登山料理デビューをしよう!簡単&ウマいおすすめ山レシピ12選
これから登山料理に挑戦したいと考えている人にピッタリの道具や簡単レシピについてご紹介します。山で活用しやすい食材や持ち運びのコツなども合わせてチェックしましょう。手軽に挑戦できるものばかりなので、マイレシピの参考にしてみてはいかがでしょうか。
2023/06/23 更新
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編集者
YAMA HACK編集部
YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。
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制作者
kimi
長野県在住。1人と1匹の息子を育てるママライター。浅間山の麓でやんちゃ兄弟と共に、日々野山を駆け巡る。スノーボードが好きすぎて、夏に雪を求めてニュージーランドへ短期留学した経験あり。2017年からスノボのオフトレとして始めた登山にハマる。出産前は栃木や上信越の百名山が中心、現在は子どもと楽しめる近所の山や散策路が中心。山歩きも好きですが、眺めるのも好き。360℃山ビューの信州、最高。
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憧れの登山料理に挑戦しよう!

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日帰り登山を何度か経験していると、山頂で調理をしている登山者の姿に「山で料理できるってカッコイイ…」「自分で作った山料理、絶品だろうな…」と感じることが多いのですよね。でも、実際のところ、何から始めたらいいのか分からず、またコンビニのおにぎりで終了…なんてことも。
そこで、今回は登山料理デビューを目指す人におすすめの道具や超簡単レシピなどを分かりやすくご紹介します。
まずはこれがあればOK!とりあえず揃えておきたい道具

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山で調理をするために、まずは調理道具を揃えましょう。「とりあえず、これがあればOK」の初心者向け登山料理アイテムをは主に4種類。
バーナー本体+ガス

山での調理には、寒冷地に強いガス缶(OD缶)と一体式で使用するタイプのバーナーがおすすめです。とても軽量でコンパクトに収納可能。難しい手順は必要ないので女性でも安心して使用することができます。
ゴトク径:大148mm/小90mm
収納サイズ:7.5×8.8×3.0cm
本体重量:116g
重量:110g
成分:ブタンガス約75%、プロパンガス約25%
コッヘル(クッカー)

コッヘル(クッカー)は、鍋のこと。お湯を沸かしたり、簡単な調理をすることができます。形や容量は様々ですが、初心者なら定番の円筒型・約1Lサイズのソロ用が◎。
これ一つで、「沸かす・煮る・炒める」はもちろん、ご飯を炊くこともできちゃいます。フタも調理に使用可能で、取り分け用としても活用することができますよ。
セット内容:1.0L鍋(内径11cm×高さ10cm)、フライパン(内径11cm×高さ2.7cm)
基準重量:280g
収納サイズ:直径13×H14.5cm
メッシュ収納袋付属
バーナー+ガス缶+クッカーの3点セットで購入したい人はコチラ
セット内容:プリムス153ウルトラバーナー、小型ガスカートリッジ110g、ライテックトレックケトル&パン
シェラカップ

シェラカップは無くても大丈夫ですが、コーヒーやスープを飲んだり、仲間と料理を取り分けたりするのに、あると便利。アウトドア感が出るのも嬉しいポイントですよね。直火OKのものを購入すれば、そのままバーナーを使って調理することもできます。
サイズ: φ129×195×50mm
材質: ステンレス鋼
重量: 90g
容量:420mL
カトラリー類

登山料理を食べる時に必要なカトラリー類。1本で2種類の使い方ができるものやコンパクトに折り畳みできるものなど、様々なアイテムがあります。自分のお気に入りのカトラリーを揃えれば、テンションも上がりますよ。
サイズ: 約170×38mm
重量: 約20g(スポーク1本約10g)
材質: 飽和ポリエステル樹脂
耐熱温度: 100℃
材質:先端:PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂ハンドル:ステンレス鋼
サイズ:使用時:約160mm(スプーン)約170mm(フォーク)収納時:約95mm(スプーン)約105mm(フォーク)
重量:約13g(1本当たり) スプーン・フォーク同重量
耐熱温度:約150℃
簡単&ウマい!登山料理デビューにおすすめのレシピ【超入門編】
登山での調理が全くの未経験…というは、練習段階としてここから始めてみるのもおすすめです。お湯を沸かすだけの簡単手順で完成。それぞれを組み合わせれば、ボリュームのあるメニューにすることも可能です。
カップめん

出典:PIXTA
お湯を沸かして注ぐだけのカップめん。ド定番のメニューですが、山の水を使用したりトッピングを工夫すれば、自分だけのオリジナル山料理に。
スープや味噌汁

