10分で完成!「パラコード」を使って便利な山道具を手作り

2020/07/10 更新

登山で持ってて安心のパラコード。今回はパラコードを使ったアクセサリやグッズの編み方や作り方を紹介します。欲しかったアウトドアグッズを作ってみませんか?


撮影:筆者

山に連れて行きたいパラコード

撮影:筆者
登山用の小物として便利な「パラコード」。
一見ただのカラフルな紐ですが、実はいざという時に役立つ頼りになるロープなのです。

・中芯の糸を引き出し、縫い糸やデンタルフロス代わりに
・芯を抜いて太さを調整→靴紐代わりに
・急な上りや難所でのサポート用に
・テントやタープの補強に

と、持っていれば安心の便利なお役立ちロープです。


実はとっても簡単に編めるぞな…!

撮影:筆者
常に山で携行したいパラコードですが、数mにもわたるロープをそのままザックに入れるのは機能的ではない上に、忘れてしまいそう……。
ブレスレットやストラップにして持ち運ぶというのも推奨されています。
撮影:筆者
確かにおしゃれだし、常に身につけていればいつでも役立ちそうですね。
販売価格はものによりますが、一般的には800円〜1500円ほど。…が、もしかしたら……自分で編めるかも?

こうして器用貧ぼ……もとい、倹約精神にあふれた筆者は、梅雨のひきこもり時期にパラコードマスターへの道を歩み始めたのでした。

基本の編み方「平編み」

撮影:筆者
パラコードを編むと言っても、編み方は星の数ほどあります。まずは初歩的な「平編み」でブレスレッドを作ってみましょう。

用意するもの

ブレスレット作成時に必ず必要な材料は、この4点だけ。

・パラコード(2m~3m)
・バックル
・ハサミ
・ライター

今回は3mmの太さのパラコードを使用しています。

撮影:筆者
今回はより簡単に編めるという「ブレスレット編み機」を利用してみますが、使用せずとも簡単に編むことができます。
慣れてきたら、むしろそのまま編み始めた方が自由が効いて楽しいように筆者は感じました。

編み方

1、作りたい長さに編み機を調整します。
撮影:筆者
2、それぞれ両端にバックルを装着し、パラコードを半分に折り輪をバックルのストラップ部分に通します。
撮影:筆者
3、輪にした部分にコードの両端を通し、左右の長さが同じになるよう調整し縛ります。
撮影:筆者
4、ぴんと張った状態でコードを反対側のバックルストラップ部分へ下から通します。
撮影:筆者
5、いよいよ編み込み開始!右側のコードで輪を作り、
撮影:筆者
左のコードを輪の上に置き、ぐるりと輪の下から上へ引き出します。
撮影:筆者
撮影:筆者
あとは、両方のコードを均等にきゅっと縛れば……
撮影:筆者
ひと編み目の完成です!
撮影:筆者
上から見るとこのような結び目に。
最初はこんがらがってしまうかもしれませんが、工程を反復することでいつの間にか慣れてきますよ。
撮影:筆者
ふた編み目は右で行った編みを左側で行います。
まずは左のコードで輪を作り、その上に右のコードを置きます。
撮影:筆者
右のコードを輪の下から上へ通して、
撮影:筆者
ぎゅっと絞れば……
撮影:筆者
ふた編み目の完成です!
このように右、左、右……と交互に工程を繰り返し、設定した長さまで編み込めれば完成です。
撮影:筆者

編んでみたよ

実際に筆者も今の工程で編んでみました。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば朝飯前。
撮影:筆者
>タイムラプスと差し替え?↑

目標の長さまで編み込めたら、残りの紐の処理をします。
まずはハサミで余ったコードを切り、
撮影:筆者
ライターで炙り、コードの先端を溶かします。
このとき他の部分も溶かしてしまわないよう注意してくださいね!
撮影:筆者
溶かした部分をハサミなどで押さえ定着させます。
撮影:筆者
これにて完成です!所要時間も10分ほど。
とても簡単ですし、好きなコードで編めるのでコーディネートも楽しそうです。
撮影:筆者

「そういえば欲しかった」あんなアクセサリ、こんなギア

基本的な平編みをマスターすれば、ブレスレットのみならずさまざまなギアを作れるようになります。
ここでは筆者が実際に作ってみたパラコードグッズのアイディアを紹介します。

【アイディア1】ドリンクホルダー


買うまではないけれど、あったら便利だな……と思っていたグッズのひとつに、ドリンクホルダーがありました。
ザックの余裕がないときに、ボトル類をぶら下げられるストラップがあれば便利だな。山のみならず、近所の散歩などにも使えるかもしれないな。でもわざわざ買うまでもないな……。
ならば、よ〜し、作ってみましょう!

