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山ごはん 道具

春だ!初めての山ごはん始め方マニュアル

山頂でお湯を沸かしてみたい!ご飯を作ってみたい!でも必要な道具は何だろう…何から買えばいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?山ごはんにまず必要な道具はたった3つなんです。これさえあれば山ごはんを作ることができる道具をご紹介します。さらにあると便利な山ごはんグッズやさらにレベルアップできるおすすめの山道具までご紹介!

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目次

アイキャッチ画像撮影:nao

憧れの「山頂で作る山ごはん」

ふだん登山では、どんなお昼ご飯を食べていますか?おにぎりやパンを持っていく、という方も多いですよね。もちろん、それでも山で食べると格別の美味しさ!
ですが、山頂でお湯を沸かしたりご飯を作っている人を見て「いいな~やってみたいな。でも何から揃えたらいいのか分からない…」なんて思っている方もいるのではないでしょうか?

調理道具で山ごはんを作る女性

出典:PIXTA

今日はそんな方のために「ズバリ!これがあれば山ごはんを作ることができる!」という道具をご紹介します。コレさえあれば、他のものは代用品でも全然OK。まずは基本の道具からそろえましょう!

山ごはんを作るには、コレとコレとコレ!

山ごはんの道具セット

撮影:nao

山ごはんを始めるためにまず必要な道具は、たった3つ!この3つがあれば、お湯を沸かしたり煮込んだりできるため、カレーライスやラーメンなど暖かい食事を山頂で作って食べることができます。
さらに慣れてきたら、炊き込みご飯やチーズフォンデュなんてお洒落なものもできますよ!

①バーナー

山ごはん 道具 バーナー部分

撮影:nao

燃料を燃やして火をおこすための道具で、五徳(ゴトク)と呼ばれる鍋を載せられるものと一体になっているものが一般的。ライターなどが必要のない、着火スイッチ付きと無しのものがありますが、標高が高い場所や劣化によってスイッチが使えないこともあるので、ライターやガストーチと言われる着火道具は必ず持って行きましょう。

②ガスカートリッジ

ガスカートリッジ

撮影:nao

アウトドアで使用するのにおすすめなのは写真の「OD缶」と呼ばれるガスカートリッジが一般的。頑丈な鋼鉄製容器に圧縮されたガスが入っているもので、上部の口金にバーナーを簡単に接続できます。また、バーナーとガスカートリッジは、必ず同じメーカーの物を使用しましょう。違うメーカーの物を使用すると、ガスが漏れたり正常な使用が出来ない場合があります。

③クッカー

クッカー

撮影:nao

コッフェルとも呼ばれている携帯用の小型調理器具。荷物が限られた登山などで持ち運びやすいよう、軽量でコンパクトになり、蓋はお皿やフライパン、鍋はコップ代わりに使うなど色々な用途に使えます。

とはいうものの…種類がたくさん!

まず必要な道具は3つと紹介しましたが、メーカーや形など実にさまざまな種類が販売されています。



どれを買っていいかわからない…そんな初心者におすすめなのが、バーナー、ガスカートリッジ、クッカーの3つがセットになっているこのセット。クッカーの中に全て納まるサイズで、持ち運びも便利。クッカーの蓋はミニフライパンとしても使える優れもの。迷ったらコレを買うのがおすすめです。

プリムス 153ウルトラバーナー+ライテックトレックケトル&パン+ハイパワーガス

セット内容:本体1個+ガス缶1個+クッカーセット1個
クッカー:1.0L鍋サイズ/内径11×高さ10cm、フライパンサイズ/内径11×高さ2.7cm

キャンプで使っている道具は使える?

山ごはんの道具に悩む女性

出典:PIXTA

キャンプで使う調理道具と山で使う調理道具。同じアウトドアで使うものだから、兼用できるんじゃないかと思ってしまいますよね。実際使えるものもありますが、登山用のものは、より軽量でコンパクトになっているなど、背負って歩くのに便利なように作られているんです。

3つの道具で簡単やまごはん!実際に作ってみよう

それでは、ご紹介した3つの道具バーナー・ガス缶・クッカーを使って山ごはんを作ってみましょう!まずはラーメンやパスタ、フリーズドライ食品を使った簡単カレーなど、お手軽な料理がおすすめです。

山ごはん ラーメン

撮影:nao

まずは定番、ラーメンです。もちろんカップラーメンを持っていてお湯を注ぐだけで出来上がり!でもいいのですが、今回は「山と食欲と私」第2話にも登場するウインナーを入れたラーメン「欲張りウィンナー麺」を作ってみましょう。普段ラーメンを食べない人も、山で食べるラーメンは絶品ですよ!

