金時山

金時山|初級者も登れる3つのコースを紹介!”金太郎伝説”が残る名山で絶景を楽しもう

2022/10/17 更新

初級者向けのコースが多く、コースタイムも短いため気軽に楽しめる金時山。金太郎伝説発祥の地とされ、金太郎ゆかりの名所が多く残ります。山頂からは美しい富士山が見られるでしょう。この記事では金時山の各コースの特徴と、アクセス方法などを解説します。

目次

アイキャッチ画像撮影:YAMAHACK編集部
【登山道の注意】(2022年5月21日追記)
現在令和元年台風19号の影響で、地蔵堂~金時山山頂までが通行止めとなっています。詳細情報は南足柄市が発表している最新の「ハイキングコースの通行について」(下記リンクボタン)を確認してください。
南足柄市|ハイキングコースの通行について

金時山ってどんな山?

金時山の山頂標識

撮影:筆者
標高山頂所在地山域最高気温(6月-8月)最低気温(6月-8月)
1212m神奈川県足柄下郡箱根町仙石原箱根山足柄山地22.2℃10.4℃
参考:ヤマレコ
金時山は箱根外輪山の北に位置する、日本三百名山にも数えられる山。坂田金時(金太郎)のゆかりの山とされている事が名前の由来となっています。
山頂付近は植生が少なく、周囲の山より高いので、富士山を含めた雄大な景色を楽しめますよ。

金太郎伝説が残る山

金時神社

撮影:筆者

金時山を遊び回ったとされる金太郎は、この地に多くの伝承を残しました。コース上には金太郎伝説を物語る名所や、伝説を記した看板があります。歴史ある登山道を歩く事で、金太郎の力強い印象を肌で感じられるでしょう。

頂上の名物茶屋

slider image
slider image
slider image
{"pagination":"true","pagination_type":"bullets","autoplay":"true","autoplay_speed":"3000","direction":"horizontal","auto_stop":"false","speed":"300","animation":"slide","vertical_height":"","autoheight":"false","space_between":"0","loop":"true"}
撮影:YAMAHACK編集部

山頂には、古くから営業されている「金時茶屋」「金太郎茶屋」と2つの茶屋があります。名物は、カレーうどんやなめこ汁。
金太郎グッズも販売されているので、お土産を買うのにもおすすめ。バイオトイレ(有料)も設置されています。

気軽に登れる多彩なコース

金時山ハイキングコース

撮影:筆者
金時山は頂上から3つの方向に尾根が伸びています。どの尾根沿いのコースも初級者レベルの難易度なので、登る度にコースを変えて楽しめますよ。

特に仙石原方面の登山口は、アクセスも良く人気。体力に自信のある方は、明神ヶ岳を経由しての縦走もおすすめです。

その中から今回は、初級者向けの仙石原側から登るルートを3つ紹介します。

最も初級者向け「金時登山口コース」

【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:3時間10分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要
金時登山口(40分)→矢倉沢峠(30分)→公時神社分岐(40分)→金時山(30分)→公時神社分岐(25分)→矢倉沢峠(25分)→金時登山口
山頂へ続く登山道の中でも、歩きやすく簡単な金時登山口コース。登山道はしっかりと整備され、道も明瞭です。
金時山の山容を見る事ができる矢倉沢峠を経由して山頂へと行きます。
金時登山口入り口
撮影:筆者
民家の間を抜けてコンクリートの道を歩いていくと、金時山登山口へたどり着きます。最初は階段を登りますが、しだいに本格的な登山道に。
矢倉沢峠
撮影:筆者
矢倉沢峠にはベンチがあり、休憩にぴったりのポイント。ここからは背の高い笹の道が続きます。
公時神社分岐
撮影:筆者
公時神社分岐からは息が切れる急登となります。焦らず、ゆっくりと自分のペースで登ってください。
登山道からの眺め
撮影:筆者
途中からは眺望も開け、振り向けば大涌谷まで見通せる絶景が待っていますよ。
金時山の山頂とまさかり
撮影:YAMAHACK編集部
公時神社分岐から約40分ほどで山頂へと到着です。山頂からは天気が良ければ富士山や、箱根外輪山の山々、箱根の街並みを一望できます。

