話題のコンパクトチェア、どのくらい小さいかというと……?
こんにちは、本日は超軽量イス「スーパーポケットチェア」をご紹介します。
ええ、見た目は至って普通。X脚型の持ち運び用イスでございますが……。
\ばばーん/(ちんまり)
人物と比較してみれば一目瞭然。まるで人形のイスかと錯覚するほどの大きさです。
今回はこの「スーパーポケットチェア」が果たして山でも役立つのかどうかを検証してみます。
雑誌でも紹介された「スーパーポケットチェア」って?
「スーパーポケットチェア」はクラウドファンディングで誕生したギア。“ポケットに入るコンパクト感で、どこでも座れる!”をコンセプトに発売され、店舗のポップアップや雑誌で紹介された実績を持つアイテムです。
特筆すべきは、名前の通りポケットサイズということ。ポケットに入るのはもちろん、総重量186gという超軽量なのです。
作り自体はとてもシンプルで、脚を差し込むだけで設営も楽々完了。耐荷重も85kgまでとなかなかの力持ちです。ポケットに入るイスと考えると、かなり便利なアイテムかもしれません。
瞬く間に完了する設営
さっそく組み立ててみましょう。
実際にポケットへ入れてみましたが、パンツの後ろポケットだと半分しか中に入らないため、落ちる可能性もあり少々危険。ザックの取り出しやすいところに収納するのが無難に感じます。
こちらが収納された姿。折り畳まれた脚と本体が平ゴムで固定されています。
脚をそれぞれの座面フレームに差し込み固定していけば……
あら簡単! ほぼ完成の状態に。
あとは座面を開けば、
スーパーポケットチェアの設営が完了しました!
慣れてしまえば10秒ほどで組み立てられるでしょう。通気性の良いメッシュの座面も嬉しいですね。
それにしても小さい
写真だとわかりにくいかもしれませんが、やはり「スーパーポケットチェア」は組み立て後もかなりコンパクト。モンベルのロックオンサンダル(Mサイズ)と比較してもこの大きさです。
座るぞ!……あ、あれ? お尻が?
それでは座ってみることにしましょう。えい!
「あれ、意外と座れるじゃない?」と初めは思いました。……思いました、が!
別アングルから見てみましょう。
お尻が半分はみ出している!
この写真の場合ですと、右半分のお尻しか乗っておらず左半分はフリーに。そのため足で少々踏ん張っている状態です。
座面のポールに対して垂直に座っているため、中央に座ろうとすると坐骨がポールとぐりぐり干渉し、少々痛い……。イスを横にするとより座りやすいように感じました。(が、左右から依然お尻ははみ出ます)
一方で、フレーム強度はばっちりで、ぐらつきなどはありません。岩場や泥の上でも安心して使えそうです。
くつろぐには難しいけれど、サクッと座りたいなら◎

より軽く、小さくという登山者の欲求は、今日も様々なアイテムを誕生させる起爆剤となっています。これからもアウトドアブランドやクラウドファンディングから、魅力的な登山ギアが生まれるかもしれませんね。