圧倒的な保温力!「サーモス山専用ボトル」はやっぱり登山者の最強パートナーだった

2022/05/22 更新

寒い山の中、お湯がなかなか沸かず、体が冷えてしまった経験はありませんか?そんなときに活躍するのが「保温ボトル」。中でもサーモスの「山専用ボトル(通称”山専ボトル”)」はその高い保温力から「朝入れたお湯が夕方でもまだ熱い」と評判です。
果たしてその評判は本当なのか?冬山に持っていっても保温力は持続するのか?実際に使って調査してみました。

制作者

TAKESHI

登山歴12年。家族の影響で登山の魅力を知り、100名山を中心に登ってきました。学生時代には剱岳の剣山荘にて住み込みの勤務も経験。今年から雪山登山を始めるべく、神奈川県山岳連盟主催の冬山教室を受講中です。上高地徳沢周辺の雰囲気が大好きで、オールシーズン制覇を目指してます!

TAKESHIのプロフィール

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アイキャッチ画像撮影:筆者

寒い山で使うなら大切にしたい「保温力」、もう一つは・・・

雪山に置かれたボトル 出典:PIXTA(雪山に置かれたボトル)
保温ボトルを選ぶ上でまず重要なのは「保温力」。せっかく持っていったのに、お湯の温度がキープできず、冷たくなっていたらショックですよね‥。気温の低い山の上でも温度を落とさない、しっかりとした保温力が不可欠です。
雪山でボトルを使っている画像 出典:PIXTA(雪山でボトルを使っている様子)
もう一つは「使いやすさ」。いちいち手袋を外さないと使えないボトルではストレスがたまりますし、行程のロスにつながることも。ましてや厳冬期の冬山では、手袋を外すことは凍傷につながる可能性があるため、手袋をしたまま使えることは必須条件です。

そんな2つのポイントを抑え、多くの登山者に支持されてきたのがサーモスの「山専用ボトル」なのです。

「山専用ボトル」の圧倒的な保温力

山専用ボトル_アップ 撮影:筆者
山専用ボトルで最も有名なのがその保温力。サーモス社は性能の高いボトルを多く販売してきましたが、その中でもトップクラスの保温力を誇っています。

保温力の秘密はステンレスの二重構造。外びんと内びんの間が真空状態で、熱を伝える分子がほとんどないために熱が逃げていきません。
さらに注ぎ口は保温力を重視して36mmとやや狭めに設計。
このおかげで口から熱が逃げず、温かいお湯を保ち続けてくれるのです。
山専用ボトル_注ぎ口 撮影:筆者

【実験】極寒での保温力はいかに?冷蔵・冷凍庫にいれてみた!

山専用ボトル_冷凍庫 撮影:筆者
ではどれくらい保温力が高いのか?サーモス公式HPによると下記の通りです。

【500mlサイズ】6時間=77℃以上
【750mlサイズ】6時間=78℃以上
【900mlサイズ】6時間=80℃以上

ただここで注意すべきなのは、この保温力は「室温20℃±2℃」で計測された数値ということ。秋冬の山としては温かい条件になっているんです。

となると気になるのは
「もっと低い気温でもちゃんと保温してくれるのか?」という点ではないでしょうか。

そこで今回、山専用ボトルの実力を確かめるため、熱湯を入れた750mlボトルを「冷蔵庫(5℃)」と「冷凍庫(-18℃)」に入れて、温度の変化を測ってみました(※)。

スタートのお湯の温度は、サーモス公式と同条件の95℃に調整。
※今回は実験のために冷凍庫に入れています。ステンレスボトルを冷凍庫に入れることは故障の原因になりますので、実使用の際は入れないでください。

温度95℃ 撮影:筆者
冷蔵庫と冷凍庫でそれぞれ冷やし、3時間、6時間、12時間ごとにお湯の温度を確かめました。
温度計測画像 撮影:筆者
ちなみに今回、ひとつの参考として他メーカーの355mlステンレスボトル(写真右)も同じ条件で冷凍庫に入れて計測しています。

【結果】想定を上回る保温力が明らかに!

