レインウェアの着脱より傘がラクそうだけど……
登山では急な天候の変化に備えて、レインウェアの携行は基本中の基本です。でもみなさん、こんなふうに感じたことはありませんか?
そんなとき、ついこう思ってしまう人もいるはず。

確かに「傘」が使えれば、上のようなレインウェアの着用で感じていた問題は解消されそうです。一方で登山ではあまり傘を使っている人を見かけることはありません。
傘が使えると便利そうだとは思いつつ、こんな懸念も浮かんできて、使用をためらっている人もいるのではないでしょうか?
傘を使うのはOK?NG?……モヤモヤするけどどっちなんだろう……。
そういえば、あのモンベルが傘を出していたのでは?!
そこでふと思い出したのが「モンベルから登山用の傘が販売されていたはず!」ということ。
日本の山岳用品において信頼のおけるメーカーに訊けば、登山における「傘」について、より明確かつ具体的な答えが得られるのでは……。
<モンベル>に登山での傘について訊いてみた
雨の多い日本では折り畳み傘も「登山用品」のひとつという考えのもと、<モンベル>では1987年に高強度で軽量な「トレッキングアンブレラ」を開発・発売し、現在まで30年以上改良を続けてきています。実は登山傘業界のパイオニア。
そこでモンベル広報部の安田翔平さんに登山用の傘が誕生した経緯や、登山者からの反応、メーカーとしての提案をうかがいました。
なぜ「登山用の傘」は誕生したの?
トレッキングアンブレラが発売された1987年当時は、山に傘を持って行くという発想はあまりなかったと思うのですが、どのようなきっかけで発売にいたったのでしょう?

発売当時の反響はいかがでしたか?
実際に店頭に並ぶと、軽くてコンパクトだとお客さまから好評で、山に持っていく傘として認識されるようになっていきました。
