【NGシーン】自分も他人も危険にさらされる!
1. 足元が不安定な場所
岩場や鎖場のあるような場所や、ザレ場やガレ場など、バランスを崩しやすい場所などでは、傘をさしていることで手がふさがり、不測の事態に対応できない可能性があります。
2. 風が強い時
傘をさしていて強風にあおられると、バランスを崩して転倒する可能性があります。また、うっかり手を離してしまうと、傘が飛び、他の登山者に当たってケガをさせてしまうことも。また、回収不能になった場合はゴミの原因にもなります。
3. 登山道が細い、または人が多い場合
細い登山道では、すれ違う時に傘が相手に当たってしまうことがあります。また、小屋前など人が多い場所でも同じく、他人に危害を与えてしまうかもしれません。
4. 雨が激しく降っている時
傘で守れるのは、主に上半身です。激しい雨の中では下半身は濡れてしまい、低体温症などを引き起こす可能性があります。レインウェアを併用するなど、着衣や体を濡らさない工夫が必要です。
【OKシーン】傘を使うことで、より快適な登山に!
1. なだらかで、広い道
傘をさしていても、転倒などの危険性のない道。また、すれ違う人にも迷惑をかけない余裕のある場所では、傘があると快適に歩けます。下山時の林道歩きなどの際にも便利です。
2. 強風から守られる樹林帯
樹林帯では風が避けられるので、傘が飛ばされたり、風にあおられてバランスを崩すことも起こりにくくなります。また、湿度が高い場所も多いので、レインウェアより快適に歩けます。ただし、枝に傘を引っ掛けるなどの危険もあるので注意を!
傘は雨の日登山の強い味方。うまく取り入れよう!
使用するシチュエーションを見極める必要はありますが、使い方次第では、雨の登山を快適にしてくれる傘。特にモンベルのトレッキングアンブレラは150gと軽いので、携行しておいてもあまり重さのストレスを感じなさそうです。
全身を濡れから守るレインウェアとうまく使い分けをしながら、ぜひ登山に取り入れてみてくださいね。