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あれ、これって自分が悪いのかな…

メジャーな登山道や山小屋など人が集まるところでは、価値観の違いから対人トラブルはつきもの。YAMA HACK編集部が実際悩んだことのある「あれ?私が悪いの?」という経験をもとに、対処法をみんなで考えてみたいと思います。
CASE1 山頂って誰のもの?山頂を独占する迷惑な人たち

編集部員O
これはけっこうある~。トラブルになりたくないから、何も言わないことが多いけど……自分ではやらないように気をつけてる。
編集部員K
ねちっこく言うのはあまり気持ちの良い感じじゃないね。
人のふり見てわがふり直せ!

もし急いでいて、山頂で写真を撮りたいときは、「写真を撮ってほしいのですが」と一声かけてみましょう、察してくれるはずです。小分けのお菓子などを「譲ってくれてありがとう」と渡すのも良いかもしれませんね。
CASE2 今日の晩御飯がない!!テント場での盗難

編集部員S
こんなことあるんやな……腹減っているときにやられたら怒りしかない。
編集部員F
買ったビールのつまみがないのは悲しいね。
編集部員S
え?そこ??w
盗難されないような対策も必要!自分の身は自分で守ろう

食べ物であれば食べればなくなってしまいますし、混みあったテント場ならば犯人の特定や追及は難しいでしょう。山小屋の食事についても、ハイシーズンの週末などは宿泊者が優先となってしまいますので、今回の場合は運が悪かった、と割り切りましょう。
何かあったときのために1食分多く持っていくと、非常時だけでなく今回ようなケースにも対応できますよ。
CASE3 そんなにうるさくしていたつもりはなかったのですが…

編集部員J
これは結構あるあるなお悩みだよね。うるさくしているつもりはないんだけどな。
編集部員N
疲れて今すぐ寝たいっていう人は気になるかもですね。
20時以降はお静かに!早く着いてテントを張る場所を考えるのも手

就寝時間を過ぎてからのおしゃべりはもちろんNG。就寝時間前に寝る人も結構いますので、早めに静かにするに越したことはないです。朝が早い人もいますので、ルールは守りましょう。
CASE4 登山道は誰のもの?トレイルランナーとの共存

編集部員S
これも結構ある。追い抜き問題は登山者同士でもある気がするな。
編集部員O
すれ違いや追い抜きができない場所だと、タイミングが難しいよね。熊鈴をつけて存在をアピールしてみるとか?
登山者の常識=トレランの常識と思わない!思いやりの心を持とう

逆に登山者側も、マナーだと思っていたことが必ずしも正解でないこともあります。例えば、すれ違いのあいさつ。状況によってはあいさつする余裕がない時もあるので、山では「絶対に」挨拶しなければ!という気持ちは捨てても良いのかもしれません。
CASE5 厳冬期の鎖場は慎重に!

編集部員F
鎖場は一人ずつ渡れって聞いたことがあるよ。
編集部員N
SNSで非難されるのはちょっと傷つきますね。
鎖場は一人ずつ通過するのがマナー、アイゼンは時に凶器になることも

今回のような厳冬期の冬山のケースだと、後続の人が転んでしまったら、アイゼンが上から振ってくるため連続追突事故になり危険です。大怪我をすることもあるかもしれません。今回は怪我がなくてよかったですが、次回同じことを起こさないよう、SNSで皆さんが助けてくれたと割り切ってみるのはいかがでしょうか。
ほんの少しの気遣いと鈍感力で、登山は100倍快適になる
