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やっぱり雪山はハードルが高い?登山ガイドさんに気になること全部聞きました!(2ページ目)

雪山初心者向けのガイド登山。気軽に頼んでいいの?

雪山ガイドツアーのイメージ

出典:PIXTA

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筆者

雪山ガイド登山って、勝手にエクストリームな感じをイメージしていたんですが、雪山初心者が気軽にお願いしてもいいものなんでしょうか?

渡辺ガイド

もちろん大丈夫ですよ!これから雪山を本格的に始めたい人だけじゃなく、まずは楽しく雪山を体験してみたいという人も、気軽にガイドに相談してみてください。

友達同士などグループで依頼すれば金銭的にも負担が減りますし、自分たちのペースでのんびりでもがっつりでも雪山を楽しむことができますよ。

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筆者

依頼する時は、行き先や装備選びなども相談していいのでしょうか?初心者だとなかなかイメージしづらいと思うのですが……。

渡辺ガイド

問題ありません!実際に、「雪の上を歩いてみたい」 「冬の動物を楽しみたい」など、やってみたいことを聞いて、一緒に行き先を選ぶこともあります。

装備に関しても、私は事前に装備リストを共有して、夏山のアイテムで流用できるのか、レンタルできるアイテムはこれ、などのお話しもしています。

ガイドさんによっては、住んでいる場所次第で一緒に買い物にいくこともあるみたいですね(笑)

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筆者

思っていたよりも気軽にいろいろ相談できるんですね!依頼するハードルがぐっと下がりました(笑)

提供:渡辺佐智ガイド (ルートファインディングは自分で)

渡辺ガイド

あとは、初心者向けのスノーハイクツアーや雪山入門ツアー、雪山勉強会などに参加するのもおすすめです。

ツアー会社や登山用品店、ガイド個人が主催するものなどがあるので、ぜひ調べてみてください。

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筆者

初心者向けのツアーや勉強会なら気後れせずに参加できそうですし、敷居が低くていいですね!

道具は全部買わなきゃダメ?

低山スノーハイクのイメージ

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筆者

登山用品店に行くと、ピッケルやアイゼン以外にも、靴やウェア、スノーシュー、小物類など、雪山用の装備がたくさん並んでいますよね。とりあえずスノーハイクだけ体験してみたいという場合でも、やっぱり装備は一通りそろえないといけないのでしょうか?

渡辺ガイド

雪山初心者の方は、いきなり全てを揃える必要はないと思いますよ!スノーハイクなら、夏山装備をそのまま流用できる場合もありますし、スノーシューなど大きなものは、レンタルで一度体験してからでいいと思います。

スノーハイクに流用できる、夏山装備とは?

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筆者

夏山装備が流用できることもあるんですね!それなら、雪山への金銭的ハードルもかなり下がります!
具体的には、どんなものが流用できますか?

渡辺ガイド

冬山装備のなかでも特に値段が高いのは、冬靴とハードシェル(アウター)、ビーコンだと思います。本格的な雪山に挑戦するなら保温性や堅牢性の面で欠かせない装備ですが、スノーハイクであれば代用が効きます。

 
まず登山靴については、アイゼンを装着する必要が無い場合、ミドルカット以上で防水性のある3シーズン用登山靴であれば使えますよ。基本的にスノーシューやわかんは、靴を選ばず装着できます。ただ、柔らかすぎる靴は、ベルトを締めると足も圧迫されるので避けた方がいいです。

アウターも、上下セパレートで防水透湿素材のレインウェアであれば流用できます。

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筆者

靴とアウターが流用できるのは助かりますね。流用する際の注意点やアドバイスはありますか?

渡辺ガイド

3シーズン用の靴は保温性が低いので、厳冬期や長時間の歩行には向きません。寒いからと、靴下2枚履きをすると血行が悪くなり足が冷えます。

あと、レインウェアのサイズが小さめの場合、防寒着を重ね着した時に窮屈になり動きづらくなることがあるので、チェックしておいてくださいね。

冬靴やハードシェルは、購入するつもりがあっても、雪山に一度も行ったことが無いと選び方が難しいと思います。レンタルもありますし、まずは何度か雪山を体験してみてから購入を検討しても遅くないと思いますよ。

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筆者

そのほかにも、夏山装備でスノーハイクに流用できるものはありますか?

