【快適登山】登山ストックってどう使う? どう歩く?使い方の基礎まとめ

登山時の身体への負担を軽減するのに一役買ってくれるのがトレッキングポール。スットックとも呼びますが、正しい使い方はできていますか?登山初心者の中には、上手く使えているのか分からないという人も。使い方が間違っていると、余計に疲れてしまったり、ストックを使っている意味がなくなってしまうこともあるんです。より快適な登山を楽しむためにも、パーツの役割を確認し、基本の使い方や歩き方をマスターしましょう。


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ストックを買ったものの…、この使い方であってる?

登山ストックを使って歩く登山者
出典:PIXTA
登山ストックの使い方、あなたはバッチリですか? 登山用のストックには『歩行の推進力アップ』や『下山時の膝の痛みの軽減』などの役割がありますが、使い方が間違っていると、その実力が発揮されないかもしれません。そこで今回は、登山ストックの使い方の基本を確認していきましょう。

【登山ストック】各パーツの名称と機能は?

登山ストック 使い方の前に、各パーツの名称と機能をご紹介します。正しく知ることは、正しいストックの使い方ができる近道になります。

ストラップ

登山ストックの持ち手 長さを調節して、ストラップに手を通すことで、握力だけでストックを握らずに軽く持つ程度でストックを使うことができます。長時間使い続ける登山において、握力の消耗を防ぐ大事な役割をしています。また、ストックを落とさないようにする役割もあります。

グリップ

登山ストックのグリップ グリップは手で握る部分のことです。長時間握り続けるため、握りやすい形状や素材の研究には各社が力を入れている部分でもあります。グリップにはT字型とI字型の2種類があり、それぞれに使い方や特徴があります。

シャフト

登山ストックのシャフト ストックのグリップと先端を除いた本体の部分です。素材によって重さや強度が変わってきます。長い1本のシャフトのストックもありますが、3本程度に別れるストックが多く、入れ子構造でシャフトを収納し、長さを調節できるものもあります。

ジョイント(ロック)

登山ストックのジョイント部分 数本からなるシャフトを連結する部分です。レバーロックタイプや、プラグを回転させて固定するものがあります。この部分にスプリングを使用して衝撃を吸収するアンチショックシステムを搭載して腕の負担を軽減してくれるストックもあります。

バスケット

登山ストックのバスケット ストックの先端につけて、ストックを地面に突いたときに、深く沈みこまないようにしたり、岩の隙間に入り込まないようにするためのパーツです。基本は無雪期用の小さなバスケットが付いています。雪山の用のバスケットは雪に沈み込まないよう大きいバスケットになります。

石突

登山ストックの石突 ストックの先端に付いているパーツで、一番負担がかかるため硬い金属でできています。無雪期の登山道ではゴムキャップをしてストックを使用しますが、雪や岩場では滑らないようにゴムキャップを外して使用します。

ゴムキャップ

登山ストックのゴムキャップ 石突きを覆うゴム製のキャップです。硬く尖った石突きは、登山道や植物の根を痛める可能性があるため、雪や岩場以外ではゴム製のキャップを付けてストックを使用しましょう。また、ストックを使わずに移動するときはゴムキャップを付けて他の登山者や物を傷つけないようにする役目もあります。

【登山ストック】正しい使い方・歩き方は?

登山ストックを使って歩く登山者
撮影:nao
ストックの正しい使い方をご紹介します。正しい使い方をすることで、快適に歩くことができます。ここで説明することを基本にして、歩きやすい長さや歩き方を練習しましょう。

長さの調整

登山ストックの長さ調整(基本)
撮影:nao
[基本]
真っ直ぐ立って、ストックを体の横で持ったときに肘が直角~少し開くくらいの長さが基本となります。ストックを選ぶ際は、この長さを基準にしてプラスマイナス15cm程度調節できるものを選びましょう。

[登り]
基準の長さより短くして持ちます。平地では腰のあたりにくるように調節しましょう。ストックによっては、グリップが下に延長された部分を使用して短く持つことができるものもあります。

[下り]
基準の長さより長くして持ちます。平地では胸のあたりにくるように調節して、下りで体のバランスが取れるようにしましょう。

グリップの持ち方

登山ストックのグリップの持ち方(登り)
撮影:nao
[I字型:登り]
ストラップを手に通してからグリップを握ります。ストラップの下から手を通して持つと、握力だけでなく手首に荷重を分散させることができるので、ラクに持つことができます。

登山ストックのグリップの持ち方(下り)
撮影:nao
[I字型:下り]
上から手をかぶせるように握ります。登りと同じような持ち方もできますが、体重をかけすぎると手首を傷める原因にもなるので注意しましょう。

登山ストックのグリップの持ち方(T字) [T字型]
T型の短い方を前に向けて親指と人差し指で握り、長い方を中指、薬指、小指で握ります。ストックによっては、グリップが下に延長してI字型グリップと同じように持つことのできるものもあります。

ストックでの歩き方

登山ストックを使って歩く登山者
撮影:nao
ストックを使用した歩き方を平地・登り・下りに分けてご説明します。ストックをうまく使用して全身のバランス保って歩きましょう。

登山ストックを使って歩く登山者(平地)
撮影:nao
[平地]
踏み出した脚と反対側のストックを足の少し前に突きます。手を振って歩くような感じで、左右の足と反対側のストックを交互に突きましょう。

登山ストックを使って歩く登山者(登り)
撮影:nao
[登り]
登りでは、次に足の出る位置の少し前に反対側のストックを突いて、足とストックに重心を移しながら後ろ足を引き上げます。ストックは垂直に突くようにしましょう。

登山ストックを使って歩く登山者(登り悪い例)
撮影:nao
[NGな登り方]
ストックを遠くに突くと、腕の力で引き寄せることになるため、腕に負担がかかって先に疲れてしまうので注意しましょう。

登山ストックを使って歩く登山者(下り)
撮影:nao
[下り]
下りでは、次の足が出るすぐ横か、一段下に突いてから、足を着地させます。歩幅は平地の半分以下にして、体重がストックにかかりきらないようにしましょう。

登山ストックを使って歩く登山者(下り悪い例)
撮影:nao
[NGな下り方]
ストックを突く位置が遠すぎると、腕で体重を支えることになり、ストックにも荷重がかかり過ぎるので注意しましょう。

ストックを使って快適登山!

登山ストックを使って歩く登山者
撮影:nao
ストックは正しい使い方をすると、確実に足の負担を減らすことができるので、登山がぐっとラクに感じられるようになります。膝や足裏への負担も減るので、長く登山を続けるためにも役立ちます。慣れると体の一部のように使いこなせるようになるので、ぜひ使い方をマスターして快適な登山をしてください!


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登山ストック
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nao
nao

両親の影響で子供の頃から山に登り、大きなザックを背負う人を見て自分には無理だなあと思っていたらいつの間にかそうなっていました。歩き続ける縦走が好き。下山後の温泉とビールも大好きです。どうぞよろしくお願いします。

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