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スープや味噌汁もコンビニでも簡単に入手できるので、入門編としては◎。山であたたかい飲み物を作って飲むだけでも、特別感を味わうことができますよ。
アルファ米をお湯で

アルファ米は、水でも調理可能ですがお湯を沸かせば時短に。何より、山の上で温かいごはんが食べられるのが嬉しいですね。
簡単&ウマい!登山料理デビューにおすすめのレシピ【入門編】
超入門編のお湯を注ぐだけメニューにちょい足しすれば、見た目もレベルアップ。
ミニかつ丼

撮影:kimi
おにぎりやアルファ米に自然解凍できる冷凍とんかつを乗せるだけのお手軽丼。カップめんやスープと合わせれば満腹感○。
おにぎり茶漬け

撮影:kimi
おにぎりにお茶漬けのもとをかけてお湯を注げば、おにぎり茶漬けの出来上がり。
おにぎりの具材を変えれば、また違った味を楽しむことができます。

お好みのおにぎりにお茶漬けの素をふりかけて、熱湯を150mⅼ注げば完成。市販のおにぎりは、お米や具材に塩気があるので、お茶漬けの素1/2袋でもOKです。
オニオングラタンスープ

撮影:kimi
普通の粉末スープにパンとトッピングをプラスするだけで、簡単にオニオングラタンスープができちゃいます。あらかじめパンにチーズが乗っているものを選ぶとボリューム感もアップ。

撮影:kimi
粉末のオニオンスープにパンをちぎってイン。バーナーで沸かしたお湯を150mⅼ注注ぎます。ミニサイズのジップバッグに粉チーズ&フライドオニオンを入れて持参すれば、見た目もオシャレなスープの完成。
簡単&ウマい!登山料理デビューにおすすめのレシピ【初級編】
続いてご紹介するのは、クッカーを使って調理するメニュー。調理とはいっても、基本は『温める・混ぜる』で完成しちゃいます。
リゾット

撮影:kimi
粉末スープとおにぎりがあれば、リゾットの調理も簡単。ウインナーも一緒に茹でれば、ボリュームもアップするのでおすすめです。

撮影:kimi
クッカー又はシェラカップに水150mⅼとウィンナーを入れてバーナーで加熱します。沸騰したら、おにぎりと粉末スープの素を入れてまぜまぜ。
ポタージュスープの素は、お湯を注げば簡単にとろみが出るので煮込む手間なしでリゾットが出来上がります。粉チーズやブラックペッパーをお好みでトッピングしましょう。
パスタ

撮影:kimi
粉末スープの素やパウチタイプのスープを使えば、スープパスタを作ることもできます。パスタは早ゆでタイプを使うのが便利。長さの短いタイプか、普通サイズを半分に折って準備しておきましょう。

撮影:kimi
クッカーに300mⅼの水を入れ、バーナーにかけます。パスタが茹で上がったらスープの素2袋を投入すればOK。粉末スープの素1袋で作る場合は、シェラカップにパスタとゆで汁150mⅼを移してから粉を入れて混ぜるのがおすすめ。この場合、残った茹で汁は捨てずに他のスープやコーヒーを作るなどして活用しましょう。

撮影:kimi
袋麺ではなく棒ラーメンを使えば、ラーメンも楽々。お好みのトッピングをプラスすれば、見た目も満腹感もアップします。

撮影:kimi
マルタイ棒ラーメンをクッカーで茹で、付属の調味料を入れれば完成。調味をする際はシェラカップに移してから行うのもアリ。クッカーに油やスープの味が残らずに済むので、その後コーヒーを入れたり、デザートを作る時にもそのまま使うことができます。
簡単&ウマい!登山料理デビューにおすすめのレシピ【レベルアップ編】
事前の準備や行程にひと手間加えれば、もう少しレベルアップしたメニューを作ることもできます。
白米をちょっと豪華に!ホタテコーンごはん

撮影:kimi
ホタテの香りが最高なコーンご飯も混ぜるだけの簡単行程で完成。チャチャッと作れて、豪華に見えるのでおすすめです。
撮影:kimi
クッカー又はシェラカップにホタテの缶詰を汁ごと入れます。火にかけながら、おにぎりとコーン、ホタテをほぐし、まぜまぜ。汁気が多い場合は、火にかけながら水分を少し飛ばしましょう。最後に、醤油で味を調えれば完成。おにぎり1個分なら、お寿司などについてくるミニパックの醤油の量でOK。タレビンに入れて持参しても◎。
お酒好きにはたまらない!鯖缶のアヒージョ