①バーナーの準備

バーナーの準備

撮影:nao

バーナーの五徳(ごとく・クッカーを載せる部分)を広げ、接続部をガス缶の口金にねじ込みセットします。

②クッカーの準備

クッカーの準備

撮影:nao

お湯を注いでバーナーの五徳の上に置きます。ぐらつかないよう、中心に置きましょう。

③調理

山ごはん調理開始

撮影:nao

つまみを回してガスを出します。シューッという音がするのでガスが出ているのが分かります。
ガスが出たら点火スイッチをカチッと押すと火が着きます。沸騰したらラーメンを割入れ、時間通り茹でましょう。

出来上がり

山ごはんの完成

撮影:nao

ラーメンを茹でるついで、ちょっと高級なウィンナーも一緒に茹でて、粉末スープを入れたら「欲張りウィンナー麺」のできあがり!

※スープを捨ててはいけないので、水の量と味を調節できる粉末式のものがおすすめです。

お湯を沸かすだけでも、豪華なごはんが作れます

お湯だけで調理可能な山ごはん

撮影:nao

温めるだけのごはんにフリーズドライのカレーは、お湯を沸かして注ぐだけでできるので簡単。複数人の場合も、お湯をたくさん沸かせば一度に作れるのもポイントです。フリーズドライはどんどん進化しているので、パスタやリゾット、煮込み料理など色々試してみるのもおもしろいです!

フリーズドライごはんとフリーズドライカレー

撮影:nao(フリーズドライごはんとフリーズドライカレー+半熟卵とウィンナーのっけ)

プラスであると便利な山ごはん道具

あると便利な山ごはんの道具

出典:PIXTA

山頂で山ごはんを作るのに慣れてきたら、少しづつ道具を増やして、さらに山ごはんを美味しく楽しくしちゃいましょう!何かと不便な山でのごはんが食べやすくなったり、山ごはんがよりおいしく見える道具をご紹介します。

風防

風防

撮影:YAMAHACK 編集部

火力の強いガスバーナーですが、横からの強風には弱いんです…。でも、風を避けてくれる風防があればへっちゃら。山頂では無風のことのほうが珍しいので、念のため持って行くのが吉。

EPI ウインドシールド

材質:本体/アルミニウム、ペグ/ステンレス
付属品:ナイロンケース

テーブル

テーブル

撮影:YAMAHACK 編集部

山の上は平らな部分を探す方がたいへん。そんなときにテーブルがあれば、平らな場所を確保できて調理しやすくなります。コップや食器が少しでも高い位置にあることで、より食べやすくもなります。

カトラリー

カトラリー

撮影:nao

お箸やフォークなどは普段使っているものと形はさほど変わりませんが、山用のものはさまざまな工夫がされています。折りたためるものや、チタン素材の軽量のもの、フォークとスプーンが一緒になっているものなどなど、選ぶのも楽しいですよ。

まな板&ナイフ

まな板 ナイフ

撮影:nao

ちょっとしたものを切りたいときにあると便利なのがまな板。小さくてもあるとないとでは全然違います。木など普通のまな板では重たいので、100円均一などで売っている薄いシート状のまな板を、持って行きやすいサイズに加工すると便利です。

レベルアップできる!オススメの山道具

もっとこだわった料理に挑戦したい!友達に喜んでもらいたい!そんなときにおすすめの山道具をご紹介します。

山頂でコーヒーも楽しみたいなら

山頂でコーヒー

撮影:nao

食事のあとに、コーヒーを淹れてあげると、間違いなく友達に喜んでもらえます!ひと手間かけて、携帯用のミルを使ってコーヒー豆を挽くところから始めるとテンションが上がります。

携帯用のコーヒーミル・ドリッパー・コップ
携帯用のコーヒーミル・ドリッパー・コップ

撮影:nao

いろいろな料理に挑戦したいなら

フライパン
フライパン

撮影:nao

クッカーの蓋でも調理できますが、専用のフライパンは大きさも選べるので、調理がしやすくなります。素材も様々で、焦げ付きにくいものや見た目にかわいいものなど色々出ています。目玉焼きやステーキ、焼きそばなどなど色々な料理に挑戦したくなりますね。

ユニフレーム ちびパン

サイズ:φ163×35mm
重量:390g
材質:本体/黒皮鉄板1.6mm厚・クリアラッカー焼付塗装、ハンドル/スチール

メスティン
メスティン

出典:PIXTA

お洒落な登山女子ならみんな持っているメスティン。メスティンレシピの本が出ているほど人気です。四角い形で、あらかじめ下ごしらえした料理も詰めやすく、シウマイなどの蒸し料理も得意です。なにより、見た目がかわいい!

山ごはんを始めよう!

山ごはんの道具をそろえる

出典:PIXTA

山頂でお湯を沸かしてコーヒーを飲んでいるのってやっぱりうらやましいですよね。まずは難しいことを考えずに、お湯を沸かせる道具を買うつもりで、バーナーセットを手に入れましょう!そこからどんどん山ごはんの世界が広がっていくはず。楽しい山ごはんになりますように!