使い方をマスターしてこそ!登山での歩行をサポート

どんな種類があるの?自分にぴったりのトレッキングポールを!

トレッキングポールは、主に2種類。自分の使用用途に合わせて選ぶことが大切です。ダブル・タイプのグリップがI型のものは、使い勝手がよく、幅広いシーンで使えるので迷ったらこちらのタイプを選ぶのがオススメ。今回は主にこちらのタイプの使い方を紹介していきます。
正しい使い方・歩き方は?

①自分にあった長さの調節
②グリップの正しい持ち方
③トレッキングポールを使った歩き方
以上の3つの基本をチェックしていきましょう。
①長さの調整

真っ直ぐ立って、トレッキングポールを体の横で持ったときに肘が直角~少し開くくらいの長さが基本。この長さを基準にして、登り下りでプラスマイナス15cm程度調節していきます。
[登り]
斜面に応じて、基準の長さより短くして持ちます。平地では腰のあたりにくるように調節。種類によっては、グリップが下に延長された部分を使用して短く持てるものもあります。
[下り]
基準の長さより長くして持ちます。平地で胸のあたりにくるように調節。下りで体のバランスが取れるようにしましょう。
②グリップの持ち方

ストラップを手に通してからグリップを握ります。ストラップの下から手を通して持つと、握力だけでなく手首に荷重を分散できるので、楽に持てます。
[I字型:下り]
上から手をかぶせるように握ります。登りと同じような持ち方もできますが、体重をかけすぎると手首を傷める原因にもなるので注意が必要。
[T字型]
T型の短い方を前に向けて親指と人差し指で握り、長い方を中指、薬指、小指で握ります。トレッキングポールによっては、グリップが下に延長してI字型グリップと同じように持てるものもあります。
③トレッキングポールでの歩き方

[平地]
踏み出した脚と反対側のトレッキングポールを足の少し前に突きます。手を振って歩くような感じで、左右の足と反対側のトレッキングポールを交互に突きましょう。
[登り]
登りでは、次に足の出る位置の少し前に反対側のトレッキングポールを突いて、足とトレッキングポールに重心を移しながら後ろ足を引き上げます。トレッキングポールは垂直に突くようにしましょう。
[下り]
下りでは、次の足が出るすぐ横か、一段下に突いてから、足を着地させます。歩幅は平地の半分以下にして、体重がトレッキングポールにかかりきらないようにしましょう。
NGな歩き方・使い方は?

トレッキングポールを遠くに突くと、腕の力で引き寄せることになるため、腕に負担がかかって先に疲れてしまうので注意しましょう。

トレッキングポールを突く位置が遠すぎると、腕で体重を支えることになり、荷重がかかりすぎるので注意しましょう。
トレッキングポールを使う時の注意点

【行動中の注意点】
ジョイント部分はゆるみに注意が必要。ゆるんでいると体重をかけた際にトレッキングポールが急に短くなって、転倒の原因になってしまいます。登山中にトレッキングポールをザックのサイド部分に取り付けて収納する場合には、先端に帽子のようなカバーをかけておきましょう(ウールの手袋などでも可)。
【持ち運ぶ際の注意点】
山行中以外での移動では、ザックの外に取り付けるのではなく、中に収納するか手で持つようにしましょう。
誤ってぶつけてしまい怪我をさせる恐れがあるだけでなく、公共交通機関や乗換え駅などでのトラブルの原因になってしまいます。
各パーツの名称と機能もチェック

ストラップ

グリップ

シャフト

ジョイント(ロック)

バスケット

石突

ゴムキャップ

トレッキングポールを使ってより快適な登山ライフを!

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