『ボルダリング』にはどんな道具が必要?
ボルダリングに興味があるけど、何か特別な道具が必要?どんな服装がいい?と、初心者だと気になりますよね!まず始めに、ボルダリングはどんな道具を使って行うスポーツなのかを説明します。
ボルダリングってどんなスポーツ?
自分の体一つで登るスポーツをフリークライミングと言います。その中で、ロープなしで低い岩の壁を登るのがボルダリング。ロープを使い、登る人とロープを操作する人の2人1組で、大きな岩の壁を登るのがクライミングです。
ボルダリングに必要な道具はたった4つ!
ボルダリングシューズ:スニーカーなどと違って特徴的な形。つま先が細く、ソールは溝がありません。ソールが反っているものもあります。
チョーク:手の汗や湿気を抑えて滑らないようにするためのチョーク。液体、粉末、固形などさまざまなチョークがそろっています。
チョークバッグ:チョークを入れるためのバッグで、ボルダリングではバケツ型の床に置いて使うタイプのものが便利です。
洋服:ボルダリングは全身を使って登るため、スカートでなはく動きやすいTシャツとパンツがベスト!
最初は購入せずに、レンタル道具でOK!
ボルダリングはやってみたいけど、最初から道具を買うのは躊躇しますよね。ボルダリングジムでは基本的に道具(シューズ・チョーク)のレンタルを行っています。初心者はレンタルで十分!気軽にボルダリングを始められますね!
洋服はレンタルできません!動きやすい服を持参しましょう!
では実際に、レンタルできる物はいくらくらいかかるのでしょうか?
靴 | チョーク (チョークバック) | 洋服 | |
---|---|---|---|
レンタル | 〇 | 〇 | × |
目安料金 | 200円~400円 | 100円~200円 | 基本的に家にある動きやすい洋服でOK |
靴やチョークなどの道具はレンタルできるボルダリングですが、服はレンタルできません。自分の服を持参しましょう!着る服には特に決まりはありませんが、注意するポイントがあります。
①動きやすい服
ボルダリングは遠くに手を伸ばしたり、足を高くあげたりします。綿100%の服は伸びが悪く、思うように動けないことも。手足を自由に動かすには伸縮性のあるウェアが最適です!
②丈が短すぎないよう注意!インナーを着よう
高いところに手を伸ばすとTシャツの裾が上がるので、短い丈のTシャツではお腹や腰が見えてしまうことがあります。特に女性はフィット性の高いインナーを必ず着ましょう!
▼おすすめの服装についてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事へ
注意点!靴をレンタルするときは必ず靴下を持参!
多くの人が履くレンタルシューズは靴下の着用が必須。どんな靴下でも問題ありませんが、厚手の靴下は履き心地がごわつき、シューズのソールから足裏に伝わる感覚が鈍くなるため、薄手でくるぶし丈の靴下がおすすめです!
さらにレベルUPしたい人は…専用の道具を購入するのもあり!
服さえあれば後はレンタルで十分なボルダリングですが、さらにレベルUPしたい人は購入するのもおすすめ!より自分に合った靴や道具を揃える事で、今まで登れなかった課題も達成できるかも!
初心者はどんな【ボルダリングの靴】を買えばいい?
初心者向けのシューズを紹介する前に、ボルダリングシューズについて簡単に説明します。ボルダリングのシューズにはさまざまな形(着脱方法が3タイプ、ソールの形が3タイプ、つま先の形が2タイプ)があり特徴もさまざま。まずはそれぞれの特徴について説明します。
【着脱方法 3タイプ】
●ベルクロ:マジックテープで着脱できるベルクロタイプは、履き心地を簡単に調整できるので初心者にぴったりです!
●スリッパ:履き口がゴムのスリッパタイプ。履きやすく足に密着しやすい反面、シューズがなじんで伸びてしまう事も。
●シューレース:紐で着脱するシューレースタイプは履き心地の微調整ができるのが利点。その反面、履くのに時間がかかったり結び目が緩む可能性があります。
【ソールの形 3タイプ】
●フラット:ソールが平らで癖のないフラットタイプ。壁の種類にこだわらず履けるので、初心者に最適!
