体力には自信があるのに…
『体力には自信があるのに、登山の時に、途中で疲れて歩けなくなってしまった…』という話を聞くことがあります。その原因の1つとして考えられるのが、栄養不足によるエネルギー切れ。
そこで、登山の時に途中でバテないための、正しい食事の摂り方を、フィットネストレーナーであり管理栄養士でもある山田賢児さんに教えてもらいました。
エネルギーの供給が間に合わなくなるとバテる
まず登山の途中でバテて歩けなくなるというのは、栄養的な観点からどんな状態なのでしょうか?
「エネルギーの供給が間に合っていない状態です。つまり血糖値が極端に下がっているということ。そうなると、体に力が入らなくなり、思考力も低下します。眠くなったりめまいがしたら要注意です」(山田さん、以下同)
例えば、体を絞りたいからと、果物だけ、または野菜スープだけなどの軽い朝食で歩き始めた時に、こういう状態になりやすいとか。では、そうならないために必要な栄養素とは?