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これだけはやっておきたい!山から帰ってきたその日中に行うべき登山道具たちのメンテナンス法(2ページ目)

テントさんの訴え

山道具たちが泣いている

出典:いらすとや(作成:akko_y)
テントさんもスタッフバッグに入ったまま、リュックさんの中にいますね。なんだか汚れているみたい。大丈夫ですか?

泥汚れや木くず、葉っぱ、それに、内側にも食べこぼしや髪の毛、ゴミなどの汚れが残っているの。このままだとカビが生えてしまうわ。
雨や朝露の水分も、生地の劣化の原因になって、防水機能が低下しちゃうのよ。

一見濡れていないように見えても、睡眠中の呼気に含まれる水蒸気で、テント内の湿度は高くなっているの。
それに、ギュッと圧縮して詰め込まれている状態が長く続くと、生地の折り目はもちろん、全体に劣化が早くすすんでしまうので、やめてほしいわ。

テントさん
テントさん

いろいろな汚れがついたまま、湿気もこもっていて苦しそう。

大きなものだし、帰宅時間が遅いとベランダに干すこともできませんね。どうしておけばいいのでしょう?

帰宅して、その日中にしておきたいこと

テントの水滴

出典:PIXTA

撤収時、フライシートは軽く振って夜露を落としてから片付けましょう。雑巾があれば、軽く拭いておくのもオススメです。
また、本体を畳む前に入口を下に向けてパタパタすることで、内側の細かな砂やゴミを落とせます(※風の強い時は危険なので、状況をよく見ておこなってください)。

【これだけはマストでしておきたい!】
帰宅後は袋から出し、可能であれば湿気が抜けるように広げて干しておきましょう。スペース的に難しい場合は、ふわっと置いておくだけでもOKです。

【余裕がある時にしておくといいこと】
時間が経つと汚れは落ちにくくなります。全体をチェックして、気になる汚れは拭きとるか、部分洗いで落としておきましょう。

次の山行までにしておきたいお手入れ&保管方法

バサバサ

撮影:YAMA HACK編集部(バサバサと乾かします※強風時は注意)

テントは外側だけではなく、内側の汚れもしっかりチェックすることが大切。一度設営して、全体の汚れを確認するのがオススメです。キレイに拭きとるか、汚れがひどい場合は部分洗いで落としましょう。
風通しのいい場所に干して、湿気をしっかり取ってくださいね。

保管する時は、引き出しに詰め込んだり、付属のバッグに押し込んだりせず、ふんわり畳むか、ハンガーに干しましょう。

▼より詳しいお手入れの仕方はこちらをチェック

寝袋さんの訴え

山道具たちが泣いている

出典:いらすとや(作成:akko_y)
寝袋さんもスタッフバッグに入ったまま、リュックさんの中にいますね。ご自慢のフワフワボディがペチャンコになって、嘆いていますよ。

人って寝ている間にいっぱい汗をかいているのよね。それのせいか、なんだか湿っていてカラダが重いわ。

しかも、そのままギュッと押しつぶされて、身も心もペチャンコよ。このままじゃカビも生えそうだわ。それに、お茶もこぼされちゃって、せっかくの羽毛がゴワゴワよ。ふんわりしていたいのに……

寝袋さん
寝袋さん

とりあえず、一刻も早くふんわりさせてあげたいですね。どうしたらいいのでしょうか?

帰宅して、その日中にしておきたいこと

寝袋のお手入れ

撮影:akko_y

【これだけはマストでしておきたい!】
スタッフバッグから出し、ふんわり置いておくか、ハンガーにかけて、湿気がこもらないようにしておきます。

【余裕がある時にしておくといいこと】
飲み物などで汚してしまった場合は、部分洗いするか、かたく絞った濡れタオルでしっかりふき取っておきましょう。

正しいお手入れと保管方法

寝袋のお手入れ

撮影:akko_y

陰干しして、しっかり湿気をしっかりとばしましょう。湿気が残ったまま保管していると、カビや匂いが発生するだけでなく、性能が低下して、次に使う時に寒い思いをすることも。

また、全体にふわふわ感が減ってきたり、匂いや汚れが気になってきたら、クリーニングや丸洗いをしてリフレッシュさせましょう。(※洗濯に関しては製品ごとに違うため、必ず事前に確認してください)

▼より詳しいお手入れの仕方はこちらをチェック

しっかりメンテナンスをして、次の山行に備えよう

山道具たちが泣いている

出典:いらすとや、illpop.com(作成:akko_y)

なるべくその日のうちにリュックや袋から出して、汚れを落とし、乾燥させるようにしましょう。乾燥させるときは直射日光がよくないので、陰干しで風通りのいい場所で干すのがポイントです。

しっかりお手入れをして、正しく保管していれば、いつでも快適に山へ行けますよ。そして何より、「持って行ったのに使えなかった!」なんてトラブルもなくなり、安全に登山を楽しめます。

いつもあなたを支えてくれる山道具たちをしっかりケアして、長く使えるようにしましょう。

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