金太郎伝説ゆかりの地をめぐる「金時神社登山口」からのコース
金時神社登山口からスタートするこのコースは、金太郎伝説の名残を感じられるコース。登山口にある「公時神社」でお参りをしたり、迫力ある「金時宿り石」を見ることができます。
バス停と駐車場のすぐそばに登山口があるのも特徴。
序盤はゆるやかな道を登りますが、中盤と終盤にはやや傾斜が強いところがあります。木の根が大きく露出した場所もあり、大自然を感じられるルートといえるでしょう。
コース概要
最高点の標高: 1172 m
最低点の標高: 688 m
累積標高(上り): 839 m
累積標高(下り): -839 m
- 【体力レベル】★★☆☆
- 日帰り
- コースタイム:3時間10分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
金時登山口バス停までの行き方
金時神社入り口近くには、バスや駐車場があります。自分に合った方法でアクセスをしましょう。
クルマの場合
東名高速道路「御殿場」ICー国道138号ー金時山登山 駐車場
公共交通機関の場合
登山口情報
登山口には駐車場があります。公時神社から見て、道路の向かい側に「金時登山口駐車場(1日/800円・後払い)」。公時神社側に「金時ゴルフ練習場 登山駐車場(1日/800円)」と、無料の「金時公園駐車場」があります。
無料の「金時公園駐車場」は週末になると満車になりやすいので注意してください。「金時登山口駐車場」は、お札は1,000円札しか受け付けないので、あらかじめ両替をしておきましょう。
「金時公園駐車場」にはアニメとコラボした珍しいトイレがあります。登山前の準備に利用しましょう。
コース詳細ガイド
今回は3つのセクションにわけて紹介します。
それでは金時山の山頂に向けて出発しましょう。
セクション①金時神社入り口バス停~登山口途中の舗装路(約30分)
セクション①は、なだらかな序盤のルート。公時神社を通過して登山道へと入っていきます。
金時神社入り口にある駐車場付近からスタート。道路は交通量があるので、渡るときは注意してください。
公時神社前には、金時公園のトイレと駐車場があります。準備をしてから公時神社へ向かいましょう。
公時神社への参道には社務所が。おみくじや、御朱印などがいただけます。
参道を進むと、公時神社が鎮座。お参りをしてから金時山に登りましょう。
公時神社の横に、金時山への登山口が。ここから、山道が始まります。
登山道に入ってしばらくすると、小さな沢を渡る橋が出現。橋幅があり、高度感もないので安心して渡れます。
登山道はなだらかで整備されているため歩きやすいです。ところどころ石がゴロゴロとしている場所があるので、つまずかないように注意してください。
約30分ほど歩くと、登山道と舗装路が交錯している場所が出現。車が来ないことを確認してから渡りましょう。
セクション②金時登山口途中の舗装路~金時登山口との合流地点
舗装路を渡るとしだいに登山道の傾斜が上がっていきます。休憩をしながら自分のペースで登っていきましょう。
舗装路を渡ったら土留めの階段を登っていきます。
しだいに、石がゴロゴロとした登山道に。傾斜も徐々に上がっていきます。
階段を登ってしばらくすると「金時宿り石」が。金太郎と母が夜づゆをしのいだといわれる場所です。
金時宿り石の脇から先に進みましょう。
金時宿り石の先の登山道は、大きくカーブします。
カーブを曲がったあとに、登山道の中央に木が生えている場所が。山側へ回りこむようにして進んでください。
登山道の中盤にさしかかると、木の根が露出した登山道に。段差のある場所もあるので、気をつけながら歩きましょう。
木の根の脇を登っていきます。傾斜が強い場所も多いので、息を切らさないようにしましょう。
じぐざぐとした登山道を進みます。
木の根に服を引っかけないように注意してください。道幅はありますが、谷側へ足を踏み外さないように気をつけて歩きましょう。
木の根や土留めを乗り越えていく場所も。木の根の上は滑りやすいので気をつけてください。
じぐざぐの登山道が終わると、しだいに傾斜がゆるんできます。
ゆるやかになるにつれ、視界も少し開けてきます。
ほぼ平坦な道になところも。木々からの間から箱根の山々を見られますよ。
登山口から約1時間ほどで金時登山口との合流地点に到着。ここから、再び傾斜が上がっていきます。
セクション③金時神社登山口との合流地点~金時山[山頂](約30分)
金時登山口との合流地点からはラストスパート。斜面が急になっていきますが、がんばっていきましょう。
合流地点をすぎると、階段状の登山道を登っていきます。道幅が狭い場所もあるので、ゆずりあいながら進んでください。
登山道の一部には、平坦で休憩しやすいポイントも。
山頂までは、ところどころ木々のないビューポイントがあります。景色に癒やされながら歩いてきましょう。
登山道には、少し大きい石がころがっているので、転倒しないように。
登山道の勾配が上がっていき、体力が削られていきます。山頂まであと少し。
石がころがっていますが、整備されているので動きやすい格好であれば大丈夫。
頂上が近くなると、傾斜が少しゆるみます。油断せずに進みましょう。
木の間から、明るい光が差し込めば山頂はすぐそこです。
出発から約3時間、金時山の山頂に着きました。山頂には茶屋が2つと、トイレ(有料/100円)もあります。
金時山の伝説に触れながら登山をしよう!
金時山は、金太郎伝説が語り継がれる山。金時神社登山口から登れば、金太郎ゆかりの神社や巨岩をめぐれます。やや傾斜の強い場所はありますが、体力があれば大丈夫。汗をかきながら登った先には、富士山をはじめとする絶景を見られますよ。
▼金時山 他のコースもチェック!