難所が少なく登りやすい金時登山口からのコース
金時山登山口から登るコースはさまざまなルートのなかでも、分岐が分かりやすく簡単なコース。登山口からバス停は舗装路を少し歩きますが、10分程度でアクセスが可能。迷う心配もほとんどありません。
金時登山口は序盤~中盤はゆるやかな斜面で、初心者でも登りやすく感じるでしょう。山頂付近になると急な斜面がでてきますが、休憩しながら登れば大丈夫。途中の矢倉沢峠付近からは、笹原が広がる金時山の山容が見られますよ。
コース概要
最高点の標高: 1172 m
最低点の標高: 665 m
累積標高(上り): 861 m
累積標高(下り): -861 m
- 【体力レベル】★☆☆☆☆
- 日帰り
- コースタイム:2時間50分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
金時登山口バス停までのアクセス情報
金時登山口の近くには、バス停と駐車場があります。公共交通機関と車、どちらでも大丈夫なのでお好みの方法でアクセスしましょう。
クルマの場合
東名高速道路「御殿場」ICー国道138号ー蔵一 駐車場
公共交通機関の場合
登山口情報
金時登山口バス停の目の前には「蔵一」という売店兼レストランがあります。レストランでは絶品の喜多方らーめんがいただけ、売店では箱根の名物が購入可能。帰る前にぜひ立ち寄ってみましょう。
蔵一の駐車場は1日/500円で駐車が可能です。トイレや自動販売機も完備。約10台ほど駐車できます。
コース詳細ガイド
今回は3つのセクションにわけて紹介します。
セクション①金時登山口バス停~金時登山口(約10分)
金時登山口バス停~登山口は舗装路。分岐も少なく、看板もあるので分かりやすいですよ。
バス停前には大きな道路があります。交通量が多いので、渡るときは気をつけてください。
御殿場側から降りた方は道路を渡り、新宿側から来た人は道路を渡らずに降りて左側の道路を進んでください。
蔵一の正面、不動産屋の隣にある山へと続く道へ入っていきます。金時山の石碑と看板が目印。
道なりにまっすぐ進んでいきます。
まっすぐ進んでいくと民営の駐車場(1日/500円)があります。バス停の駐車場が満車のときに利用してください。
しばらく進むと分岐が出現。分岐を左に行くと登山口です。分からないときは分岐の中央にある、看板を見ながら進んでください。
分岐を登ると登山口の入り口に到着。階段を登って登山道へ入っていきましょう。
セクション②金時登山口~金時神社登山口との合流地点(約50分)
セクション2からは本格的な登山道が始まります。登山口でしっかりと準備をしてから登りましょう。
登山口からは石の階段を登ります。傾斜があるので、手すりにつかまりながら歩いてください。
石の階段は、しだいに土へ。序盤はゆるやかな階段を登っていきます。
整備された階段から、本格的な登山道に変わっていきます。
登山道の傾斜がしだいに上がっていきます。自分のペースで歩いてきましょう。
ときには石がゴロゴロと置かれている場所も。転ばないよう足元に気をつけながら歩いてください。
矢倉沢峠に近づくと金時山と明神ヶ岳の分岐が。左側の金時山方面への階段を登ります。
矢倉沢峠からは金時山の姿が見られます。テーブルやベンチもあるので、休憩ポイントとしてもおすすめ。
両側には背の高い笹が生い茂る道に。矢倉沢峠から先はしばらく土の階段が続きます。
矢倉沢峠からしばらくすると、大きな岩があるビューポイントが現れます。
振り返ると、大涌谷の煙まで見える絶景が。金時登山口は木々が開けると、箱根の絶景が見られるポイントが多々ありますよ。
金時神社登山口との分岐が近づくと、段々と石がころがる道に。傾斜も強くなってきます。
金時神社登山口との合流地点に到着しました。まっすぐ進むと金時山の山頂です。
セクション③金時神社登山口との合流地点~金時山[山頂](約30分)
いよいよ山頂への最後のセクション。登山道の斜度が上がるので疲れやすくなります。体力に注意しつつ進みましょう。
山頂が近づくにつれ、急峻な階段が続きます。
平坦な登山道も出てきますが、またすぐに土の階段を登ることに。平坦場所の道幅は広いのでザックを下ろして休むのにぴったり。
金時神社登山口との分岐~金時山山頂の中盤は、このコースでもっともキツい場所。道幅もやや狭いので、ゆずり合いながらゆっくり山頂へ向かいましょう。
開けた場所からは市街地や箱根の山々が。景色を楽しみながら登っていきましょう。
山頂が間近になると少しだけ傾斜がゆるみます。
視界が開けたら、すぐそこが山頂です。あともう一息がんばりましょう。
金時山の山頂に到着しました。天気が良ければ富士山が見られますよ。
山頂には2つの茶屋があります。1つは金時登山口側にある金太郎茶屋。まさカリーうどんやおでんなどが食べられます。
向かい側には金時娘の茶屋(金時茶屋)も。なめこ汁や親子うどんなどラインナップも豊富です。
どちらも茶屋も臨時休業や平日休業があるので注意してください。
金時山の山頂にはトイレも男女別であります。使用費が1回/100円かかるので、入り口の箱にお金を入れてから使用してください。
気軽に登れる金時山登山口から絶景を!
金時山登山口からのコースは整備も行き届いており、親子登山にもおすすめなルート。金時山のコースのなかでも人気があり、週末は大勢の人がこのコースをたどって山頂へ行きます。金時山登山口コースは、初めて登山をする方にもおすすめ。山頂手前の急な登山道を乗り越えれば、富士山と絶景が待っていますよ。
▼金時山 他のコースもチェック!