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乙女峠 展望台

金時山コースガイド|乙女峠から山頂までのコース

金太郎伝説が伝わる金時山(1,212m)は、週末になると山頂がにぎわう人気の山です。登山口までバスが運行し、駐車場もあるので首都圏からアクセスしやすいのも特徴。山頂からは大きな富士山が見られます。
今回の記事では、乙女峠から富士山が見られる「乙女峠コース」を詳しく解説します。

目次

【登山道の注意】(2022年5月21日追記)
現在令和元年台風19号の影響で、地蔵堂~金時山山頂までが通行止めとなっています。詳細情報は南足柄市が発表している最新の「ハイキングコースの通行について」(下記リンクボタン)を確認してください。
南足柄市|ハイキングコースの通行について
アイキャッチ画像撮影:山柳

展望台からの眺めが素晴らしい「乙女峠」からのコース

乙女峠 展望台

撮影:山柳

乙女峠の麓からスタートするこのルートは、展望台から富士山を正面に見られるコース。他のコースよりも距離は長くなりますが、基本的にゆるやかな道で危険な場所もほぼありません。バス停から登山口が近いのもポイント。

登山道の序盤は林道を歩き、中盤になると乙女峠展望台や休憩にピッタリな長尾山があります。終盤にさしかかると、鎖が道脇にはられた登山道が出現。やや傾斜のある下りがあるので、滑らないように注意しましょう。

コース概要

合計距離: 6.07 km
最高点の標高: 1164 m
最低点の標高: 742 m
累積標高(上り): 996 m
累積標高(下り): -996 m
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:3時間5分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要
乙女峠バス停(40分)→乙女峠(20分)→長尾山(45分)→金時山(35分)→長尾山(15分)→乙女峠(30分)→乙女峠バス停

乙女峠バス停までのアクセス情報

バスを利用する場合、最寄りのバス停は乙女峠の登山口近くにありますが、車で行く場合駐車場は片道徒歩で約30分ほどかかる場所にあります。

クルマの場合

東名高速道路「御殿場」ICー国道138号ー乙女駐車場

■乙女駐車場
台数:約60台
トイレ:あり
料金:無料

公共交通機関の場合

●JR「新宿」駅下車、小田急ハイウェイバス「御殿場・箱根線」乗車ー「金時神社入口」下車
●JR「御殿場」駅下車、箱根登山バス「御殿場線天悠行」乗車ー「金時神社入口」下車
●小田急線「箱根湯本」駅下車、箱根登山バス「アウトレット・時之栖線」乗車ー「金時神社入口」下車

小田急箱根高速バス・箱根線

登山口情報

FUJIMI CAFE

撮影:山柳

乙女峠バス停前には「FUJIMI CAFE」という喫茶店があります。テラス席からは大きな富士山や、御殿場市街地が。ハンバーガーやカレーなど多種多様なメニューが楽しめます。
ただし、喫茶店の駐車場は登山に使えないので注意してください。

コース詳細ガイド

乙女峠コース セクションマップ

出典:YAMAP

今回は3つのセクションにわけて紹介します。

▼セクション①:乙女峠バス停~乙女峠(約40分)
▼セクション②:乙女峠~長尾山(約20分)
▼セクション③:長尾山~金時山山頂(約45分)

それでは金時山の山頂に向けて出発しましょう。

セクション①乙女峠バス停~乙女峠(約40分)

乙女峠バス停~乙女峠 セクションマップ

出典:YAMAP

セクション①の序盤は、ゆるやかな林道歩き。駐車場との合流ポイントで本格的な登山道になります。

乙女峠 バス停

撮影:山柳

乙女峠バス停から出発した場合、車道を仙石原方面へ。

乙女峠バス停~林道入口

撮影:山柳

バス停から数分程度で登山口の入り口に到着できます。
乙女峠への林道入り口

撮影:山柳

林道入口にはロープが張られています。ロープの脇に徒歩で入れる道があるので、通り抜けましょう。

乙女峠への林道

撮影:山柳

最初はなだらかな林道歩き。砂利道を進んでいきます。

乙女峠 登山道への入り口

撮影:山柳

林道を歩いていると、登山道への入り口が出現。看板があるので見逃さないようにしましょう。

乙女峠への登山道

撮影:山柳

登山道の序盤は木の根が露出しています。つまづかないようにしてください。

乙女峠への登山道

撮影:山柳

両脇が笹の登山道を歩いていきます。なだらかですが、段差がある場所も。

乙女峠への登山道

撮影:山柳

登山道に石がゴロゴロところがっている場所もあります。足の置き場はあるので、気をつけて進んでください。

乙女峠への登山道

撮影:山柳

土どめの階段を登ります。階段の傾斜もなだからなので、自分のペースで進めるでしょう。

乙女峠への登山道

撮影:山柳

”この先「山側斜面」注意”という看板が設置してあります。気をつけて歩けば、危険はほとんどありません。

乙女峠への登山道 橋

撮影:山柳

登山道に橋が渡っている場所です。丸太の上は濡れていると滑りやすいので注意。

乙女峠への登山道 階段

撮影:山柳

先程より少し傾斜がある階段が現れます。階段状の登山道はペースが狂いやすいので、息を整えながら歩きましょう。

乙女峠への登山道

撮影:山柳

”足元注意”という看板が設置してあります。登山道に橋が渡っており、右手側が斜面となっているので、コースアウトしないように気をつけましょう。

乙女峠への登山道

撮影:山柳

乙女峠が近づくと、斜面の勾配が少し上がります。足元に気をつけながら歩いてください。

乙女峠

撮影:山柳

バス停から約40分で乙女峠に到着。乙女峠には展望台があり、富士山や麓の景色が見られますよ。

セクション②:乙女峠~長尾山(約20分)

