陣馬山|360度の大展望!日帰りで行ける5つのコースを紹介

2022/11/18 更新

シーズンごとに多彩な表情を見せてくれる陣馬山。平坦で広大な山頂は1年を通して、ハイキングに来る人々で賑わっています。どのコースも初級レベルなので、親子登山にもおすすめ。この記事では、陣馬山の魅力やコースなどをご紹介します。

制作者

山柳

2018年から登山を開始した、中級ハイカーです。 千葉県近郊の山を中心に日帰り登山をしています。夏から秋にかけて、泊まりで山を登っています。 特筆すべきスキルがない私でも、さまざまな山に挑戦できることを伝えたいです。

山柳のプロフィール

...続きを読む


アイキャッチ画像撮影:筆者

陣馬山ってどんな山?

陣馬山 石碑
出典:PIXTA
標高山頂所在地山域最高気温(6月-8月)最低気温(6月-8月)
854.8m東京都八王子市裏高尾町、神奈川県相模原市緑区関東山地11.9℃25.8℃
陣馬山は、東京都と神奈川県の県境に位置する山。北条氏を攻めた武田氏が陣を張った場所であることから、陣場(馬)山と言われるようになったとされています。
都心からのアクセスも良いことから、週末になると多くの登山者が訪れる人気の高い山です。
陣馬山からの景色
撮影:YAMAHACK編集部
360度開けた山頂からの景色は「かながわの景勝50選」に数えられています。美しい富士山も見られることから「関東の富士見百景」にも指定。
広い芝生広場ではお昼寝する人や、昼食を食べる人も。山頂名物・白馬のモニュメントは、絶好の撮影スポットとなっています。

四季折々に見せる景色

slider image
slider image
slider image
{"pagination":"true","pagination_type":"bullets","autoplay":"true","autoplay_speed":"3000","direction":"horizontal","auto_stop":"false","speed":"300","animation":"slide","vertical_height":"","autoheight":"false","space_between":"0","loop":"true"}

出典:PIXTA
春になると山頂付近でキレイな桜が咲き誇り、5月の節句近くになると、山頂には大きな鯉のぼりが出現!
秋にはカエデなどの紅葉が山を彩り、訪れる人を楽しませてくれます。

山頂茶屋で食べれる陣馬名物

slider image
slider image
slider image
{"pagination":"true","pagination_type":"bullets","autoplay":"true","autoplay_speed":"3000","direction":"horizontal","auto_stop":"false","speed":"300","animation":"slide","vertical_height":"","autoheight":"false","space_between":"0","loop":"true"}

出典:PIXTA
陣馬山には「清水茶屋」、「信玄茶屋」、「富士見茶屋」の3つの茶屋が。
陣馬山の麓・藤野の名物ゆずが使われている料理や、具だくさんの陣馬うどん・そば、なめこ汁など、美味しいメニューが盛りだくさん!
どの茶屋からも陣馬山の美しい景色を眺めることができますが、名物メニューが違うので茶屋巡りするのもおすすめです。

陣馬山の地図と天気もチェック

陣馬山に登る前に地図を用意して、ルートを調べましょう。天気も事前にチェックして、安全に登山をしてください。

てんきとくらす|陣馬山



今回は陣馬山だけ登る3つのコース、さらに縦走コースを2つ、計5つのコースを紹介します。

1番ポピュラー!新ハイキングコース
和田峠から行く最短コース
藤野駅から一の尾根をたどる静かなコース
おすすめ縦走路①:陣馬山〜高尾山
おすすめ縦走路②:三国山~生藤山~陣馬山
※コースをクリックすると、そのコース情報をすぐ見ることができます。

1番ポピュラー!新ハイキングコース

合計距離: 6.07 km
最高点の標高: 840 m
最低点の標高: 341 m
累積標高(上り): 575 m
累積標高(下り): -575 m

【体力レベル】★☆☆☆☆
日帰り
コースタイム:2時間20分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要
陣馬高原下(20分)→陣馬山新ハイキングコース登山口(60分)→陣馬山[陣場山](40分)→陣馬山新ハイキングコース登山口(20分)→陣馬高原下
陣馬高原下バス停から最も近い新ハイキングコース。ハイキングと名前が付いていますが、登山道は勾配があるので、ある程度の体力は必要です。
木の根っこが露出している場所も多く、転倒注意ポイントです。
出典:PIXTA
スタート地点の陣馬高原下バス停にはトイレやベンチがあるので、しっかりと準備してから進みましょう。バス停から登山口へは、舗装路を約20~30分ほど歩きます。
新ハイキングコース登山口
出典:PIXTA
舗装路の左手側に登山口が現れ、ここから本格的な登山道に。最初はなだらかで、気持ちの良い沢沿いの道を進みます。
陣馬山 新ハイキングコースの急登
撮影:筆者
しだいに勾配が上がり、手をついて上がるような大きな段差も出現します。木の根っこが露出している場所も多いので、足元に注意して登りましょう。
陣馬山 新ハイキングコース 細道
出典:PIXTA
杉林を抜けると明るい樹林帯に。少し道が細くなっている場所があるので、焦らずにゆっくり歩いてください。
陣馬山 分岐
撮影:筆者
山頂近くになると、和田峠との分岐が出てきます。標識や地図をしっかりと確認し、山頂方面へ進んでください。
陣馬山 山頂
撮影:YAMAHACK編集部
登山口から約1時間ほどで山頂に到着です。山頂からはさまざまな方向へ登山道が伸びているので、下山する時に道を間違わないようにしましょう。

