登山を快適にする、あったら便利なアイテムたち
登山において、「あ、こういうものを持ってくればよかったな…」なんて思ったことはありませんか? 実際に実感した方も、これから登山を始めてみよう!という方もぜひあると便利な登山グッズを参考にしてみてください!今回は使用シーンなど具体例を交えてご紹介していきます。
意外と見落としがち!?あったら便利な登山グッズ16選
ウルトラライト(軽量に重きを置いた登山スタイル)や難易度の高い登山、厳冬期の雪山登山などでは荷物を慎重に吟味しなくてはなりません。しかし今回は、主に日帰り・低山などで役立つグッズをご紹介していきます。
①ポケットのないザックにはぜひ!ペットボトルリング・クリップ
ちょっとしたハイキングなどにおすすめなのがこのペットボトルリングとクリップ!初めて山に行く人は、ひとまず手持ちのリュックを利用する方もいるかと思います。そんな時外付けのポケットがなかったりすると何かと不便。すぐに水分補給できるこのアイテムが便利ですよ。
クリップタイプはパンツのベルトなどに挿せるので、ぶらぶらしないのが◎!
②下山後の温泉でも大活躍!すぐに乾くパックタオル
フェルトのような不思議な手触りのこのパックタオル。なんと重量の約4倍もの水分を吸収してくれる優れもの。しかもパンっと振れば、すぐに乾いてくれます。XLがおよそバスタオルサイズなので、下山後の温泉にも大活躍してくれますよ。
③下地が悪い場所でも座れるって大事。折り畳みざぶとん
あるとないとじゃ大違いなものがこれ!「別に地べたに座るのは平気」という方も、山では場所によって下地のコンディションが異なります。前日に雨が降れば泥の上、乾いているとは限りません。岩や砂礫が多い場所でも、これが1枚あると安心して休憩できます。地面からの冷えもシャットアウトしてくれますよ。
④平地で開けた場所なら、折り畳み椅子も便利!
そこまでハードではないハイキングや、山ごはんを楽しむ!という目的がある場合はゆったり腰を落ち着ける椅子も選択肢として挙げられます。コンパクトに畳める椅子をザックに1つ入れて行けばOK。ただし不整地や斜度が大きい場所では不安定で危ないので気を付けて!さらに狭い場所に椅子を出して居座ると他の登山者の方に迷惑になりますので、広く開けた場所で使用しましょう。
⑤いまや必須!モバイルバッテリー
スマホが普及し、登山においても写真を撮ったりGPSや地図のアプリを使用する方が増えてきました。しかし電子機器は寒冷地に弱いものが多く、秋冬の冷え込む山ではモバイルバッテリーはもはや必須!大容量でコンパクトなものが1つあると安心です。
⑥経験者にこそ。予備としても重宝する軍手
登山用グローブをなくしてしまった時の予備として、ザックに入れておくと便利です。ただし、あくまでも予備として考えましょう。綿素材の軍手は濡れてしまうと乾きにくいため、防寒具としてはおすすめしません。
⑦1つあると何かと便利なライター
仲間がバーナーでお湯を沸かそうとしている時「スイッチを押しても、何だか火の着きが悪い!」なんて場面に出くわすかも。標高が高いところではバーナーの着火装置が着きにくくなることがあるため、サッとライターを出してあげると有難がられますよ!さらに、高所では電子ライターではなく写真のようなフリント式(火打石)ライターがおすすめ。ただしガス部分(本体)を暖めて使ってあげましょう。
⑧100円ショップにも売ってる携帯ゴミ袋
小さなビニール袋が10枚・20枚単位で入っており、サッと取り出して使える携帯ゴミ袋はペットのお散歩に大活躍のアイテム。しかし登山においても重宝します。基本的に山にはゴミを残さない、すべて持ち帰るのがルール。歩きながら食べた飴のゴミ、山ごはんで出たちょっとしたゴミもこのアイテムを駆使してクリーンに!
⑨いつも忘れがち…ウェットティッシュ
ちょっとつまづいて思わず木の枝や岩を掴んだり、靴ひもがほどけたら結んだり…登山中は気づかないうちに色々なところを触っているもの。いざランチ!と思っても、水場や川が近くになく手が洗えないこともザラにあります。そんな時、やはりウェットティッシュが1つあると安心ですよ。
⑩登山の前後に助かる!超コンパクトな折り畳み傘
「山では傘なんて差さないじゃん!」とお思いの方。アクセスの時に小雨が降ってきた…下山してからの帰路で雨が降ってきた…そんな登山前後のお天気が不安定な時は超コンパクトな折り畳み傘を1つザックに入れておけば助かります!日常生活でも重宝しますよ。
⑪裸で渡すより気が利いてる!?ロールペーパーホルダー
登山中、近場にトイレがない場合はたくさんあり、急に催したりやむを得ないことも中にはあるでしょう。芯を抜いてつぶしたトイレットペーパーを1つ持っていくと便利ですが、仲間に渡すときにこんなホルダーが出てくると、ちょっと気が利いてますよね。
⑫どこのどんな水でも飲める!?浄水器
55gの手のひらサイズとコンパクトながら、0.1ミクロンの穴で水がろ過される浄水器「ソーヤーミニ」。バクテリアを99.9%以上除去できるため、川や水場の水も利用することができます。
SAWYER ソーヤー ミニ SP128
重量:約55g
サイズ:約13.5cm
また、モンベルで販売されている「GRAYL(グレイル)」というボトル型浄水器は、水を汲んで15秒プレスすればろ過ができ、同じく99.999%バクテリアなどを除去してくれる優れもの。およそ500mlペットボトル分を携帯することができます。
⑬もしもの時にあるとヒーロー!ファイヤースターター
ライターを持っていない場合、ファイヤースターターでも同様にバーナーの着火に役立ちます。何といっても濡れていても使えるのがいいところ。使い方は少しコツが必要なので、買ったらまずは練習していきたいですね。LIGHT MY FIREのファイヤースターターはホイッスル付き!
LIGHT MY FIRE ファイヤースチールスカウト2.0
サイズ:本体/約42×7mm、ストライカー/約50×26mm
重量:約27g
発火回数:約3000回
⑭近場の山でカップラーメンなら、断然山専ボトル
近場の山にサクっと行く、荷物をあまり持って行きたくない、今回は山ごはんをこだわらない…そんな時は保温力の高いサーモス山専ボトルに熱々のお湯を入れて持っていけば、美味しいカップラーメンが食べられます。バーナーで沸かすより楽ちんです。
⑮この袋開かない!この糸切れない!そんな時サッと出したいビクトリノックス
キーホルダーとして使えるので、鍵などと一緒にぶら下げておけるミニビクトリノックス!つまようじ・ブレード・はさみ・ネイルファイル・2.5mmスクリュードライバー・キーリング・ピンセット・LEDライトなど、モデルによっては搭載機能やサイズ感は異なりますが、かゆい所に手が届くお助けグッズです。
⑯すぐ使うものだけダイレクトにアクセス!サコッシュ
近年すっかり定着したサコッシュ。ザック・リュックはやはり背中に背負っていますから、すぐに取り出したい地図・財布・リップクリーム・目薬などは体の前に置いておくと、登山がストレスなく行えますよ。
今度の山に持っていってみる?
「へぇ、そういう時に使えるんだ!」と新たな発見はありましたか?ぜひ今度の山行に役立ててみてください。きっとスタメン入りするアイテムばかりですよ!