女峰山(にょほうさん)
標高 | 山頂所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
---|---|---|---|
2483m | 栃木県日光市 | 16.5℃ | 8.4℃ |
日本二百名山のひとつ「女峰山」は、男体山とともに日光の山々を代表する名山。古くから山岳信仰の場になっており、世界遺産の日光東照宮からも登ることも可能。
尖った山頂が風格を漂わせ、季節ごとに大自然の美しさを堪能できる山として登山者から親しまれています。
【山行計画の目安】
- 【体力レベル】★★★★☆
- 日帰り
- コース距離:12.6km
- コースタイム:約10時間
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
「霧降高原登山コース」は、6月中旬~7月にかけて一面に咲き誇るニッコウキスゲが楽しめます。天空回廊と呼ばれる1445段の階段を登らなければいけません。
コース中盤からはアップダウンも多く、岩や根のでこぼこ道続き、鎖場も登場するタフな登山が楽しめますよ。
蛭ヶ岳(ひるがたけ)
標高 | 所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
---|---|---|---|
1672m | 神奈川県相模原市緑区、足柄上郡山北町 | 19.2℃ | 12.8℃ |
都心からのアクセスも良く、神奈川県の人気の登山スポットである丹沢エリア。ピークが複数あり、初心者から上級者まで一年を通じて多くの登山者で賑わいます。
そんな神奈川県の最高峰が「蛭ヶ岳」。丹沢エリア主稜線のほぼ中央に位置するため、日帰り登山は至難の業です。
【山行計画の目安】
- 【体力レベル】★★★★☆
- 1泊2日
- コース距離:24km
- コースタイム合計:12時間30分
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
蛭ヶ岳登山でおすすめなのが、丹沢で最もメジャーな表尾根を通るロングコース。蛭ヶ岳に加えて、塔ノ岳や丹沢山といった表丹沢の主峰や、それらをつなぐ稜線からの景色も楽しめる、ちょっと欲張りなプラン。
塔ノ岳まで一気に高度をあげるのもきついのですが、そこから丹沢山を経由してアップダウンの繰り返しなので、相当な体力が必要です。
富士山(ふじさん)
標高 | 山頂所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
---|---|---|---|
3776m | 静岡県・山梨県(境界未定地域) | 9.3℃ | 3.6℃ |
最後はやっぱり富士山。言わずと知れた、日本一標高の高い山です。登山シーズン(7月上旬~9月上旬)には国内外から多くの登山客が訪れるので、「意外と登れそうなイメージ」を持っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、どのコースから登っても高度をひたすら上げる登りはきついもの。3000m後半という標高の高さも、慣れない人には高山病のリスクも伴います。富士登山にはしっかりとした準備が必要ですので、れっきとした「きつい山」なのです。
【山行計画の目安】
- 【体力レベル】★★★★☆
- 1泊2日
- コース距離:14km
- コースタイム合計:約10時間
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
富士登山者の約半数以上が利用するのが「吉田ルート」。富士スバルライン五合目(標高2305m)から登っても標高差はなんと約1450m!
山小屋に宿泊する余裕を持ったプランで、ゆっくりと焦らずに標高を上げていくことを意識しましょう。日頃のトレーニングも重要ですよ!
山頂からの景色は最大のご褒美
「きっつい山」と聞けば少し身構えてしまうかもしれませんが、もちろん「ただ辛いだけ」ではありません。それぞれの山に魅力があり、素晴らしい景色が必ず待っています。
苦労の先にある達成感を味わうため、「きっつい山」に挑戦してみてください!
【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山してください。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに! ・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんでください。
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