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秋の登山の服装選びはどうする?レイヤリングのポイントを知れば寒さだって怖くない

秋の登山の服装選びはどうする?レイヤリングのポイントを知れば寒さだって怖くない

汗だくになって山を登った暑い夏も終わり、いよいよ紅葉シーズンに突入ですね。行動しやすい季節ですが、いざ秋の山に行くと「服装選びが難しい!」と感じませんか?

行動前は肌寒いのでしっかり着込んでいくと、歩き出した途端に汗だくに。そして立ち止まると急激に体温が低下してしまいます。秋は”ちょうどいい”服装選びが難しい季節なのです。

そこで重要になるのが、「レイヤリング(重ね着)」。

今回は、秋登山の服装選びに必須のレイヤリングの考え方から、各カテゴリーのウェアを選ぶポイント、おすすめウェアまで詳しくご紹介していきます。

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

秋山で「レイヤリング」が超重要なワケ

紅葉にそまる秋の山
出典:PIXTA

秋の山でこそウェア選びで注意したいポイント、それが「レイヤリング=重ね着」という考え方です。

レイヤーとは「層」という意味。レイヤリングとは、異なった機能のウェアを組み合わせて着ることで最適なコンディションを維持するという考え方です。

3種類の服を重ねるレイヤリング
撮影:まつだしなこ

なぜ秋山ではレイヤリングが重要なのでしょうか。

それは、体温と外気の差が大きくなるからです。

気温が低くても、行動中には汗をかきます。しかし汗をそのままにしておくと、立ち止まった途端にあっという間に冷え、体温を奪っていきます。また、防風対策をしないまま稜線上で強い風にさらされると、秋晴れの日であっても低体温症になるリスクもあります。

つまり、ウェアを着脱して適度な体温をキープすることが重要になるのです。

秋山を安全に楽しむために大切なこと

  • ・体を常にドライな状態に保つ
  • ・行動中も休憩中も体温を一定に維持する

レイヤリングを考える3つのポイント

さまざまな機能のウェアがある
撮影:まつだしなこ

上手なレイヤリングのためには、まず最初に3つのポイントをおさえましょう。

  1. ウェアの特徴を知り、異なる機能を「組み合わせる」
  2. 適度に「着脱する」ことが前提
  3. いつも同じ組み合わせではなく、天候要因によって組み合わせを「変える」

つまりレイヤリングとは、1種類の優れた機能のウェアを何枚も着ることではなく、目的と機能が異なったウェアを上手に組み合わせ、状況に応じて着脱することが重要なのです!

秋山では「何を」「どうやって」組み合わせる?

では、どんな種類のウェアを組み合わせていけばよいのでしょうか。ここでは、レイヤリングの基礎知識となる3種類のウェアを解説した上で、実際のレイヤリング例も紹介します。

3種類のレイヤーが基本

各レイヤーの役割とウェアの特徴
作成:まつだしなこ

ベースレイヤー

ベースレイヤー各種
撮影:まつだしなこ

肌に直接触れるのが「ベースレイヤー」です。アンダーウェアとTシャツを兼ねそなえたイメージで、肌の汗を吸って素早く乾くことで体温の低下を防ぐ役割があります。

ベースレイヤーの下にさらに「ドライインナー」を着用することも。ドライインナーは、肌に密着して汗を吸い上げ、素早くベースレイヤーに移行させる機能があり、汗冷えを防ぐ役割があります。

ミドルレイヤー

ミドルレイヤー各種
撮影:まつだしなこ

ベースレイヤーの上に着る中間着が「ミドルレイヤー」。ベースレイヤーが吸収した汗を外へ発散する機能と、からだと外気の間に空気の層を作り断熱する機能の両方が求められます。こまめに着脱し体温を調整します。

アウターレイヤー

アウターレイヤー各種
撮影:まつだしなこ

「アウターレイヤー」は一番外側に着用する防水透湿ウェア。冷たい外気や雨から身を守ります
山のコンディションによっては着用しないこともありますが、安全のためにどんな山行でも持っていきましょう。

