COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む

『ココヘリ』のことちゃんと知ってる? 持っていない人にありがちな8つの勘違い(2ページ目)

『ココヘリ』を持っている人も、気をつけて!

撮影:YAMA HACK編集部

ココヘリに加入している人も、持っているだけではダメなんです。“ついうっかり”で、残念ながら『ココヘリ』の実力を発揮できないことも。

山へ行く前にチェックしておきたい3つのポイントを、もう一度確認しましょう。

①充電をしっかりし、電源をON! そして必ず携行すること

充電中のココヘリ
撮影:YAMA HACK編集部

これまでのココヘリサービスの捜索で、残念ながら発見できなかった事案が4件あります。2件は電源の入れ忘れ。そしてもう2件は、持ち忘れです。ついうっかりって、誰にでもあることですよね。山へ行く前には必ず確認するようにしましょう。

ちなみに、電源入れ忘れ防止のため、発信機の電源は常時ON。

また、発信機型会員証は、100%充電されていれば約2ヶ月程度電波を発信し続けてくれますが、まだ大丈夫と思っていると、ついつい充電するのを忘れてバッテリー切れになっていることも。ココヘリでは、1ヵ月に1回の充電を推奨しています。

電池残量をしっかりチェック!

電池寿命は約2か月で、電池残量は動作LEDの点滅の色で確認できます。
電池残量多()→中(オレンジ)→少(

②『ココヘリ』『登山届』『山岳保険』はセットで

安心登山
出典:PIXTA

もしもの時、できるだけ早く見つけてもらうためには、ココヘリ会員証の電波をいち早くキャッチしてもらうことが重要です。登山届を提出することで、捜索の範囲がグッと絞られ、救出までの時間が短縮できます。また、どんな事でどれぐらいの費用がかかるかも心配なところ。

『ココヘリ』『登山届』『山岳保険』には、それぞれ異なるメリットがありますので、3つセットで備えておきましょう。

③帰って来ない時、すぐに気づいて通報してもらえるようにすること

伝言
出典:PIXTA

登山届を提出し、ココヘリ会員証を持って山に入っても、通報がないと捜索は開始されません。自力で連絡できない状況にある時、下山してこないことに気づいてすぐに通報してくれる人が必要です。

行き先(登山計画)、コールセンターの電話番号、ココヘリIDを、メールやメモなど記録として残る形で、必ず誰かに伝えてから出発しましょう。

心強い山のパートナー『ココヘリ』

安心登山
出典:PIXTA

ココヘリはその実績が認められ、2019年4月には上州武尊山(群馬県川場スキー場よりリフト利用の場合)、12月には日光白根山(積雪期及び残雪期)で携帯が義務化されました。そのほか、約10のトレランレースでも必携品に指定され、多くの団体でも推奨されています。

どんなに気をつけていても、無事下山できる確立は100%ではありません。「まさか自分が遭難するなんて」とつい思いがちですが、その時は突然やってきます。『登山届』『登山保険』『ココヘリ』で、もしもの事態にしっかり備えましょう。

ココヘリにまだ入会していないかたはココから

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