まずは冷蔵庫(5℃)に入れたボトルから。
6時間後に78℃をキープできていればサーモスの公式調査と同じ数値になりますが、その結果は・・
冷蔵庫計測結果
撮影:筆者
3時間後は88℃とまだまだ熱湯をキープ。そして6時間後ではなんと82℃!公式よりも4℃も高い結果に!12時間後はやや落ちて71.9℃となるものの、しっかりと湯気が立つ温度が保たれています。

次に冷凍庫(-18℃)に入れたボトルはというと・・
冷凍庫計測結果 撮影:筆者
こちらもしっかりキープ!3時間後は86.9℃、6時間後の温度は80.4℃と、公式よりも2℃以上高い結果となりました!12時間後はやや落ちて68.5℃とはなりましたが、それでも飲めば体を十分に温めてくれる温度を保っています。

以上の実験から、山専用ボトルの保温力が高いことは言うまでもなく、さらに「氷点下以下の気温でもしっかり保温効果を発揮してくれる」と言えそうです。

ちなみに他メーカーのステンレスボトルの結果はこちら。
他メーカー計測結果 撮影:筆者
3時間後には早くも56℃まで落ち、6時間後に30℃、12時間後には6.5℃とキンキンの水になってしまいました。
もちろんボトルのサイズが小さく、メインの用途も異なるため単純な比較できませんが、それでも山専用ボトルの保温力が際立つ結果となりました。

カップ麺も美味しく完成!

インスタント麺作成中 撮影:筆者
追加の実験として、6時間冷凍した後の80℃のお湯を使ってカップ麺作りにも挑戦してみました。
その結果がこちら。
インスタント麺完成写真 撮影:筆者
流石にアツアツとまではいきませんでしたが、出来上がりには全く問題なし。麺が硬いなどもなく、普段どおり美味しくいただけました。

これであればバーナーを持参してお湯を沸かすことなく、インスタント麺も楽しむことができそうです。

使いやすさはいかに?

山専用ボトルを握った画像 撮影:筆者
次に気になるのは「使いやすさ」。これについては私自身「本当によく考えられているなぁ」と使うたびに感心してしまうほどたくさんの工夫が散りばめられています。そのポイントをご紹介します。

ノンスリップコップ

ノンスリップコップアップ写真 撮影:筆者
グリップ性を高めた形状、素材になっています。4つのくぼみに指が引っかかりやすいため、滑ることなくしっかり回す事ができ、ザックから引き出すことも簡単です。
ノンスリップコップを回している画像 撮影:筆者
グローブをしてても簡単に開けられます。

ボディリング

ボディリングアップ画像 撮影:筆者
普通のボトルは表面がツルツルしていて握りづらいですが、このシリコンリングのおかげでグローブをしたままでもしっかり握ることができます。うっかり落としてしまうような事故を防げるので安心感もありますね。

ソコカバー

ソコカバーアップ画像 撮影:筆者
万が一落としてしまったときの衝撃を和らげてくれるシリコン製のカバーです。ちょっとした傷からも守ってくれるため、地面にも気兼ねなく置けるのも使いやすさを感じるポイントです。

スクリュー

スクリューアップ画像 撮影:筆者
注ぎ口のスクリューにもギザギザが彫り込まれているため、キャップと同様、グローブをしていても簡単に回すことができます。
スクリューを回している画像 撮影:筆者
そしてこれらのパーツはすべてバラバラに外すことができるため、お手入れも簡単。きちんと洗って乾かせるので、衛生面でも安心です。
山専用ボトルを分解した写真 撮影:筆者
さらに、別売りで専用ポーチも。パソコンケースのような衝撃に強い素材で作られているので、ボトルの傷や破損をしっかり防いでくれます。
専用ポーチ写真 撮影:筆者
カバーを付けたままお湯を注ぐこともできるので、利便性も損ないません。
専用ポーチを入れたままお湯を注ぐ画像 撮影:筆者
ちなみにこのカバーをすれば更に保温性が増すのでは?と思い、熱湯を入れて冷凍庫に入れてみましたが、結論、カバーをしていないボトルと保温力の差はほぼありませんでした。(6時間後は80.4℃とカバーなしと同じで、12時間後は69.7℃と1.2℃だけ高くなりました)

カバーは純粋にボトルの保護目的に使うと良さそうです。
ケースを入れて温度を測っている画像 撮影:筆者

ボトルを使えば荷物もコンパクトに!

山専用ボトルと荷物の量を比較した画像 撮影:筆者
山専用ボトルに限ったことではありませんが、保温ボトルを使えば、荷物の量も圧倒的に減らすことができます。

例えば山頂でお湯を沸かそうとした場合、「コッヘル」「バーナー」「ガス」「水」「ライター」を揃える必要がありますが、山専用ボトルなら熱湯を詰めたボトルを持っていくだけ。

「荷物を少しでも減らしたい!」という方にも保温ボトルはオススメです。

全3サイズ!あなたはどれを選ぶ?