秋の日帰り登山|レイヤリングの例

10月の関東日帰り登山(2,000mくらいまで)を想定した、レイヤリングの一例を紹介します。
2,000m級の山の場合、山頂付近では10度前後になることもあります。(参考:YamaReco

秋の日帰り登山のレイヤリング例
撮影:まつだしなこ

①ベースレイヤー|メリノウール長袖Tシャツ
Tシャツのように肌に一番近い着用します。私は寒がりなので少し厚手のタイプを活用。
②ミドルレイヤー|フリース
保温のために適宜、着用します。着用したまま行動することもあるので、薄手でストレッチ性の高いタイプを選んでいます。
③アウターレイヤー|ソフトシェルジャケット
防風性を重視。防水ではないですが、撥水加工済みなので多少の雨なら大丈夫。こちらも柔らかで動きやすい素材を愛用。


【+α】ドライインナー|メッシュのタンクトップ
汗の吸水性を高めるために、吸水・速乾性にすぐれているメッシュのインナーをベースレイヤーの下に着用することもあります。

▼レイヤリングについてさらに詳しく知りたい方は、こちら

レイヤー別ウェア選びのポイントといちおしアイテム

ここからはそれぞれのレイヤーに適したウェア選びのポイントを詳しくご紹介していきます。

ベースレイヤー|汗冷えを防ぐ吸汗速乾性が必須

ベースレイヤーの目的は肌をドライに保つこと。速乾性に優れたものを選びましょう。
生地の素材によって3タイプにわかれます。着用に向いているシーンが変わってくるので、複数タイプ持っていると便利でしょう。

化学繊維|速乾性に優れ、汗冷えを防ぐ

化繊素材のベースレイヤー
撮影:まつだしなこ

主にポリエステル製で、速乾性に優れたタイプ。汗をたくさんかくようなシーンに向いています。耐久性が強く、お手入れが簡単なことも特徴です。

化学繊維のメリット

・速乾性に優れる
・耐久性が高い
・価格が比較的手頃なものが多い

▼おすすめアイテム

モンベル ジオライン M.W. ラウンドネックシャツ Men's

素材 ジオライン®(ポリエステル100%)
平均重量 159g
サイズ S、M、L、XL

モンベル独自開発の極細繊維「ジオライン®」が驚くほどの速乾性を実現!
汗を素早く吸い上げ広範囲に放出することで、素肌を乾いた状態に保ちます。
独自の繊維構造は、高い保湿性を持続させる機能ももっています。

ザ・ノース・フェイス エクスペディション ドライドット ジップハイ(ユニセックス)

素材 DotKnit(ポリエステル100%)<胸ポケット>Apex Softshell Super Light(ナイロン84%、ポリウレタン16%)
平均重量 約150g(WLサイズ)、約160g(Lサイズ)
サイズ WS、WM、WL、S、M、L、XL、XXL

生地に設けられた極小のドットが、汗を素早く吸収し拡散。本体にはフリース素材が使用されているので、保温性も◎。
首元のジップを開閉することで、ウェア内にこもった熱を素早く換気することができます。

メリノウール|保温性と天然の防臭効果

メリノウールのベースレイヤー
撮影:まつだしなこ

メリノウールは極細の天然ウール素材。防臭効果が高いのが特徴で、汗をかいたあとの嫌な匂いを軽減できます。
速乾性は化学繊維に比べるとやや劣りますが、暑すぎず寒すぎず、ちょうどよく体温調整してくれる優れた素材です。寒さが心配な人におすすめです。

メリノウールのメリット

・天然の抗菌防臭機能
・断熱性があり、保温性が高い
・通気性がよく熱がこもらない

▼おすすめアイテム

アイスブレイカー メリノ150ロングスリーブティー(ユニセックス)

