第1位|剱岳:標高差2,249m(馬場島から)

劔岳の標高 | 馬場島の標高 | 標高差 |
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2,999m | 750m | 2,249m |
豊富なバリエーションと難所の多さから、国内ハイレベルの危険度とされる剣岳。トップクライマーですら命を落とすこともある山です。標高1,000m付近からは特に登りがきつく、早月小屋以降は鎖場が連続します。剱岳といえば別山尾根にある『カニのタテバイ・ヨコバイ』の難所が有名ですが、こちらの早月尾根にあるのは『カニのハサミ』。ダイナミックな岩峰に続く鎖場をどんどん登っていくコースです。
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【特別枠】日本一の山は標高差も別格だった

今回ランキングには登場していませんが、実は標高差がもっとある山があるんです。
それは……言わずと知れた日本最高峰の富士山。
圧倒的な存在から、今回ランキングから外していますが、富士山の標高差もチェックしてみましょう!
富士山御殿場ルート/標高差2,337m(御殿場口新五合目から)

剣ヶ峰の標高 | 御殿場口新五合目の標高 | 標高差 |
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3,776m | 1,439m | 2,337m |
富士山にある4つのルートのうち、御殿場ルートは山頂への距離と時間が最も長いコース。
独立峰ゆえに、アップダウンもなく、ただひたすらに標高を上げる圧倒的標高差を誇るルートです!
海抜0mからの挑戦!?

「富士山登山ルート3776」は富士市公認の登山ルートで、海抜0地点から山頂までの総距離42kmを、富士の魅力たっぷりに3泊4日で走破するという過酷なチャレンジ。
富士市が主催で続いたイベントですが、過去の開催で多くの登山者や観光客に十分魅力を伝えられたとして、現在は開催されていません。ですが、今後も民間のイベントなどでルートは残り続けるようなので、日本一の標高差を体験したいという方は、ぜひチェックしてみてください!
初心者向けでも超しんどい!? 標高差を楽しむ登山もオススメ!

登山のしんどさは、同じ3,000m級の山でも標高差やアップダウンによって変化するものです。たしかに標高が高い山は、登攀技術や体力が必要とされるので「キツい山」といえますが、それだけで山のしんどさをはかることは出来ないのです。「初心者向け」といわれる山ですら、標高差によってはあなどれませんよ!コースのアップダウンを加味すれば、行く山の選択肢はグッと広がるかも!