和田峠から行く最短コース

合計距離: 1.45 km
最高点の標高: 844 m
最低点の標高: 694 m
累積標高(上り): 156 m
累積標高(下り): -156 m

【体力レベル】★☆☆☆☆
日帰り
コースタイム:50分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要
和田峠(30分)→陣馬山[陣場山](20分)→和田峠
和田峠に車でアクセスすれば、最短で頂上に行くことができます。斜度は子供でも登れるほどゆるやかで、危険箇所もほとんどなし。子供連れにもおすすめなコースとなっています。
陣馬山 和田峠
撮影:YAMAHACK編集部
和田峠には軽食が頂ける「峠の茶屋」があります。茶屋の脇にある木の階段から登山道へと入って行きましょう。
和田峠~山頂までの登山道
山頂まではゆるやかな階段が続きます。約30分ほど歩けば山頂へ到着です。

藤野駅から一の尾根をたどる静かなコース

合計距離: 13.14 km
最高点の標高: 840 m
最低点の標高: 191 m
累積標高(上り): 912 m
累積標高(下り): -912 m

【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:4時間7分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要
藤野駅(15分)→日野(15分)→陣馬登山口(60分)→分岐(20分)→分岐(20分)→陣馬山[陣場山](15分)→分岐(15分)→分岐(57分)→陣馬登山口(15分)→日野(15分)→藤野駅
藤野駅から歩いて登山口まで行くルート。本数は少ないですが、藤野駅から陣馬登山口までバスもあります。陣馬高原下側より人が少ないので、静かな山歩きが楽しめるでしょう。
藤野駅
出典:PIXTA
藤野駅を下車したら、相模湖方面にある線路を渡り、トンネルを含めた舗装路を30分ほど歩きます。
陣馬登山口
出典:PIXTA
「陣馬山登山口」と書かれた石碑の脇道を通ると、その先に「一の尾根」と「栃谷尾根」の分岐が。今回は一の尾根に行くので、分岐を左方向に進みます。
一の尾根コース
出典:PIXTA
一の尾根コースは全体的になだらかで、勾配がある箇所は少ない登山道。途中県道からの合流があるくらいで、道迷いもしにくい整備された登山道が続きます。 登山口から約1時間半ほど歩けば山頂に到着です。

おすすめ縦走路2選

縦走のスタートやゴールにも人気な陣馬山。ここでは、そんな陣馬山のおすすめ縦走路をご紹介します。

縦走初心者におすすめ!陣馬山〜高尾山

合計距離: 17.25 km
最高点の標高: 840 m
最低点の標高: 196 m
累積標高(上り): 1063 m
累積標高(下り): -1207 m

【体力レベル】★★★☆☆
日帰り
コースタイム:7時間4分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要
陣馬高原下(20分)→陣馬山新ハイキングコース登山口(60分)→陣馬山[陣場山](30分)→奈良子峠(10分)→明王峠(10分)→底沢峠(20分)→分岐(60分)→景信山(30分)→小仏峠(25分)→城山[小仏城山](60分)→大見晴台[高尾山](15分)→薬王院(27分)→霞台園地(57分)→高尾山口駅
陣場山から景信山、小仏城山を経由し高尾山まで約17km縦走するコースです。距離は長いですが、巻き道やエスケープルートも多いので体力に合わせてルート変更が可能です。
明王峠
出典:PIXTA
陣馬山から約40分ほど歩くと明王峠に到着します。ベンチが置いてあり、トイレもあるので休憩に便利です。
陣馬山から峠道を越えて、約2時間ほど歩くと景信山に着きます。景信山は関東平野の美しい眺めや、美味しい茶屋グルメが楽しめます。
小仏峠
出典:PIXTA
景信山から小仏峠に下ります。ここから小仏バス停へエスケープが可能です。
小仏城山
出典:PIXTA
小仏峠から約30分ほどで小仏城山の山頂に到着。小仏城山も広大な山頂にテーブルやベンチが多く置いてあるので、食事や休憩におすすめです。
出典:PIXTA
小仏城山から高尾山までは、木道や整備された砂利道を歩いていきます。約1時間ほどで最後のチェックポイント、高尾山にたどり着きます。