素材 150g/m2 Jersey(ウール100%/メリノウール)
平均重量
サイズ 2XL、XS、S、M、L

メリノウール100%のジャージ素材は柔らかで、触り心地も抜群。
薄い生地なので、一枚での着用はもちろんインナーとしても使い勝手がよいです。

ノローナ ピュアウール ロングスリーブ Men's

素材 メリノウール100%
平均重量 230g
サイズ S、M

ウール100%でも、毛羽立ちや肌へのチクチク感を最小限に抑えた触り心地のいいロングスリーブ。
肘関節部分を立体裁断にしたり、背面の裾が長めにデザインされていたりと、動きやすさが追求されています。
もちろんメリノウールなので、保温性や防臭効果もしっかり備えています。

2種類のメリットを持つ混紡タイプ

メリノウールと化繊素材の混合タイプ
撮影:まつだしなこ

化学繊維とメリノウールの混紡タイプも人気です。それぞれの素材の特徴をいいとこどりしています。混紡の割合によって機能がかわってくるので、自分がどの機能を重視したいかで選びましょう。

▼おすすめアイテム

パタゴニア メンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・メリノ・シャツ

素材 3.5オンス・レスポンシブル・ウール・スタンダード認証済みウール65%、リサイクル・ポリエステル35%
平均重量 139g
サイズ XS、S、M、L、XL

吸湿発散性と速乾性を備えたポリエステル素材である「キャプリーン」と、メリノウールの混紡素材。
メリノウールの特徴である温度調整と防臭機能はそのままに、ウールのチクチク感がなく快適な肌触りが特徴の優れた一着。

モンベル メリノウールプラス ライト ロングスリーブT Men's

素材 メリノウールプラス(TM)(ウール78%+ポリエステル22%)
平均重量 181g
サイズ S、M、L、XL

メリノウールの防臭効果や吸放湿性と、ポリエステルの速乾性を組み合わせた高機能Tシャツ。
しかも防縮加工済みなので、家庭でのお手入れも簡単。洗濯回数の多いベースレイヤーとして、使い勝手の良い一着です。

▼ベースレイヤーのおすすめをもっと見る

▼ドライインナーのおすすめも知りたい方はこちら

ミドルレイヤー|汗を逃す通気性と保温性が重要

ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着用するのがミドルレイヤー。
ベースレイヤーが素早く吸収した汗をさらに外に放出する通気性と、体温を維持する保温性のバランスが重要になります。
さまざまな種類がありますが、ここでは代表的なミドルレイヤーを素材別にご紹介します。

フリース|保温性が高く、お手入れも楽

軽くて通気性もよいフリースジャケット
撮影:まつだしなこ

軽くて暖かい、ミドルレイヤーの代表格。通気性があり蒸れにくく乾きやすいことが特徴です。防風性はないものが一般的で、風が吹くと涼しく感じます。

フリースのメリット

・保温性が高い
・通気性があり、蒸れにくい
・価格も手ごろで、お手入れも簡単

▼おすすめアイテム

ザ・ノース・フェイス マウンテンバーサマイクロジャケット(メンズ)

素材 本体:Versa Micro 100 ECO(ポリエステル100%)
肩部分:NORTHTECH Cloth ECO(ナイロン100%)
平均重量
サイズ S、M、L、XL、XXL

軽量なのにしっかり暖かい、ザ・ノース・フェイスの人気フリース。
薄手なのでジャケットの中に着てもかさばず動きやすいのも魅力。
ザックのショルダーハーネスがあたる肩の部分は耐久性の強い生地で補強されているのも、登山ウェアならではの特徴です。

マウンテンハードウェア ポーラテックパワーグリッドFZフーディ Men's

素材 Polartec®パワーグリッド(リサイクルポリエステル60%、ポリエステル33%、ポリウレタン7%)
平均重量 425g(Mサイズ)
サイズ S、M、L、XL

軽量性、保温性、通気性、耐久性を兼ね備えたポーラテック素材のなかでも、保温と通気のバランスに特に優れたPolartec®Power Grid®を全面に使用した高機能フリース。
ミッドレイヤーとして十分な厚さがありつつも、収納時にはコンパクトになる携行性のよさも魅力。