乙女峠~長尾山 セクションマップ

出典:YAMAP

乙女峠から中継ポイントの長尾山へ向かいます。全体的に傾斜もゆるやかで、ゆっくりと歩けるでしょう。

乙女峠 分岐

撮影:山柳

乙女峠は四差路となっているので、分岐を間違わないように注意してください。乙女峠 金時山への道

撮影:山柳

”金時山”と書かれた看板の方面へ向かいます。

乙女峠 ベンチとテーブル

撮影:山柳

乙女峠から金時山方面へ向かうと、展望の良い場所にベンチとテーブルが。休憩にピッタリのポイントです。

乙女峠から長尾山への登山道

撮影:山柳

長尾山への登山道は、踏み外す心配がないゆるやかな道。展望はありませんが、自然を楽しみながら進めます。

乙女峠から長尾山 登山道

撮影:山柳

途中に、階段状の登山道となっている場所も。急斜面ではありませんが、セクション②では体力を使うポイントです。

乙女峠から長尾山への登山道

撮影:山柳

笹に覆われて、道が細くなっているところもあります。すれ違いが少し大変ですが、ゆずりあって進んでください。

乙女峠から長尾山への登山道 平坦な道

撮影:山柳

長尾山が近くなると、平坦な道に出ます。景色を見ながら楽しんで歩いていきましょう。

乙女峠から長尾山 段差

撮影:山柳

段差が大きなポイントも出現。木の根に足をぶつけないように乗り越えましょう。

長尾山

撮影:山柳

長尾山は、大きな広場となっています。山頂は混雑していることが多いので、ここで昼食をとるのもおすすめ。

セクション③長尾山~金時山山頂(約45分)

長尾山から金時山 セクションマップ

出典:YAMAP

長尾山から金時山へのセクションは、アップダウンがある体力がいるルート。足場が悪い場所もあるので、ケガをしないように気をつけて歩いてください。

長尾山から金時山への登山道 平坦な道

撮影:山柳

セクション③の序盤は平坦な道となっています。

長尾山から金時山への登山道 下りポイント

撮影:山柳

平坦な道が終わると、やや傾斜のある下っていく道が出現。木の根の上を歩いて行くので、滑らないように注意しましょう。

長尾山から金時山への登山道

撮影:山柳

登山道をゆるやかに下っていきます。

長尾山から金時山への登山道

撮影:山柳

登山道を下っていくと、鎖とロープが張られた道が細い場所が。危険な場所ではありませんが、慎重に進んでいってください。

長尾山から金時山への登山道 登り

撮影:山柳

道が細い場所が少し続くので、スピードをゆるめて歩きましょう。

長尾山から金時山への登山道 階段

撮影:山柳

少し勾配のある階段状の登山道を歩きます。

長尾山から金時山への登山道 岩場

撮影:山柳

階段を登り終えると、岩の上を歩くポイントに。岩に足をぶつけないように、気をつけながら登りましょう。

長尾山から金時山への登山道 通過しにくい木

撮影:山柳

傾斜が再びゆるやかになると、木が登山道にせり出した場所があるので、頭をぶつけないようにくぐりましょう。

長尾山から金時山への登山道 平坦な道

撮影:山柳

平坦な道に出ると、両側がやや切れ落ちた道に。道幅はありますが、すれ違いの際は気をつけてください。

長尾山から金時山への登山道 展望ポイント

撮影:山柳

山頂が近づいてくると、展望が良い開けた場所が。芦ノ湖まで見渡せますよ。

長尾山から金時山への登山道 岩場

撮影:山柳

道幅が狭まり、岩の段差を登るところも。手を使いながらでもいいので、安全に進んでいきましょう。

長尾山から金時山への登山道

撮影:山柳

山頂への最後の登りです。石がころがっている場所もあるので、転倒しないように気をつけてください。

長尾山から金時山への登山道 山頂付近

撮影:山柳

山頂の建物(茶屋)が見えてきたら、もう少し。

金時山 山頂

撮影:山柳

金時山の山頂に到着です。山頂には茶屋が2つと、トイレ(有料/100円)もあります。食事をしながら、絶景を堪能しましょう。

乙女峠の景色を楽しみながら登山をしよう

乙女峠のベンチ

撮影:山柳

乙女峠は、登山道の序盤にありながら絶景が見られるスポットです。富士山を真正面に見られるので、写真映えも抜群。他のコースよりも距離は長いですが、傾斜がゆるやかなポイントも多く、変化に富んだ道を歩けますよ。

※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。

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