大自然に囲まれた縦走路!三国山~生藤山~陣馬山

合計距離: 11.42 km
最高点の標高: 1000 m
最低点の標高: 341 m
累積標高(上り): 930 m
累積標高(下り): -1034 m

【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:5時間26分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要
井戸(10分)→分岐(25分)→軍刀利神社(77分)→生藤山(40分)→連行峰(25分)→山の神(39分)→醍醐峠(20分)→和田峠(30分)→陣馬山[陣場山](40分)→陣馬山新ハイキングコース登山口(20分)→陣馬高原下
生藤山から和田峠を経由して陣馬山まで登るルート。生藤山の登山道は、春になると山桜やツツジなどのお花を見ることができますよ。
三国山 展望
出典:PIXTA
井戸バス停から軍刀利神社を経由し、生藤山へ向かいます。途中で経由する三国山からは、扇山や権現山などの展望が見られます。
生藤山
出典:PIXTA
生藤山山頂は展望がなく、山頂広場も狭いです。休憩する場合はベンチのある三国山の方がおすすめです。
醍醐峠
出典:PIXTA
連行峰に茅丸、醍醐峠などのアップダウンを乗り越えて和田峠へと向かいます。疲れている場合は、和田峠から陣馬高原下バス停へと下れる舗装路を選択するといいでしょう。

各登山口へのアクセス

陣馬山は登山口近くまでバス停などがあるので、公共交通機関でアクセスしやすいです。自分に適した方法で向かいましょう。

新ハイキングコース登山口へのアクセス

【クルマの場合】
首都圏中央連絡自動車道「八王子西」ICー都道61号ー都道521号ー陣馬高原下 駐車場

■陣馬高原下 駐車場
台数:約9台(民家の有料駐車場)
トイレ:あり(バス停前のトイレ)
料金:800円/日
【公共交通機関の場合】
京王電鉄orJR「高尾」駅下車、京王バス「陣馬高原下行き」乗車ー「陣馬高原下」下車ー新ハイキングコース登山口
京王バス|高尾駅~陣馬高原下 時刻表

和田峠登山口へのアクセス

【クルマの場合】
・中央自動車道「相模湖」ICー国道20号ー 県道522号ー和田峠 駐車場
・首都圏中央連絡自動車道「八王子西」ICー都道61号ー都道521号ー和田峠 駐車場

■和田峠 駐車場
台数:約55台
トイレ:あり
料金:800円/日
【公共交通機関の場合】
京王電鉄orJR「高尾」駅下車、京王バス「陣馬高原下行き」乗車ー「陣馬高原下」下車ー和田峠 登山口

生藤山登山口へのアクセス

【クルマの場合】
中央自動車道「上野原」IC-県道35号/県道520号-国道20号/県道520号-県道521号ー県道522号ー軍刀利神社駐車場

■軍刀利神社駐車場
台数:約4台
トイレ:あり
料金:無料
【公共交通機関の場合】
中央本線「上野原」駅下車、富士急バス「井戸(山梨県)行」乗車ー「井戸」下車ー生藤山登山口
富士急バス|上野原~井戸 時刻表

下山後に立ち寄れる日帰り湯情報

温泉
出典:PIXTA
下山後の疲れを癒すのに、日帰り湯はピッタリ。ここでは、下山後に立ち寄れる日帰り湯情報をご紹介します。

陣馬の湯・陣谷温泉

藤野駅側の登山口、栃谷尾根方面の川べりに建てられている温泉旅館。奥高尾の山々を見ながら入れる露天風の檜風呂が名物です。小さな浴場のため、ピークシーズンは事前に電話することをおすすめします。
住所:神奈川県相模原市緑区吉野1778
電話:0426-87-2363
営業時間:11:00〜16:00
料金:1,000円


藤野観光協会|陣谷温泉

陣馬の湯旅館・陣渓園

藤野駅側の奈良子尾根登山口近くにある温泉旅館です。露天の岩風呂は、栃谷川のせせらぎを聞きながら、季節ごとに変わる自然を楽しみながら入浴できます。
日帰り湯利用の場合は、事前に連絡してから行きましょう。お食事処もあるので、入浴後にお腹も満たせますよ。
住所:神奈川県相模原市緑区吉野1848
電話:042-687-2537
営業時間:10:00~18:00
料金:1,000円

陣渓園|公式サイト

夕やけ小やけ・ふれあいの里

陣馬高原下から高尾駅の間にある、農村体験型レクリエーション施設の日帰り湯。ガラス張りの大きな窓からは、高尾の山々が眼前に見えます。
施設内にはキャンプ施設やお食事処など、日帰り湯以外にも楽しみがいっぱいです。
住所:東京都八王子市上恩方町2030
電話:042-652-3072
営業時間:13:00~16:30
料金:大人500円/小人300円

夕やけ小やけふれあいの里|公式サイト

山頂でゆっくりとした時間を楽しめる陣馬山

陣馬山 山頂の石碑と景色
出典:PIXTA
気軽にハイキングができる陣馬山は、子供から大人まで楽しめる山。富士山を始めとした美しい山々を見られる山頂は、陣馬高原とも言われるほど広大で、多くの登山者が憩いの場としています。
茶屋グルメも楽しめる陣馬山に登り、都会の喧騒を忘れてゆっくりとした時間を過ごしてください。
※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。

関連する記事

関連する山行記録 byヤマレコ

陣馬山 山頂
この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう
登山専用コミュニティサイト「ヤマレコ」