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アクティブインサレーション|高機能で軽量コンパクト

アクティブインサレーション
撮影:まつだしなこ

薄手の中綿入りウェアです。保温性もありながら通気性も高く、行動中に着用し続けても蒸れにくいことが特徴。
軽さや透湿性など優れた機能をもつモデルが多いため、フリースに比べ価格は高め。

アクティブインサレーションのメリット

・軽量コンパクト
・防風性・通気性・透湿性・速乾性など多機能なモデルが多い
・中綿は化学繊維なので、お手入れが簡単

▼おすすめアイテム

パタゴニア メンズ・ナノエア・ライト・ハイブリッド・フーディ

素材 シェルと裏地:1.6オンス・30デニール・リサイクル・ポリエステル100%
インサレーション:40グラム・フルレンジ・ポリエステル100%
平均重量 335g
サイズ XS、S、M、L、XL

通気性や速乾性だけではなく、耐久性や動きやすさも抜群な一着。
裏地とシェルには丈夫なリップストップ素材を使用。
インサレーションは保温性に加え、通気性にも優れているので激しい運動で汗をかいても蒸れる心配がありません。

ファイントラック ポリゴンULジャケット Men's

素材 表地:ナイロン100%
裏地:ナイロン100%
中わた:ポリエステル100%(ファインポリゴン®)
平均重量 185g
サイズ S、M、L、XL

抜群に軽く、携行性に優れたポケッタブル仕様が魅力。
保温性の高い独自開発素材である「ファインポリゴン®」を中わたに使用し、表地・裏地には汗処理性能に優れた素材を採用。
洗濯機使用可能で、お手入れが簡単なこともポイント。

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ダウンジャケット|抜群の保温性

ミドルレイヤーに適した薄手のダウンジャケット
撮影:まつだしなこ

休憩中など、急激に体温が低下することを防ぐために着用する保温性を重視したウェア。ダウンは水気に弱い素材の物が多く、外では保温着の上にアウターを羽織るなど濡れないように注意が必要です。

ダウンジャケットのメリット

・抜群の保温性
・軽量でコンパクトになるモデルが多い

▼おすすめアイテム

ピークパフォーマンス ヘリウム ハイブリッド ダウン ジャケット メンズ

素材 本体:リサイクルポリアミド100%
裏地:リサイクルポリアミド100%
ボディインサート: ポリエステル 86%, エラスタン 14%
つめもの:ダックダウン90%、フェザー10%
平均重量 360g
サイズ S、M、L、XL、2XL

2種類の生地を組み合わせて作っているハイブリットタイプ。超軽量で、収納時もコンパクトになります。
サイドと袖部分はストレッチが非常に効いているジャージー生地、ボディ部分には700フィルパワーのダウンが使用されています。暖かくて抜群に動きやすい!
しかも耐風性や撥水性を備えている優秀な一着です。
薄手でフードもないので、ミドルレイヤーとしての使い勝手が◎。

ホグロフス ロック ダウン フード(メンズ)

素材 表地:100%リサイクル・ポリアミド
裏地:100%ポリアミド
つめもの:ダックダウン90%、フェザー10%
平均重量
サイズ S、M、L、XL

高い撥水性をもったダウンを使用。なんと連続使用で3日間も撥水性が持続します。
保温性が低下しないので、着用時間が長くても安心。
フィット感もあり、すっきりとしたデザインなのでインナーとしても快適に使用できます。

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アウターレイヤー|防水・撥水性に加え、透湿性をチェック

冷たい風や雨からミドルレイヤーを守るため、防水または撥水機能は必須。それに加え、ミドルレイヤーが放出した汗が内側に篭らないように、透湿性が高いものを選びましょう。

レインウェア|高い透湿防水性

防風にもなるレインジャケット
撮影:まつだしなこ

晴れた状態で着用して行動する場合もあるので、ストレッチ性や通気性があるものなど「防水」以外の機能が備わっているものがのぞましいです。また内側に汗がこもらないように透湿性の高さも重要。

防風性も考え、薄すぎないしっかりとした生地のものを選びましょう。

▼おすすめアイテム

ミレー ティフォン50000ストレッチ ジャケット(メンズ)

