桜を見に、山へ行こう!
古来より日本人の心を惹きつけてやまない美しさと、2週間程度というわずかな期間で散ってしまう儚さを併せ持つ桜。春といえばやはり桜、桜といえばお花見ですね!街中で見かける桜も良いですが、大自然を感じられる山で咲き誇っている桜も見応えがあっておすすめですよ。紅葉に比べて桜は標高の低い山で多く見る事ができ、登山初心者も安心して楽しめるんです!
【関東周辺】桜を楽しめる山10選
まずはじめに関東周辺の山々にある桜の名所を紹介します!都心から距離が近いので、アクセスしやすいのが特徴です。
高尾山(奥多摩)
東京都八王子市に位置し、登山者数世界一を誇る標高599mの山です。ケーブルカーやリフトが中腹までつながり、最もメジャーな登山道は9割方舗装されてスニーカーでも登れるのが特徴です。そんな高尾山は、麓にあるケーブルカー清滝駅やJR高尾山口駅の周辺、山頂から陣馬山方向へ向かう途中にある一丁平付近で美しい山桜を見ることができます。アクセスは圏央道高尾山ICから車で5分、電車は新宿駅から京王線にて高尾山口駅へ。
例年の見頃:4月上旬
大山(丹沢)
丹沢山地にある大山は、標高1,252m、ケーブルカーを利用して中腹まで登れることから、家族連れや初心者に人気の山で知られています。紅葉の名所としても人気がありますが、春には麓で見られる大山桜が有名です。1周1時間ほどで巡れる大山桜ハイキングコースがおすすめで、樹齢400年の大木4本が美しい桜を咲かせていますよ!最寄りICは東名厚木ICもしくは秦野中井IC、公共機関を使うなら小田急線伊勢原駅からバスで。
例年の見頃:4月上旬
六国見山(鎌倉)
六国見山は、三浦半島の付け根、北鎌倉の円覚寺の裏手に聳える標高147mの山です。円覚寺以外の麓は開発が進んで住宅地が延びてきていますが、春には山頂をはじめ、麓付近のわずかに残っている田畑の風景に溶け込む形で満開の桜が彩りを添えています。六国見山森林公園のシンボル「夫婦桜」も有名で、必ず訪れたいスポットです。JR大船駅東口バス乗り場で「高野台」行きに乗車し、「高野台」バス停で下車。JR北鎌倉駅からは円覚寺側道路を大船方面に歩き、権兵衛踏切を右折、道なりに進んで高野台の住宅地を抜けて行きます。
例年の見頃:4月上旬
弘法山公園(秦野)
丹沢山の南東、市街地にほど近いところにあり、弘法大師が修行した山と伝えられている弘法山をはじめ、隣り合う浅間山や権現山と合わせて弘法山公園といいます。春には公園内に2000本を超すソメイヨシノや山桜などの桜が花を咲かせ、権現山と弘法山をつなぐ馬場道は桜の回廊となります。夜にはライトアップされ、夜桜も楽しめますよ!東名秦野中井ICから3分、又は小田急線秦野駅からバスで。
例年の見頃:3月下旬~4月上旬
妙義山(群馬)
奇岩で有名な妙義山は、南側の麓に45種5000本もの桜が植栽されている47ヘクタールの広大な公園、「さくらの里」があります。開花時期の異なる桜が順次咲いていくので、4月中旬から5月上旬頃までと比較的長い期間お花見が楽しめますよ!園内には歩道や四阿なども整備されており、ハイキングやピクニック気分でゆったりした時間を過ごせます。アクセスは松井田妙義IC又は下仁田ICから。電車の場合は松井田駅又は下仁田駅からタクシーを使うことになります。
例年の見頃:4月中旬~5月上旬