渡辺ガイド

バックパックは夏用のものでも使えますし、ウェア上下も3シーズン用のものをベースに、足りない防寒着を追加すればOKです。

トレッキングポールは、雪山用のバスケットを付ければ使えます。バスケットは最初から付属している場合もありますし、単品で買い足すこともできますよ。

サングラスも夏山で使っているものを使えます。

買い足しが必要なアイテムは?

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筆者

ということは、買い足す必要があるのはダウンジャケットなどの防寒着と、小物くらいでしょうか……?

渡辺ガイド

そうですね!まず、レインウェアを流用するのであれば、靴とレインパンツとの間に雪が入るのを防ぐため、膝ぐらいまでカバーできる冬用ゲイター(スパッツ)を用意する必要があります。

また、グローブは夏山用ではなく、防水・防寒性のある冬用グローブを用意しましょう。スキー用でも、指を動かしやすいものであればOKです。雪山で素手になるのは基本NGなので、スマホを操作する時も装着したまま使用できる薄手グローブがあるといいですよ。

帽子も、夏の日除け帽ではなく、ビーニー(ニット帽)を。森林限界を超える場合は、サングラスの他にゴーグルも用意しましょう。

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筆者

小物類であれば、それほどお金をかけずに揃えられそうですね!

スノーハイクの主な装備

装備名夏山装備流用or購入or
レンタル
流用・購入する際のポイント
登山靴流用可ミドルカット以上、防水性ありの3シーズン用の登山靴でOK
シェル(アウター)流用可防水透湿素材、上下セパレートのレインウェアでOK
バックパック流用可
ウェア(アンダー・中間着)流用可吸汗速乾素材の3シーズン用でOK
防寒着流用可(一部追加購入)フリースやダウン、タイツなど流用可。重ね着しても足りない分は追加購入を
トレッキングポール流用可(一部追加購入)雪山用のバスケットが無ければ購入を
ゴーグル流用可森林限界を超えない場合や吹雪かなければ夏山用のサングラスでOK
ゲイター購入をおすすめベルクロ式で膝まである冬用を(防寒も兼ねる)
グローブ購入をおすすめ防寒用に、防水のアウターグローブと、スマホ対応のインナーグローブを
帽子購入をおすすめ防寒用のビーニー(ニット帽)を。寒がりの人は、深めのビーニーを用意するか、ネックウォーマーやバラクラバ(目出し帽)と併用すると良い。晴れて風のない残雪期はハッとをかぶり、予備でビーニーを持っていく
(スノーシュー・わかん)レンタル可コース状況により必要
(アイゼン&ピッケル)レンタル可コース状況により必要
(ビーコン)レンタル可コース状況により必要。プローブ・シャベルも合わせて必要

雪崩から身を守るビーコンは、レンタルがおすすめ!

渡辺ガイド

もう一つ、レンタルでいいので携帯してほしいのは、雪山専用装備の雪崩ビーコンです!
ビーコンは、万が一雪崩に遭ったときに、電波を発して捜索者に埋まっている場所を知らせる道具で、数千円でレンタルできます。

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筆者

ビーコンというと、雪崩のリスクが高い山域に行く人だけが持っていくものだと思っていました。スノーハイクでも雪崩に遭う可能性はあるんでしょうか?

もちろん山域やコースによってリスクの大きさは違いますが、雪のある斜面であれば、どこでも雪崩のリスクは存在します。

自分が平らな雪原を歩いていても、上部の斜面で雪崩が起こって巻き込まれることもありますし、尾根だから絶対安全ということもありません。ここ数年は暖冬の影響で、積雪の不安定性を予測しづらいなと感じることもあります。

それから、雪崩ビーコンはプローブとシャベルと一緒に使い、他のもので代用はできません。道具の使い方の練習も必要ですので、初めての方や、そのシーズンの最初の頃は、入山前に説明をしています。エリアによっては携行が義務付けられているところもあるので、チェックしておきましょう。

正しく理解すれば、初めてでも雪山は楽しめる!

提供:渡辺佐智ガイド

敷居が高いと感じていた雪山ですが、渡辺ガイドのお話を聞いて、スノーハイクからなら初心者でも充分楽しめることがわかりました。道具もいきなり全て揃えなくても大丈夫そうなので、雪山へのハードルがだいぶ下がったのではないでしょうか。ガイドさんの力を借りながら、憧れの雪山デビューを目指してみませんか?

雪山入門

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