素材 DRYEDGE™ TYPHON 50000 3L KNITTED BACK ナイロン100%
平均重量 304g
サイズ XS、S、M、L、XL

レインウェアの常識を覆す生地のしなやかさと心地よい肌触りが特徴。
ストレッチ性が高く、ダイナミックな動きも妨げません。
しかもハイレベルな耐水圧と透湿性も兼ね備えた、高機能レインウェア。

パタゴニア メンズ・グラナイト・クレスト・レイン・ジャケット

素材 3オンス・30デニール・ネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン100%(リップストップ)
平均重量 400g
サイズ XS、S、M、L、XL、XXL

高い防水性能と透湿性を兼ね備えながらも、柔らかい生地感が特徴。
ベンチレーションやフード調整など、細部にわたり使い勝手の良さが追求された機能性抜群です。
本体を胸ポケットに収納できる携行性の高さも魅力です。

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ソフトシェル|柔らかな素材で動きやすい

ソフトシェル
撮影:まつだしなこ

触り心地が柔らかな生地で作られたジャケット。風が強い時などに外気による冷えから体温低下を守る役割です。

防風性や撥水性はありますが、防水機能はないタイプが多いのでレインジャケットの代わりにはなりません。

気温が低い際には、ソフトシェルの上にレインウェアやハードシェルジャケットを羽織り、ミドルレイヤーとして活用することもできます。

▼おすすめアイテム

マムート マクン 2.0 フーデッド ジャケット men's

素材 Main Fabric:polyester-elasthan woven
ライニング:recycle polester mesh
Mammut SOFtech™
平均重量 386g
サイズ XS、S、M、L、XL

タイトなデザインですが、伸縮性は抜群。フィット感のあるアウターが好みの方におすすめ。
撥水性があり小雨程度であれば防ぐことができます。
2ウェイフロントジッパー、裾のドローコードなど細部にまでこだわった一着。

コロンビア ライトキャニオンソフトシェルジャケット men's

素材 Primeflex®4wayストレッチライトウエイトタフタ(ポリエステル100%)
平均重量
サイズ S、M、L、XL

軽量でしなやかな素材が特徴。四方向によく伸びるストレッチ生地を使用しているので、行動中に着用しても動きを妨げません。
蒸れにくい素材で、しかもサンプロテクション付き。日差しの強い日の日焼け防止としても活躍します。
ポケッタブルに収納できる点も魅力的!

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あったら便利な小物類もチェック

防寒に役立つ小物たち
撮影:まつだしなこ

体温調整には、体の中心部だけではなく、手足などの末端部分を温めることも効果的です。
指先は非常に冷えやすいもの。また、頭部は体の中で一番熱が放出されやすい部位です。
そこで、ウェアによるレイヤリング以外にも防寒用にもっておくと便利な小物をご紹介します。

防寒用小物|選び方のワンポイント

⚫️手袋
防風性能に加え、透湿性が高いかをチェックしましょう。


⚫️ネックゲーター
首周りだけではなく、鼻までカバーできるものを選びましょう。保温性の高さに加え、呼気で湿ってしまわないように、透湿性も重要です。


⚫️ニット帽
耳や額、後頭部まで覆えるもので、深めにしっかり被れるモデルがおすすめです。

レイヤリングを駆使して、快適な秋山登山を楽しもう

紅葉を楽しめる秋の山
出典:PIXTA

外気温と体温の差が大きくなる秋山の登山で体温低下を予防するには、レイヤリングが重要です。

それぞれのレイヤーの目的を知り、適した機能のウェアを組み合わせましょう。
ウェアの組み合わせは、気候や本人が寒さに強いかどうかによっても変わってきます。自分なりに工夫しいろいろ試しているうちに、自分にぴったりなレイヤリングのパターンが見つかります。

寒すぎず、暑すぎず。そんな素晴らしい季節ですから、レイヤリングの手法を使いこなして快適な登山を楽しみましょう!

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