどの険しさ、が名前の由来のこの山。「犬鳴山」という山があるわけではなく「犬鳴川渓谷」を中心とした山域全体をそう呼んでいます。七つの滝が存在し、古くから修験の霊場として地元の人々に根付いてきました。

現在はハイキングコースとして人気。「行者の滝」を目指すコースは初級者向けですが、「五本松」をめざすコースは行程時間も長く、なかなかの難易度。レベルにあわせて選べるのも魅力です。
【亥年】「いのしし」が名前につくおすすめの山

飛騨高山にある猪臥山は、雲海ならぬ霧海(むかい)がみどころの山。山頂からは白山、御嶽、乗鞍岳、穂高連峰、立山連峰といった豪華な山々を臨むことができます。また、山頂付近まで車道があるため体力に自信のない方も行けるのがうれしいところ。

【おまけ】十二支に入れなかったあの動物

「神様が『先着順で干支を決める』と告げた際、日時と集合場所を聞き漏らした猫にネズミが嘘を教えたため、十二支に入れなかった」というエピソードは有名です。この「猫」の名がつく山が、猪苗代湖周辺にある猫魔ヶ岳。「化け猫が出て人に危害を加える」という伝説がその名の由来です。

気になった山はありましたか?