▼使ったもの
パラコード、カラビナ、コードストッパ

最初にコードをカラビナに結び付けます。
バックルに固定した時のように輪の中にコードを通し、さらにもう一度内側に巻き付けて補強します。

撮影:筆者
輪を少し緩めて別途切っておいたコードを半分まで通し、平編みをしていきます。
撮影:筆者
全体の半分まで編み込んで、コードストッパーを装着すればあら簡単!
ドリンクホルダーの完成です。
撮影:筆者
ペットボトルのネックを絞って持ち運ぶタイプです。スポーツ用のドリンクボトルも運べるように、ホルダー部分を広めにとってみました。

【アイディア2】帽子のストラップ

撮影:筆者
風が強い時、帽子が飛んでいかないか不安…だけど、ストラップを買うまでもないな……。
よし、作ってみましょう!

▼使ったもの
パラコード、クリップ×2、コードストッパー×1

完成がこちら!

これで帽子も飛ばされないし、いざというときにコードも使える。よい登山のお供が誕生しました。

【アイディア3】シューズホルダー

撮影:筆者
登山+キャンプをするとき、登山靴とアウトドアシューズを2足持てたらいいな……。ついでにいろいろ引っ掛けられると便利だろうな。でも「これだ!」というものが売ってないな…。
よ〜し、これも作ってみましょう!

▼使ったアイテム
パラコード、カラビナ×1、コードストッパー×2

基本はドリンクホルダーを作った時と同じです。

  
カラビナに結びつけたコードを二股に編み込み、ホルダーとなる箇所にコードストッパーを付ければ完成です。

撮影:筆者

これさえあれば何でも作れる!?おすすめパーツ

3つのアイテムを作る時にも使用しましたが、パラコードアクセサリを作る際に相性の良いパーツをご紹介します。
これらを組み合わせれば、さまざまな便利グッズを作れるようになりますよ!

①カラビナ

撮影:筆者
登山やアウトドアに欠かせないアイテムのひとつ、カラビナ。
パラコードと組み合わせることで、どこにでも引っ掛けられるアクセサリを作れるようになります。

バックル

撮影:筆者
こちらも何かと便利なアイテム、バックル。
ブレスレットの取り付け部はもちろん連結部として役立つので、アイディアの幅が広がります。

コードストッパー

撮影:筆者
ドリンクホルダーなど、コードで物を縛るアクセサリを作りたい時に役立つアイテムです。

「そういえば○○山へ行った時、こんなのがあればもっと便利だったな…」
「もう少しアレを持つのにスマートにならないかな?」
今までの山々を思い出しながらアイディアを膨らませ編み込んでいく作業は、家にいながらすぐそばに山を感じられる素敵な時間でした。

編んで登って、自分だけのアクセサリを

出典:PIXTA
知れば知るほど奥深いパラコード編みの世界。今回紹介した平編みはほんの序章にすぎません。
山で「こんなアクセサリがあれば便利だな」と閃き、帰宅後に作ってみるというのも新たなDIY的登山かもしれませんよ?
編み方のレシピは書籍やYoutube、Webサイトなどで紹介されています。先人たちの知恵を借りて、パラコード編み編みライフを充実させてくださいね〜!

参考文献:POLALOP|youtube

今回使ったアイテム










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紹介されたアイテム

パラコード 編み機
パラコード 4mm
バックル
コードストッパー
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大城 実結
大城 実結

街を抜け出して、バックパックとともに野山を駆け回るタイプのライター。ライフワークは静かな焚き火とひとり酒。

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