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ピークパフォーマンス/ヘリウムダウンショーツ

【積極的に使いたい!】“穿く”保温着、ピークパフォーマンス「ヘリウムダウンショーツ」が調子よかった!

山で寒さを感じたとき、どうしますか?

フリースジャケットや、より寒さが強ければ、保温性の高いインサレーションジャケットやフーディを着こむ人は多いでしょう。でも、なぜ保温性の高いインサレーションパンツは穿かないのでしょうか?

その答えは「着脱の面倒さ」にあります。

しかし、ピークパフォーマンス「ヘリウムダウンショーツ」を穿いてみてその常識が変わりました。なぜなら、驚くほど着脱がラクで、積極的に穿きたくなったからです!

目次

アイキャッチ画像撮影:ポンチョ

実は毎年、発売間もなく売り切れ続出の“隠れ”人気ウエア

ピークパフォーマンンス ヘリウムダウンショーツ
撮影:ポンチョ(ピークパフォーマンス/ヘリウムダウンショーツ)

インサレーションショーツ」、つまりダウンや化繊中綿が封入された保温ショーツをご存知でしょうか?

高所登山用のアルパインウエアやスキー、スノーボードウエアを手掛けるブランドでラインナップされていることがありますが、ちょっとマイナーなアイテムではあります。

でもこのインサレーションショーツ、モデルによっては、サイドがファスナーでフルオープンになるタイプがあって、休憩時に寒さを感じたときに素早く暖かさをプラスできるので、実は愛用者が多い、隠れた人気アイテムなんだそう。

今回紹介するピークパフォーマンスの「ヘリウムダウンショーツ(¥24,200)が、まさにサイドフルオープンタイプ。冬、寒さの到来とともに毎年売り切れてしまうという、その理由を探るべく、富士山麓の標高2000m付近でテストをしてきました!

手にしてまず驚いた!圧倒的な着脱のしやすさ

撮影:ポンチョ

ヘリウムダウンショーツの裾のサイドには、上画像の矢印で示した部分にファスナータブがあります。これをウエスト方向に引き上げると、サイドが全開する仕様です。

撮影:ポンチョ(サイドを全開し、ショーツの股下部分に前身頃が垂れ下がった状態)

サイドファスナーを全開すると、前身頃と後ろ身頃が股下部分だけで繋がった状態に。これにより、シューズを脱がなくても、履いているロングパンツやタイツの上からこのショーツを着用することができるんです。

どんな感じかを連続写真で見せると、このとおり。

撮影:ポンチョ

コレ、すごくないですか!行動時は心拍数を上がっているので寒さを感じなくても、休憩や食事をするために止まると、途端に寒さを感じること、秋の終わりから、冬、そして春先の登山では、結構あると思います。

そんなとき、上半身はサッとインサレーションジャケットを羽織りますが、下半身はそのままってこと、ありませんか?

そのままにしてしまう理由は、インサレーションパンツ&ショーツの着脱が面倒くさいから。だって、ブーツやシューズを脱がなくてはなりません。で、行動を再開するときにも、まだブーツやシューズを脱ぐはめに……。

実はバックパックに入れて持ってきてはいても、少しくらいの寒さ、我慢するか……って、なりがちです。インサレーションのロングパンツって、寒さを感じて保温力をプラスするために使うことの方が多いはずなのに、なぜかインナーウエア的な仕様が主流。せめて裾下にシューズを脱がなくても履ける長めのファスナーが備わっていれば、もっと活用できるのに……って、思います。

「ヘリウムダウンショーツ」なら即暖。すっきりとしたシルエットも◎

また、女性の場合は、インサレーションのラップスカートというのがあって、サッと保温力をプラスすることができます。

ラップスカートにはユニセックスモデルもあって、男性の中にはその効果がわかっていても、スカートを巻くことに慣れていない、抵抗を感じる人も多いでしょう。「あのスカートいいな、あったかそうだな」と思いつつも、購入、着用に踏み切れない。いや、私は踏み切れていません。

でも、このサイドフルオープンのインサレーションショーツなら、手軽に着脱できて、あったかい!
上画像のように足さばきのよい細身のロングパンツの上に履いてみれば、モコモコ感もなく、すっきりしています。

スキーヤーはコレを穿いて滑るらしい、ということで……

ピークパフォーマンス/ヘリウムダウンショーツ
撮影:ポンチョ

このサイドフルオープンタイプのインサレーションショーツは、アルパイクライマーやスキーヤーが買い求めることが多いそうです。ロングパンツではなくショーツなのは、アルパインブーツやスキーブーツは高さがあるため、干渉を防ぐためです。

そして停滞時、休憩時に保温力をプラスするために着用するだけでなく、気温が低いときにには、アウターパンツの下に中間着として着用して登攀、滑走するようです。

ヘリウムダウンショーツも、保温力と動きやすさを両立

今回紹介しているヘリウムダウンショーツも、行動保温着としての動きやすさを装備しています。しかも下半身にフィットしたシルエットなので、アルパインパンツやレインパンツの下に着用する中間着にしても動きやすいもの。

体型によってはワンサイズ大きめにする必要があるかもしれませんが、トレッキングパンツの上に穿いてもよく、厚手タイツの上にアウターとして着用して行動しても違和感のない、いやむしろちょっとカッコいいデザインになっています。

ピークパフォーマンス/ヘリウムダウンショーツ
撮影:ポンチョ

という訳で、行動保温着として、どれだけ動きやすいかを確認したくて、ちょっと走って跳んでみました。
上画像がその様子です。この瞬間を撮影するために10回くらい走って跳びましたが、動きやすさは間違いありません。

フルオープンのサイドファスナーも違和感なく、ストレッチ素材ではないけれども、動きやすさが確保されたパターンで足上げもスムーズでした。

ただし、気温5度、弱い風の晴天時に激しく動くと、私には暑かったです。しかし、行動保温着として、寒さを感じたときにサッと着用して保温力をプラスして歩くのに、コレはイイです。

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