●ダウントゥ:傾斜の強い壁で威力を発揮するのが、つま先が下向きに反ったダウントゥタイプ。足に負担がかかりやすいので、上級者向けです。
●船底型:つま先が少し上に反っているのが船底型。垂直な壁やスラブ(角度が90度以下で奥に寝ている壁)でソールの摩擦を効かせられます。
【つま先の形 2タイプ】
●ストレート:かかとからつま先まで真っすぐなストレートタイプは、癖が少なく履きやすいのが特徴。初心者におすすめです!
●ターンイン:つま先が親指側にカーブしているのがターンインタイプ。親指側のエッジを効果的に使って登れます。
初めはどんな壁が得意か苦手かが分かりにくいもの。初心者にはいろいろな壁に万能に登れる、『ベルクロで着脱できるストレートの形のフラットソール』がおすすめです!
またボルダリングシューズは、普段履くサイズより小さいサイズを選ぶのが一般的。「こんなにキツくて本当に大丈夫?」と思うほど小さめの靴がピッタリと言われています。購入する時は店舗で実際に履いて、フィット感を確かめましょう。店舗のスタッフの人に相談して購入すると安心ですよ!
(目安予算:10,000円~18,000円程度)
スカルパ フォース
交互に留める2本のベルクロが履きやすいエントリーモデルです。ソールは優れたグリップ力が高評のビブラム®製。柔らかいソールで、初心者から上級者まで履けるおすすめの1足です!
▼ボルダリングシューズの種類や選び方についてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も確認してみてください!
粉派?液体派?チョークは好みで選ぼう!
手に汗が付いていると滑りやすくなります。その汗を吸い取る役目がチョーク!
ボルダリングの他に野球選手も使う粉チョークは、炭酸マグネシウムでできています。この粉チョークにアルコールを混ぜて作ったのが液体チョーク。それぞれのチョークの特徴を見てみましょう!
【粉のチョーク】目安予算:500~2,000円
メリット:手に優しく着けやすい
デメリット:粉が周囲に飛びやすい
東京粉末 ピュアブラック
日本の多くのプロクライマーが愛用する東京粉末のチョークは、その名の通り日本製。自然や体への影響を調査し開発しているメーカーです。細かい粒子が手になじむ評判のよいチョークです!
【液体のチョーク】目安予算:800~2,000円
メリット:手によくなじむ
デメリット:手が荒れやすい
1回2~3滴の量で、持続性の高い摩擦力が得られる定評の液体チョーク!手に薄く付いて他の液体チョークよりも粉が出ません。松ヤニが入っていないので、ホールドや手に優しいですよ!
カッコイイから可愛いまで!自分好みのチョークバッグ
チョークを入れるチョークバッグは2種類の形があり、クライミングは腰に巻くタイプ、ボルダリングは床置きタイプを使うのが一般的です。
(目安予算:2,000~5,000円程度)
いつもでチョークを付けられる腰に巻くタイプ
長めの課題を登っている時に片手をチョークアップできるのが、腰に巻くタイプのチョークバッグのメリット。降りる時はチョークの飛散防止とケガ防止のために、ホールドを使ってゆっくり降りましょう!
両手を同時に入れられる大き目サイズの床置きタイプ
一度に両手全体をチョークアップできる床置き型のチョークバック。テーピングやブラシなど小物を収納できるポケットも付いていて、短い距離の課題の時におすすめです!
▼チョーク&チョークバッグを探したい!という人はこちらの記事も読んでみてください!
ボルダリングジムに出掛けよう!
動きやすい服装で出掛けるだけで、気軽に始められるボルダリング。年齢や性別に関係なく誰でもいつでも楽しめます。普段の生活では使わない体の動かし方が新鮮で、とてもリフレッシュできますよ!