山専用ボトルは500ml、750ml、900mlの全3サイズ。それぞれがどれくらいの量なのかイメージしやすいよう「日清カップヌードル」と「コーヒー」で換算してみました。
自分がしたい登山をイメージしながら、ベストなサイズを検討してみてください。
※日清カップヌードル:300ml、コーヒー150mlで換算

①500ml 身軽にお湯を持っていきたい方に

500mlボトル一覧画像 撮影:筆者
換算例①:カップラーメン1杯 + コーヒ1杯
換算例②:コーヒー3杯
一番身軽に持っていけるのが500mlのサイズ。小さいため取り出しが簡単ですし、一人分であればランチを楽しむこともできます。ただ登山中に飲みすぎてしまうと足りなくなってしまうことがあるので、配分には注意が必要です。

②750ml 補給をしつつ、食事も楽しみたい方に

750ml一覧画像 撮影:筆者
換算例①:カップラーメン2杯 + コーヒー1杯
換算例②:カップラーメン1杯 + コーヒー3杯
「500mlより、もうちょっと」という声をうけて、2019年に発売されたのがこの750ml。行動中の飲み物から、ランチの食事までカバーできるサイズのため、丸一日行動する山行や、宿泊を伴う登山にもぴったりです。

③900ml 2人以上でしっかりお湯を確保したい方向け

900ml一覧画像 撮影:筆者
換算例①:カップラーメン 2杯+コーヒー2杯
換算例②:カップラーメン 3杯
換算例③:コーヒー 6杯
例えば複数人で登って、山頂でみんなにお湯を配るような使い方ができるのがこのサイズです。大容量であるため、公式の保持温度が一番高いサイズでもあります。

「山専用ボトル」で快適な山登りを!

山道に置かれた山専用ボトル 撮影:筆者
山専用ボトルの圧倒的な「保温力」と、その「使いやすさ」についてご紹介してきました。今は他のボトルを使っている方も、まだ保温ボトルを山で使ったことがない方も、ぜひ一度店頭で触ってみてください。きっとその良さにびっくりしますよ!

※今回は実験のため、様々な使い方をしています。ご使用の際は取扱説明書を必ずお読みいただき、ご使用ください。

山専用ボトルのラインナップはこちら

ITEM
THERMOS 山専用ステンレスボトル500ml
容量:500ml
保温力(6時間):77℃以上
保冷力(6時間):10℃以下
口径:約3.6cm
中せんの種類:FFX中せん
本体寸法:7×7×23.5cm
本体重量:280g/260g(ボディリング・底カバーなし)
生産国:マレーシア製
型番:FFX-501

最近登山をはじめ、頂上で寒かった時、友人からもらったコーヒーが暖かくて助かったので、友達おすすめのこちらの製品をゲットしましたー!






ITEM
THERMOS 山専用ステンレスボトル 750ml
容量:750ml
保温力(6時間):78℃以上
保冷力(6時間):10℃以下
口径:約3.6cm
中せんの種類:FFX中せん
本体寸法:8×8×26
本体重量:360g / 332g(ボディリング・底カバーなし)
生産国:マレーシア製
型番:FFX-751

この時期なので冷めない仕様を購入してみました。流石にサーモス、就寝前に暖かい烏龍茶を入れて枕元に置いて目覚めて飲むとホカホカ、むしろ熱い位に感じます。いくつか同じ仕様を使っていますが「サーモス別格」です。






ITEM
THERMOS 山専用ステンレスボトル 900ml
容量:900ml
保温力(6時間):80℃以上
保冷力(6時間):9℃以下
口径:約3.6cm
中せんの種類:FFX中せん
本体寸法:8×8×30cm
本体重量:390g/360g(ボディリング・底カバーなし)
生産国:マレーシア製
型番: FFX-901

このサーモスは裏切りません!数々のメーカーのステンレスボトルを使用してきましたが、山専用とゆうだけあって(同メーカーカバーも合わせて使用)冬場の寒い時期でも長時間お湯が冷めません。登山にはもってこいでした。


専用カバーはこちら

ITEM
THERMOS ボトルポーチ 500ml用
カラー:ブラックグレー
サイズ:約8.5×8.5×26.5cm
対応ボトル:FFX-501用
重量:70g
型番:FFX-501Pouch

買うか買わないかで迷ったのですが、相乗効果を狙って購入。やっぱりいいです。水筒も高いものなので、これがあると水筒の保護にもなるし。ないよりも保温効果が高い気がします。でも、もう少し安かったらよかったな、、、。






ITEM
THERMOS ボトルポーチ 750ml用
カラー:ブラックグレー
サイズ:約9.5 × 9.5 × 29.5 cm
対応ボトル:FFX-751用
重量:80g
型番:FFX-751Pouch





ITEM
THERMOS ボトルポーチ 900ml用
カラー:ブラックグレー
サイズ:約9.5 × 9.5 × 33.5cm
重量:90g
対応ボトル:FFX-901Pouch

山専ボトルにカバーが欲しくて注文しました!商品もすぐに届いて早速使用しています。つかいやすくてとても満足。 


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