見どころ満載!金時山神社コース

【体力レベル】★★☆☆
日帰り
コースタイム:3時間10分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要
金時神社入口(70分)→公時神社分岐(40分)→金時山(30分)→公時神社分岐(50分)→金時神社入口
坂田金時を祀る金時神社からスタートし、金時宿り石の大迫力を楽しめるコース。
ゴロゴロとした石の上を歩き、勾配がある登山道を行くので、少し体力が必要です。
金時神社登山口
撮影:筆者
金時神社の右脇にある登山道から登っていきます。道は整備されていますが、岩がゴロゴロとしているので転倒しないように注意してください。
登山道の間にある道路
撮影:筆者
なだらかな登山道をしばらく進むと、道路を渡るポイントがあります。交通量があるので気をつけて渡ってください。

金時宿り石

撮影:筆者
なだらかな登山道を進んでいくと、金太郎が母親と夜露から身を隠したとされる”金時宿り石”が見えてきます。
ここから勾配が少しづつ上がるので、ペースを乱さないように進んでください。

金時神社側からの公時神社分岐

撮影:筆者
木々の間から景色が見えるようになってくると、公時神社分岐で金時登山口コースと合流します。山頂まであともうひと踏ん張りです。

展望台からの眺めが最高な乙女峠コース

【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:3時間5分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要
乙女口(40分)→乙女峠(20分)→長尾山(45分)→金時山(35分)→長尾山(15分)→乙女峠(30分)→乙女口
乙女峠を経由し、長尾山を越えて山頂へと行くコース。乙女峠の名前は「とめ」という若い女性が父の病の快癒を願い、地蔵堂まで百か日の願掛けをした結果、父の病は治ったものの「とめ」は峠で命を落としてしまった逸話が由来です。乙女峠には展望台があり、そこから富士山が真正面に見る事ができます。

乙女口

撮影:筆者
乙女峠バス停から少し歩くと、左側にロープが貼られた砂利道が現れます。このロープは車止め用の物なので、登山者は左脇の道から迂回して先へ進んでください。

乙女峠登山口

撮影:筆者
砂利道の途中に登山道へと入るポイントがあります。熊笹から隠れるようにあるので、看板を見落とさないようにしましょう。

乙女峠の展望台

撮影:筆者
登山道を約30分ほど歩くと乙女峠に到着。
設置されている展望台に登れば絶景が見られます。乙女峠は十字路の交差点なので、道を間違わないように気をつけてください。

長尾山

撮影:筆者
乙女峠と山頂の間にある長尾山は、展望はありませんが休憩にぴったりな広場になっています。山頂は混み合うので、ここで昼食をとるのもおすすめです。

乙女峠コースの鎖場

撮影:筆者
途中に鎖やロープが張ってある場所がありますが、気をつけて歩けば大丈夫。アップダウンを乗り越えれば、山頂へと到着します。

各登山口へのアクセス

紹介した3つのコースは同じ道路上にあります。公共交通機関を使う場合は、降りるバス停を間違えないようにしましょう。

金時登山口

【クルマの場合】
東名高速道路「御殿場」ICー国道138号ー蔵一 駐車場

■蔵一 駐車場
台数:約10台
トイレ:あり
料金:1日500円

【公共交通機関の場合】
・JR「新宿」駅下車、小田急ハイウェイバス「御殿場・箱根線」乗車ー「金時登山口」下車
・JR「御殿場」駅下車、箱根登山バス「御殿場線天悠行」乗車ー「金時登山口」下車
・小田急線「箱根湯本」駅下車、箱根登山バス「アウトレット・時之栖線」乗車ー「金時登山口」下車

金時山神社登山口

東名高速道路「御殿場」ICー国道138号ー金時山登山 駐車場

■金時山登山 駐車場
金時山登山 駐車場

撮影:YAMAHACK編集部

台数:約30台(近くに有料駐車場あり)
トイレ:あり
料金:無料
※以前は金時ゴルフ練習場の駐車場に有料で駐車できましたが、現在は利用できません。道の向かい側にある金時山登山口駐車場を利用しましょう。

■金時山登山口駐車場
金時山登山口駐車場
トイレ:なし(金時山登山 駐車場のトイレ利用)
料金:一日800円

【公共交通機関の場合】
・JR「新宿」駅下車、小田急ハイウェイバス「御殿場・箱根線」乗車ー「金時神社入口」下車
・JR「御殿場」駅下車、箱根登山バス「御殿場線天悠行」乗車ー「金時神社入口」下車・小田急線「箱根湯本」駅下車、箱根登山バス「アウトレット・時之栖線」乗車ー「金時神社入口」下車

