おぎ太
Sちゃんが作ってくれた特製お弁当楽しみだな~♪早く頂上に着かないかな~?(なんだかお腹が減ったけど、頂上でお弁当は食べるんだ。)
〈数分後〉
おぎ太
なんだかしんどいな~。疲れてきたぞ。ちょっとペースを落とすか。(ご褒美のお弁当が待っているんだ)
〈数分後〉
おぎ太
やばいな。なんだか足に鉛が付いているみたい。はぁはぁ。
サコ衛門先輩
このままじゃおぎ太くんは、シャリバテして動けなくなるよ。とりあえずこの秘密道具をあげるよ。

サコ衛門先輩
まずは、体に吸収されやすいエナジーゼリーを食べて。話はそれからさ。
おぎ太
(少し時間が経って)ふぅ。食べたら少し楽になってきたよ。ありがとう、サコ衛門先輩。ところで「シャリバテ」って?
サコ衛門先輩
血糖値が極端に下がっていることなんだけど、簡単に言うと「動くためのエネルギー供給が間に合っていない状態」かな。登山前や登山中の栄養補給ができていないことが主な原因だね。
おぎ太
朝ごはん食べないから、それが原因かも。
サコ衛門先輩
それも原因の1つだね。
あとは、今回歩いている途中でエネルギー補給してないでしょ?登山は普段よりエネルギーをたくさん使うから、こまめな栄養補給が大事だよ。
おぎ太
どんなものを食べたらいいの?
サコ衛門先輩
コンビニで売っているものだったら、キャンディーやオニギリ、エナジーゼリー、チョコ、柿ピーなんかが人気だね。
おぎ太
専門的なものでなくてもいいんだね。
サコ衛門先輩
そうそう。持ち運びやすくて、カロリーが高いものが良いね。あとは、水分補給も忘れないように。
おぎ太
Sちゃんのご褒美弁当を山頂で食べるためにも、途中でエネルギー補給をさぼっちゃだめなんだね。
大切なこと
登山には持ち運びやすくて、カロリーが高い食べ物を必ず準備して行こう。
シーン④あれ?道がわからない。
おぎ太
あれ?次はどっちの道だっけ?まぁこっちでいいでしょ。
サコ衛門先輩
おぎ太くん。それは危険過ぎる。遭難の原因で一番多いのは道迷いなんだ。適当に決めちゃだめだよ。事前に調べていなかったのかい?
おぎ太
この前一緒に行った時は道に迷わなかったし、看板もたくさんあるから大丈夫かと思って見てなかった。
サコ衛門先輩
それは僕が事前にコースを調べて、地図を見ながら歩いていたからだよ。それに、どこの山にも道の案内がしっかりあるなんてことはないんだ。そんな君におすすめな秘密道具はこれ!

サコ衛門先輩
スマホやパソコンからいろんな登山な人の登山情報が見られたり、無料で使える地図アプリがたくさんあるんだ。そういうものを使って事前にどんな道を通るのかを調べよう。
おぎ太
へぇ~、このサイト他の人の登山レポートや写真を見ることもできるんだね。これだと、地図の場所がどうなっているかとかもわかりやすい。
サコ衛門先輩
もちろん登山を続けるなら地図を読めるように練習するのが前提だけど、無料で使えるものを使ってどんな山をどんなコースで登るのかを調べておこうね。
それは、僕や他の人と行く時も一緒だよ。
おぎ太
そうだね。スマホなら新たに買い足す必要もないし、絶対持って行くからいいね。
サコ衛門先輩
今やスマホとポータブル充電器は、登山の必需品さ。
大切なこと
自分が登る山の道は事前に必ず調べる。地図やアプリに書き込んで持っていこう!
シーン⑤どうしていいかわからないよー!
>~登山の準備中~
おぎ太
ん?そもそも登山の準備ってなにしたらいいんだ?サコ衛門先輩に聞こうかな?でも面倒だし、なんとかなるっしょ。(ホントはちょっと不安だけど)
サコ衛門先輩
それだと君はつら~い登山をすることになるよ。
おぎ太
えっ。でも、どうすればいいかわからないんだもん。
サコ衛門先輩
そんな君におすすめのひみつ道具は・・・
おぎ太
(ワクワク♪)
サコ衛門先輩
ない!
おぎ太
えっ!?

サコ衛門先輩
何をすればいいかわからないなら、僕や他の登山をしている人に聞けばよかったんだよ。
おぎ太
でも、面倒かな?って思って。
サコ衛門先輩
でも不安なままだと楽しめないでしょ?はじめはわからないことがあって当然!だんだん覚えていけばいいんだよ!
おぎ太
えっ!じゃあ、一瞬で山頂に着くひみつ道具はある?山で女子にモテるコツは?それと、
サコ衛門先輩
(無視して)これは一緒に登山に行っている時も同じ。わからないことがあったら聞こう!そうすればレベルアップにつながるよ。
それに「疲れたから休憩したい」「水分補給したい」なども、我慢せずに伝えることが大切さ。
大切なこと
わからないことや不安なことは事前に聞いておく!勉強して徐々にレベルアップしよう。
No More他人任せの登山!
登山が楽しいものになるか、つらいものになるかは自分次第。経験者や他人任せにせず、自分で調べて準備する習慣をつけよう。まずは最低限、紹介した5か条を実践してみてください。きっと思い出に残る、楽しい登山になると思います。