気軽に始めたい人におすすめ!ボルダリング

フリークライミングの中でも、最も手軽に始められるのがボルダリング。5m以下の壁を決められたホールドを使って登りきるシンプルなスタイルです。語源は「Boulder(ボルダー)」=「巨石を登ること」からきています。ここ数年でボルダリングジムも急増し、人気のスポーツです。「クライミングをやってみたい」という方は、まずはボルダリングから挑戦してみましょう!
ロープ:使用しない
高さ:3~5m
最低人数:1人
非日常を味わいたい人におすすめ!ルートクライミング

ルートクライミングは高さ10m以上壁を登るので、安全確保のためにロープを使用します。登る人を「クライマー」、安全を確保する人を「ビレイヤー」と呼び、2人1組で行うのが基本的なスタイル。ボルダリングに比べると壁があるジムの数も少なく、用意しなければいけない道具も増えるので、始めるハードルはやや高めです。
【トップロープ】
ルートの一番上(トップ)に先にロープをかけておき、吊り下げられた様な状態で登ります。すぐにロープにぶら下がることができるので、リードクライミングに比べると危険が少なく、難易度が低いです。ルートクライミングを始めたい人はまずこのトップロープで練習をしましょう。
【リード】
トップロープとの大きな違いは、クライマー自身が支点にロープをかけながら登る点です。トップロープクライミングに比べると難易度が格段に上がり、フォール(落下)した際の距離も大きくなるので、トップロープクライミングをしっかりマスターした人がトライできるスタイルです。
ロープ:使用する
高さ:10m~20m(ルートによって異なる)
最低人数:2人
東京オリンピックは3種複合

2020年東京オリンピックでは「スポーツクライミング」が正式種目として初めて採用され、日本の野中生萌選手が銀メダル、野口啓代選手が銅メダルを獲得したことでも話題になりました。
先ほど紹介した「ボルダリング」と「リード」に加え、速さを競う「スピード」の3種目をこなし、その合計得点を競うルール。
この「スピード」は特別な施設でなければできないので、なかなか体験することは難しいものですが、15mの壁を10秒以下で登ってしまうトップ選手たちの迫力は素晴らしいので機会があれば観戦するのがおすすです!
なお、2024年パリオリンピックではスピードが独立して別競技となりました。
ボルダリングジムに行ってみよう!

はじめてジムに行くときには少々不安があるかもしれませんが、必ずスタッフさんがレクチャーしてくれるので大丈夫です。まずはボルダリングジムに行って“クライマー”デビューしちゃいましょう!