乙女峠登山口

東名高速道路「御殿場」ICー国道138号ー県道401号ー乙女駐車場

■乙女駐車場
乙女口駐車場

出典:PIXTA

台数:約60台
トイレ:あり
料金:無料

【公共交通機関の場合】
・JR「新宿」駅下車、小田急ハイウェイバス「御殿場・箱根線」乗車ー「乙女峠」下車
・JR「御殿場」駅下車、箱根登山バス「御殿場線天悠行」乗車ー「乙女峠」下車
・小田急線「箱根湯本」駅下車、箱根登山バス「アウトレット・時之栖線」乗車ー「乙女峠」下車

仙石原へ下山して温泉を楽しむ!

温泉イメージ

出典:PIXTA

仙石原は全国有数の温泉地です。下山後に立ち寄って疲れを癒やしていきましょう!

金時山荘

金時神社登山口と金時登山口の間にある宿です。日帰り入浴をするには事前に予約が必要ですが、料金内でフェイスタオルも貸し出し可。落ち着きのある施設の中で、無色透明の新鮮なお湯を楽しめます。

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1111
電話:0460-84-8148
営業時間:要予約
料金:1,000円


金時山荘|公式サイト

マウントビュー箱根

バス停近くにあるので、登山帰りに寄りやすいホテルの日帰り入浴。地下水を沸かした内湯と、白濁とした源泉かけ流しの湯が楽しめる露天風呂があります。硫黄やミネラルなどを大量に含んでいる湯が体にしみ渡るでしょう。

住所:神奈川県箱根町仙石原885
電話:0460-84-6331
営業時間:11:00~15:00
料金:1,200円


マウントビュー箱根|公式サイト

仙石原品の木一の湯

温浴効果を高める麦飯石を使用した浴槽で、2種類の温泉が楽しめます。遅くまで日帰り入浴ができるので、下山後に利用しやすい温泉施設です。日帰り入浴を利用すると、一の湯グループのお宿すべてで湯巡りが可能。

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-2
電話:0460-85-2244
営業時間:13:00~20:00
料金:大人/1,100円、子供/530円


仙石原品の木一の湯|公式サイト

下山後に寄れる観光名所

仙石原のススキの原

出典:PIXTA

箱根の有名な観光地に近いので、拠点にもおすすめな仙石原。その中でも特におすすめな観光名所をご紹介します。

箱根ガラスの森美術館

日本で初めてできたヴェネチアン・ガラスの美術館です。入り口から豪華なガラスのシャンデリアが出迎えてくれます。美しい景観が楽しめるオープンテラスでは食事がいただけますよ。

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
電話:0460-86-3111
営業時間:10:00~17:30(最終受付17:00迄)
料金:大人/1,800円、大高生/1,300円、小中生/600円


箱根ガラスの森美術館|公式サイト

箱根ラリック美術館

ルネ・ラリックが作ったガラス細工やジュエリーなどを鑑賞できる美術館。広い館内でゆっくり美術品を見る事ができます。オリエント急行の中で楽しめるティータイム(予約制)もおすすめです。

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186-1
電話:0460-84-2255
営業時間:9:00~16:00(美術館入館は15:30まで)
料金:大人/¥1,500、大学生・高校生・シニア(65歳以上)/¥1,300、中学生・小学生/¥800


箱根ラリック美術館|公式サイト

仙石原高原

仙石原高原は別名”すすき草原”とも言われ、湿原の植物が生い茂るドライブスポットとしても有名です。特におすすめの季節は、黄金のススキがなびく秋。ススキの中を歩ける歩道があるので、ハイキングも楽しめます。

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
電話:0460-85-7410(箱根町観光課)


箱根全山|仙石原すすき草原

金時山と天気と地図をチェック

金時山は初級者レベルの山ですが、雨が降ると装備も変わってきます。事前に天気を調べてから登りましょう。自分が登るルートも地図を用意して詳しく調べてください。

てんきとくらす|金時山

山と高原地図 箱根 金時山・駒ヶ岳

歴史と魅力あふれる金時山へ!

富士山と山頂標識

出典:PIXTA

金時山は童話でも親しまれている金太郎伝説の聖地です。古くから地元の人々に愛されてきた登山道には、たくさんの名所があります。歴史を感じながら登ったり、頂上から美しい富士山を眺めたり、名物の茶屋でゆっくりするなど、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力です。初級者の方も楽しめる金時山へぜひ登りに来てください!

※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。