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ロングセラーザック

ザック選びで悩んだらコレにしておけ! 山道具界の『20年選手』

ザックを選ぶとき、何を基準に選んでいますか? 最近の流行りは超軽量モデルですが、見逃せないのは長年愛され続けている定番モデルです。その抜群のフィット感や優れた快適性は、長期登山や縦走にも最適。ロングセラーたらしめる多くの魅力が詰まっています。そこで今回は、ザック界で定評のあるロングセラー4モデルをご紹介。特徴や優秀ポイントをわかりやすく解説します!

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目次

アイキャッチ画像出典:Facebook/mountain-products.com

長年愛されるのにはワケがある! ロングセラーの優秀ザック

ロングセラーのバックパック

近年の登山は軽量性が重視される傾向もあって、ザックもUL(ウルトラライト)系が注目されています。その一方で、誕生から20年以上も山道具界を牽引する“ロングセラー”のザックがあるのをご存知ですか?

今回は、そんな長年愛されている『20年選手ザック』4モデルをご紹介。登山スタイルが多岐にわたる現在も、変わらず人気であり続ける理由とは…!?

【1】デビュー37周年の大御所! ドイター「フューチュラ」

ドイター「フューチュラ」

1984年の初回発売以来、マルチハイキングパックのフラッグシップモデルとしてあり続けているドイター「フューチュラ」。アップデートを重ねながら、37年もの長きにわたりザック界に君臨している人気モデルです。近年では2021年春に全モデルが一新されるとともに、新しいブランドロゴも発表されました。

今では欠かせない“あの”システムを世界で初めて搭載!

フューチュラ

提供:deuter(Aircomfort Sensic System)

<ドイター>は、背面に空間をあけてメッシュパネルを張った、“背面通気性システム”を世界で初めてバックパックに採用したブランド。

この画期的なシステムを採用したモデルは、現在あらゆるブランドから発売されています。「フューチュラ」が、抜群のフィット感と快適な背負い心地に定評があるのもうなずけますね!

ドイターフューチュラ

容量・サイズのバリエーションが豊富なフューチュラは、日帰りハイキングから小屋泊まで幅広いニーズに対応。女性用に設計されたSLモデルや長身の人に向けたELモデルも展開しています。

特にシリーズの中でもおすすめは、体の動きに追従するヒップベルトを搭載したフューチュラプロ。腰骨をしっかりと包み込み、安定した腰荷重をキープしてくれますよ。

ドイター フューチュラ 32

品番:3400821
価格:¥20,900(税込)
重量:1,440g
容量:32L
サイズ(高さ×幅×奥行):65×30×20cm

ドイター フューチュラ 30 SL

品番:3400721
価格:¥20,900(税込)
重量:1,420g
容量:30L
サイズ(高さ×幅×奥行):63×30×20cm

ドイター フューチュラ 26

品番:3400621
価格:¥19,800(税込)
重量:1,400g
容量:26L
サイズ(高さ×幅×奥行):61×30×20cm

ドイター フューチュラ 24 SL

品番:3400521
価格:¥19,800(税込)
重量:1,380g
容量:24L
サイズ(高さ×幅×奥行):58×30×20cm

【2】20年以上活躍する大ベテラン! ドイター「エアコンタクト」

 ドイター「エアコンタクト」

提供:deuter

「エアコンタクト」は、テント泊縦走や長期旅行などハードな使用に耐えうる強靭な素材で作られたトレッキングモデル。重い装備を背負い歩くためのフィット感と背面通気性を追求し、アップデートが繰り返されてきました。2019年にモデルチェンジされた、ドイターを代表するモデルのひつです。

縦走・長期登山での快適性をとことん追求!

エアコンタクト

提供:deuter

「エアコンタクト」の魅力は、長期登山でも快適な歩行ができること。ショルダーベルトは個々の肩の形状になじみ、多層構造のヒップベルトは、パッキングが重装備になってもしっかりと腰で支えてくれます。

背面には中空フォームパッドを採用し、高い通気性とフィット感を実現。登山中の汗や熱を逃がして、ストレスなく動ける設計です。

エアコンタクト

提供:deuter(背面中央部にあるのがバリクイックシステム)

「エアコンタクト」には、雨ぶたの高さ調整機能が付いています。荷物に合わせて上下稼働する機能は、最大10Lまで容量アップが可能。背面長の調整は、ベルクロストラップベルトの位置を変えるだけで簡単に行えます(バリクイックシステム)。テント泊や縦走登山にも対応した、実用性に富んだモデルです。

ドイター エアコンタクト 65+10

容量:65 + 10 L
重量:2540 g
カラー(全2色):khaki-navy (green-blue)、midnight-navy (blue)
サイズ:86×32×26 cm

