【ポイント②】テント泊登山用に“大型ザック”を準備しよう!

テント泊の装備が揃ったら、大型ザックの準備! 「衣」「食」「住」全ての荷物を詰め込める、大きめサイズのザックが必要です。
どのくらいのサイズ・容量を選んだらいい?

1~2日のテント泊なら目安は50~70L。それ以上の長期縦走であれば70L以上が目安。
大きければいいというものでもなく、大きなザックは重量も増すので、どの程度の期間テント泊をするのかを考えて購入しましょう。また、重い荷物を背負って長時間・長距離を歩くわけですから、背負い心地も重要。購入前にショップで試してみるのが◎です。
▼大型ザック選びの参考に
【ポイント➂】テント泊時の食事は何にする? どのくらい持って行く?
最後にテント泊での食事についてご紹介します。食事は全て山小屋で済ますというのも手ですが、テント泊の場合、混雑時は小屋で食事を食べられないこともあるので、どんなときでも食料は持って行きましょう。
「軽い」「日持ちする」「調理が簡単」な食べ物がおすすめ

テント泊の食糧計画で大事なポイントは3つ。まず「軽い」こと。そして温度管理ができないので「日持ちする」こと。最後にバーナーなどの調理器具でできるような「調理が簡単な」食べ物であることです。
これをふまえた食料でおすすめなのはフリーズドライ食品。ラーメンやパスタ、ごはんなどがお湯を注ぐだけで出来上がるので、誰でも簡単に調理して食べることができます。余裕があれば具を足すなどアレンジして食事を楽しみましょう。また、湯煎するだけのレトルト食品も手軽。ゴミが最小限で済むようにすることも大事です。
山行日数や食事の回数、登山の消費カロリーを基に“量”を考えよう!

登山で消費するカロリーの目安は、以下の式で求められます。
エネルギー消費量(kcal)=体重(kg)×行動時間(h)×5
登山中の摂取カロリーが少なすぎたり、荷物が重くなりすぎないように、山行日数と工程を書き出して、必要な食事の回数を確認してみましょう。テント場でゆっくりと摂る食事の他に、行動食と非常食も必要です。高カロリーを摂れるようなお菓子やジェルなどを持って行くのもおすすめです。
クッカーやバーナー、カトラリーの準備はOK?

山ごはんを作るために必要な調理器具も持っていない場合は、併せて用意しましょう。形も素材も実にさまざまな種類が販売されているので、もし迷ったら、クッカーとバーナーセットになっている商品を選ぶのもひとつの手です。
▼テント泊時の食事の参考に
この夏は、テント泊にチャレンジしよう!

テントにシュラフにマットにザック…私もはじめはテント泊に必要なものは「えいっ!」とまとめて購入しました。全部で10万くらいかかりましたが、自分の道具を使うたびに嬉しかったのを覚えています。一度買ってしまえば長く使えますし、ますます登山の楽しみ方が広がります。ぜひ道具をそろえてテント泊を楽しみましょう!