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【積極的に使いたい!】“穿く”保温着、ピークパフォーマンス「ヘリウムダウンショーツ」が調子よかった!(2ページ目)

見慣れたデザインとは違うアプローチに関心!

ピークパフォーマンス/ヘリウムダウンショーツ
撮影:ポンチョ

ヘリウムダウンショーツでもっとも関心したのは、フィット感や動きやすさではなく、ウエストベルト部にボタンがなく、ファスナーだけで開閉する仕様だったことです。

そもそもファスナーは、自動、半自動とがありますが、ツマミを倒しておけばロックがかかり動かないので、開いてしまう心配はありません。それにパンツの上に着用することを想定した場合、ボタンが重なるとお腹に食い込んで痛みまでは出なくても、違和感は出がちです。

その違和感を解消するためにピークパフォーマンスは、ボタンなしを選択したのでしょう。

またウエストベルトは伸縮性はわずかですが、太めの仕様。フィット調整する機能がなにも備わっていないのに、腰骨上にフィットしてズリ落ちてきません

私の体型にちょっと合っていたということもあるのかもしれませんが、こういう当たり前とは異なるデザイン、道具好きは魅かれます!

細部にも使い勝手のよさが光る

ピークパフォーマンス/ヘリウムダウンショーツ
撮影:ポンチョ

インナーウエア仕様だと、まず装備されないハンドポケット。左右にしっかり装備されています。ポケットがあっても重量は200g。ひざ丈の裾長であれば、十分に軽量です。

尻部はしっかりアウター仕様

ピークパフォーマンス/ヘリウムダウンショーツ
撮影:ポンチョ

尻部には、破れを防ぐ厚めの生地を採用。バックポケットも配されています。だから、厚手タイツ+ヘリウムダウンショーツという組み合わせで着用しても、インナー感がなく、むしろアウトドアテイストを楽しめます。

このアウター仕様の当て布は、スキーでリフトに乗る際にイスとの摩擦で尻部がダメージを受けないようにしたものだそう。登山では、岩や倒木、地面に直に座ることもあるので、知らぬ間に尻の布が破けて中のダウンが飛び出してしまっていた・・・・・・なんてことを防いでくれます。これは、ありがたい!

ちなみに当て布はしっかりめですが、厚すぎず、中間着として着用してもモタつきは感じません。

収納袋は付属していませんが、かなりコンパクトに!!

ピークパフォーマンス/ヘリウムダウンショーツ
撮影:ポンチョ

封入されるダウンは700フィルパワー。一般的に使用されるダウンが概ね550フィルパワーなので、十分に高品質なものです。収納袋は装備されていませんが、余っていたスタッフバッグに入れると、こぶしよりひとまわり大きめのサイズで収納することができました!

ところで、収納袋は付属していませんが、ハンドポケットに裏返して収納することは可能です。が、ポケットの入り口のパイピングが出し入れを続けて伸びてしまうかも・・・・・・という心配もあり、別途収納袋に入れた方が、長持ちしそうです。

さらに細かいところですが、裾のカットが巧妙!

ピークパフォーマンス/ヘリウムダウンショーツ
撮影:ポンチョ(前裾の方が長くなっている)

「体によくフィットする」と前述しましたが、山で着用、使用テストをしているときには気がつかなかったのが、裾の仕様です。

前側は膝が隠れる長め、後ろ側は膝裏くらいの短めで、わずかにオフセットされていました!これにより膝の冷えを抑え、しかし大きく足を動かしたときには膝裏がモタつくことを防いでいます

見た目のすっきりさも、太腿部から裾にかけてテーパードされているだけでなく、この裾のオフセット仕様がシャープな印象を生んでいるようです。

いやぁ、こういう公式ホームページでは言及されていないつくり、機能性を発見してしまうと、ますます「ピークパフォーマンス、やるじゃん!」とワクワクしてきます。多くのブランドは採用していませんが、こういう細かな仕様が、着心地のよさをアップさせてくれています。

上半身だけでなく、下半身も保温しよう!

ピークパフォーマンス/ヘリウムダウンショーツ
撮影:ポンチョ

サイドフルオープンのインサレーションパンツ&ショーツを用意しておけば、防寒・保温を、上半身だけでなく下半身も素早く行えます。景色のよい場所は、風が吹き抜けることも多い場所。絶景をもう少し見ていたいけれども、寒いから下山……ということも、下半身まで保温できれば、なくなります。山をさらに深く楽しめます。

そしてヘリウムダウンショーツなら、着用方法次第で、いろいろな季節で機能してくれます。冬の登山だけでなく、3シーズンのテント泊や山小屋泊でのリラックスウエアとしても役立つでしょう。是非、自分なりの活用方法を見つけてみてください!

それでは皆さん、よい山旅を!!

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