ドイター エアコンタクト 60+10 SL

容量:60 + 10 L
重量:2400 g
カラー(全2色):leaf-forest (green)、steel-midnight (blue)
サイズ:84×32×26 cm

【3】バックパッカーにも人気の20年選手! カリマー「リッジ」

カリマー「リッジ」

初回発売の1999年以来、バックパッカーからも人気を博してきたカリマー「リッジ」。2019年にリニューアルされ、新登場しました。

快適性を追求したモデルは、流行のデザインや素材、軽量化に左右されることなく、長年に渡り開発・改良されています。機能の充実度は、カリマーのラインナップの中でも随一です。

日本人の体型にフィットする設計!

カリマーリッジ

撮影:PONCHO

「リッジ」は、日本の山岳環境や日本人の体型に基づいて開発されたザックです。背中の形状に合わせたコンフォートインナーパネルにより、さらにフィット感が向上しました。

背面メッシュ部分には、吸汗・速乾性に優れた活性炭加工を施して快適性をキープ。肩の負担を軽減するヒップベルトなど、荷重バランスにも優れています。

カリマーリッジ

撮影:YAMA HACK編集部

背面長はS・M・Lの3サイズを展開する「リッジ」。小柄な体型から、がっしりした体型までをカバーします。

ザック本体の素材にはタスランナイロンを採用し、軽量性と耐久性を両立。初心者のトレッキングから本格登山まで対応するモデルです。

カリマー リッジ30

 

容量:30L
重量:(S)1,540g、(M)1,550g、(L)1,570g
カラー(全4色):Black、Sea Gray、Limoges Blue、Heather Pink
サイズ:65×32×24cm
背面長:(S)42cm、(M)47cm、(L)51cm

カリマー リッジ40

 

容量:40L
重量:(S)1,640g、(M)1,650g、(L)1,670g
カラー(全4色):Black、Sea Gray、Limoges Blue、Heather Pink
サイズ:70×32×26cm
背面長:(S)42cm、(M)47cm、(L)51cm

【4】誕生から20年、大型バックパックの代名詞! オスプレー「イーサー」

オスプレーイーサー

出典:Amazon

大型のバックパックといえば、オスプレー「イーサー」。初回発売は2001年で、2017年にモデルチェンジされました。大容量でありながら、軽量性も兼ね備えたロングセラーのザックです。

質実剛健でいて、身体に寄り添う構造!

オスプレーイーサー

出典:Amazon

イーサーの特徴は、快適な背負い心地を実現する立体構造。ショルダーベルトから背面、ヒップベルトに及ぶまでの範囲がシームレスメッシュで繋がっています。

ザックが身体を包むような構造にすることで、荷重をバランスよく分散する設計に。背面はパッドを最小限にして、通気性を良くしています。

オスプレーイーサー

雨ぶたは取り外せば、デイパックとして使用できるのもイーサーの魅力。小型のザックは、テント泊から小旅行にまで活躍します。

また、イーサーのヒップベルトは、各自の体型や骨格に合わせた調節(熟成形)が可能。熟成形の注文は、カスタムモールディング対応のオーブンを設置している、オスプレー販売店で受け付けています。

オスプレー イーサーAG60

 

容量:S=57 L、M=60 L、L=63 L
重量:S=2260 g、M=2340 g、L=2360 g
カラー(全3色):ネプチューンブルー、アウトバックオレンジ、アディロンダックグリーン
サイズ:83×39×31 cm(Mサイズ参考)

オスプレー イーサーAG70

 

容量:S=67 L、M=70 L、L=73 L
重量:S=2300 g、M=2370 g、L=2490 g
カラー(全3色):ネプチューンブルー、アウトバックオレンジ、アディロンダックグリーン
サイズ:85×40×34 cm(Mサイズ参考)

オスプレー イーサーAG85

 

容量:S=82 L、M=85 L、L=88 L
重量:S=2410 g、M=2440 g、L=2460 g
カラー(全3色):ネプチューンブルー、アウトバックオレンジ、アディロンダックグリーン
サイズ:87×43×39 cm(Mサイズ参考)

ザックは快適性やフィット感も考えて選ぶべし!

オススプレーイーサー
撮影:YAMA HACK編集部(オスプレー イーサー)

20年以上愛され続けているザックには、現在も選ばれるだけの“優秀ポイント”がたくさんあります。登山では軽量性も大事ですが、背負ったときのフィット感や快適性も大切。ぜひザックを選ぶときには、今回ご紹介したロングセラーのザックも候補に入れてみてくださいね!