わたし、勘違いしてました……山のマナー
登山をする上で、知っておきたいのが山でのマナー。他の登山者の言動に、あれはちょっといただけないな~と感じたことはありませんか? 悪気はなくても、勘違いなどで無意識にマナー違反をしていることがあるかも!?
そんな登山者の実体験7つから、山でのマナーを今一度確認してみましょう。
【実録①】ザックへの小物の外付け
登山を始めたばかりのAさん。他の登山者がザックの外にマットなどの道具を括りつけているのを見て、なんだか登山者らしくてカッコイイな~と憧れます。そこで、Aさんもザックの外側にカラビナをつけ、マグカップや袋に入れた食料などの色んなものをぶら下げて登山をすることに。
さて、Aさんのザックはこれで大丈夫でしょうか?
不要な外付けは“事故のもと”
ザックへ入りきらないものをザックの外にカラビナやコードで括りつけることはありますが、なんでもかんでもつければ良いという訳ではありません。幅の狭い登山道ですれ違うときに他の登山者にぶつかったり、木に引っ掛かったりして、転倒や転落に繋がることも。
すぐに使うわけではないものなど、不要な外付けはおすすめできません。安全のためにもザックに入れた方が賢明です。
【実録②】山での挨拶
山では、登山道などですれ違う時に挨拶を交わすことを知っていた、登山初心者のBさん。無事に登頂し、軽快に下山をしているとき、「こんにちは」と声をかけたものの無視をされてしまいます。そんなことが何回か続き、「何だよ、せっかく挨拶してるのに無視するなんて!山のマナーを知らないのかよ!」とイライラ。
さて、Bさんは正しいでしょうか?
“お互いが気持ち良く”が基本
確かに、山行中に他の登山者と出くわしたときには挨拶をするのがマナー。すれ違いでの挨拶は、万一の時の目撃情報に繋がるとも言われています。
しかし、厳しい急登で息を切らしている場合など、人によっては挨拶に応えられないこともあるものなのです。挨拶への応答がなかったからといって、不用意にイライラする必要はありません。登りの方から挨拶がなければ、会釈だけでも十分。
声を出せない側も会釈するなど、すれ違うときにはお互いに相手の状況を配慮できると良いですね。