撮影:kimi
見た目もオシャレで味も最高の鯖缶アヒージョ。山頂でビールタイムを楽しみたい人にピッタリのメニューです。
クッカーに鯖缶を入れて少しほぐします。あらかじめカットしておいたプチトマトやマッシュルーム、ニンニクチップを投入し、オリーブオイル、アヒージョの素をかけてグツグツ。5分程度で完成します。鯖缶はオリーブオイル漬けにしてあるものを選べば、ベチャっとならずに済みます。アヒージョの素を使わない場合は、塩、コショウやマジックソルトなどでの味付けでも十分美味しくなりますよ。
甘くて温か~い!ホットグラノーラ(チョコ&バナナ)

撮影:kimi
甘いものが好きな人にはグラノラを使ったホットなレシピもおすすめです。ご飯の後のデザートとして食べても◎。
撮影:kimi
シェラカップにグラノラ、チョコ、マシュマロ、スキムミルク大さじ2を入れ、お湯を100mⅼ注ぎます。お好みでバナナをちぎって入れても○。スキムミルクは熱湯だとダマになりやすいので、少し冷ましてから入れるようにしましょう。材料は、写真のようにひとまとめにしておけば、行動食としても食べやすいのでおすすめです。
あると便利!登山料理を簡単に美味しくできる食材
山で調理するときには、できるだけ手軽に活用できて、荷物にならない食材が役立ちます。ちょい足しするだけで、登山料理のレベルが簡単にアップするのでコチラも参考にしてみてくださいね。
自然解凍できる冷凍食品

撮影:kimi
自然解凍できる冷凍食品なら山に登っている間に解凍されるので、温める手間なくとても便利。ごはんに乗せてミニ丼にしたり、ラーメンのトッピングにするのも◎。簡単にゴハンのボリュームをアップさせることができます。
缶詰

缶詰の種類はとても豊富。そのままご飯のおかずとして食べることもできますが、他の食材と合わせて新たなレシピを考えるのも楽しいですよ。
フリーズドライ食品

お湯を注ぐだけで簡単に調理できるフリーズドライ食品。雑炊やリゾットはもちろん、丼ぶりの具材やカレールウなど種類が豊富です。仲間とそれぞれ違う種類のものを試してみるのも楽しいですよ。
調味料やスパイス

撮影:kimi
調味料やスパイスは、ミニパックに入れて持ち運べば荷物にもならず料理を美味しく仕上げてくれます。いりごまやオニオンチップなどをトッピングするだけで、見た目もグンと良くなりますよ。
シーズニング

シーズニングパウダーを使えば簡単に味をキメることができます。例えば、醤油バターやガーリック味のシーズニングでチャーハンを作ったり、ラーメンにカレー味をプラスするなど、活用の仕方は様々です。
パック入り食材

撮影:kimi
缶詰ではなくパックになっている食材を選べば、軽くて収納もしやすいのでおすすめ。缶詰にありがちな残った汁を気にする必要もありません。使い終わったらクルっと丸めれば、ゴミも最小限で済みます。
登山料理はアイデア次第!自分だけのレシピで山ゴハンを楽しもう

出典:PIXTA
いかがでしたか?初めは何だか難しそう…と感じてしまう登山料理ですが、実際は意外と簡単に挑戦することができます。便利な食材もたくさん発売されているので、それらを活用しながら登山料理の幅を広げていきましょう。様々な食材から自分だけのレシピを考えて試してみるのも楽しいですよ。
今回紹介した商品一例
ゴトク径:大148mm/小90mm
収納サイズ:7.5×8.8×3.0cm
本体重量:116g
重量:110g
成分:ブタンガス約75%、プロパンガス約25%
セット内容:1.0L鍋(内径11cm×高さ10cm)、フライパン(内径11cm×高さ2.7cm)
基準重量:280g
収納サイズ:直径13×H14.5cm
メッシュ収納袋付属
セット内容:プリムス153ウルトラバーナー、小型ガスカートリッジ110g、ライテックトレックケトル&パン
サイズ: φ129×195×50mm
材質: ステンレス鋼
重量: 90g
容量:420mL
サイズ: 約170×38mm
重量: 約20g(スポーク1本約10g)
材質: 飽和ポリエステル樹脂
耐熱温度: 100℃
材質:先端:PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂ハンドル:ステンレス鋼
サイズ:使用時:約160mm(スプーン)約170mm(フォーク)収納時:約95mm(スプーン)約105mm(フォーク)
重量:約13g(1本当たり) スプーン・フォーク同重量
耐熱温度:約150℃