4つの「登山用 GPS地図アプリ」を徹底比較!気になるQ&Aも

2021/09/13 更新

登山用のGPSといえば一昔前はハンディタイプが主流でしたが、なかなか手が出しにくく、所持している人は稀でした。しかし、スマホの普及で登山用のGPSアプリを使う人が急増。今回は特に人気の地図アプリ4つを実際に山で使ってとことん検証。そもそも圏外で使えるのか?アプリだけで十分なのか?GPSは正確なのか?バッテリーは持つのか?オススメはどれ?など、気になる質問に答えつつ、あなたにピッタリなアプリをご紹介します。


アイキャッチ画像作成:YAMA HACK編集部

あまりにも便利すぎる登山用GPS地図アプリ

撮影:YAMA HACK編集部
登山をするとき、最低限の遭難対策として「地図とコンパス」の必要性は何十年も前から声高に叫ばれてきました。しかし、それだけでいいのでしょうか?今やほとんどの人がスマホを持ち、アプリで1,2タップすればGPSで現在地がわかる時代。

YAMA HACKでは、登山をするときに従来の地図とコンパスに加え、登山用のGPS地図アプリも準備していくことを強く推奨しています。

なぜかというと、とにかくものすごく便利だから。

スマホのGPSアプリは登山で使えるのか?

山と高原地図
撮影:YAMA HACK編集部
では、登山用GPS地図アプリは果たして”使える”のでしょうか?「アプリを使わない」選択をしている多くの人が次のような勘違いをしています。

GPSの精度が不十分では?

NO。数年前と比べて現在のGPS精度は非常に高精度になっており、ほとんど誤差なく正確に探知することができます。

 

圏外だったらGPSは使えないのでは?

NO。圏外でも使用することができます!GPS地図アプリは事前に地図のデータをダウンロードするため、圏外でも地図上に現在地を表示させることができるのです。

 

電池の消耗が激しいのでは?

NO。山中で電池消耗が激しいのは圏外エリアで電波を探しているから。「機内モード」に設定すればGPS以外の通信を遮断するため、電池の消耗は大幅に削減することができます(機種・使用年数にもよりますが1時間使っても3〜7%程度)。

 

お金がかかるのでは?

ほぼNO。ほとんどのアプリが無料、またはワンコイン以下で提供されています。

 

GPSアプリに頼りすぎて地図が読めなくなるのでは?

NO。紙地図とコンパスだけで読図をするのは訓練がいりますが、地図アプリは紙地図とコンパスで現在地を把握する手間を省き、GPSで現在地を正確に測位しているからこそ、周りの地形と地図を見比べて地図読みの練習になります。

 

アプリは難しくて使いづらいのでは?

NO。ほとんどのアプリでわかりやすい説明書が用意されています。少なくとも現在地の把握はのアプリでも非常に簡単です。


GoogleマップやiPhoneのマップではだめなのか?

疑問
出典:PIXTA
Googleマップなどの地図アプリは非常に便利ですが、通常使用の場合はインターネットに接続していないと地図が見れないため、圏外の多い山の中での使用は不向きといえます。
地図を保存してオフラインで使用する方法もありますが、ルート表示もなく等高線がおおざっぱなのでそもそも登山での使用には向いていません。

一方、登山用の地図アプリは事前に詳細な登山地図データをダウンロードすることができ、圏外環境でもGPSによって現在地を正確に把握することができます。

人気4アプリを徹底比較!

では、どのGPSが”使える!”のでしょうか?今回比較するのは特にダウンロード数が多いこちらの4アプリ。

作成:YAMA HACK編集部(左からYAMAP、山と高原地図ホーダイ、ジオグラフィカ、ヤマレコ)
●YAMAP<公式サイト
会員数No.1のGPS登山地図アプリ。国土地理院の地形図とユーザーの軌跡データをもとにした独自の詳細地図により、登山道に現在地、コースタイム、水場等の情報を直感的に把握できる。地図は1月2枚まで無料でダウンロードでき、山行の記録を他のユーザーとシェアするSNS的な機能も充実。 PCを使えば地図の無料印刷も可能。YAMAPプレミアム(3480円〜/年)に加入すると、地図のダウンロードが何枚でも可能になり、ルート外れ警告機能や歩行ペース表示機能、到着時刻予測機能などが使用可能になる。
●山と高原地図(通常版)/山と高原地図ホーダイ<公式サイト
圧倒的な支持を誇る紙の登山地図「山と高原地図」のアプリ版。見やすい配色とコースタイム、ルート上の情報を細かく網羅し、しかも最新版の紙地図と同じ調査成果を閲覧することができるのが特徴。アプリは「山と高原地図(通常版)」と「山と高原地図ホーダイ」の2種類あり、「山と高原地図(通常版)」は1エリア500円(紙地図の半額)、「山と高原地図ホーダイ」は400円/月で全61エリア使い放題。
※エリアごとに購入する「山と高原地図(通常版)」アプリには登山計画機能はありません。
●ジオグラフィカ<公式サイト
地形図をベースにしたGPS地図アプリ。オンライン時に地図を表示させるだけで地図データが自動保存されるため、ダウンロードにかかる時間はほとんどなし!また、特徴的なのは音声によるガイド機能がついているところ。定期的に現在地や標高を音声で読み上げるため、いちいちスマホを見なくても現在地を把握することが可能。ヘビーユーザーには保存できる地図のキャッシュを大幅に増やせる機能制限解除(960円)がおすすめ。
●ヤマレコ<公式サイト
登山SNS最大級の「ヤマレコ」謹製アプリ(以前は「ヤマレコMAP」という名称)。ほかのユーザーが歩いたGPSのログ「みんなの足跡」が地図上に表示されており、自分のGPSログもそのままヤマレコにアップすることができる。ネットがつながるエリアでは自動で現在地を共有することができる「いまココ」機能や、コースタイムの表示など、非常に付加価値が高い。プレミアムプラン(3400円/年)に加入するとコンパス(Web登山届け)の提出や地図のダウンロード数が無制限になるなど様々な制限がなくなります。

機能別の比較

それぞれのアプリの基本機能はおおむね下表のとおり。


登山用GPS地図アプリは基本的にネット環境で事前に地図をダウンロードし、山の中ではオフライン(機内モード)にしてGPSで現在地を把握します。

結論からいうと、すべてのアプリで現在地を正確に把握することができます。

そのうえで、
①情報量が多く、見やすい地図はどれか?
②どの山でも使えるか?
③ナビゲートしてくれるか?
④遭難対策関連の機能はあるか?
⑤スマートウォッチとの連携はあるか?
など、気になる点をそれぞれのアプリの特徴にあわせてご紹介します。

①情報量が多く、見やすい地図は「山と高原地図」アプリ

作成:YAMA HACK編集部(Android版の表示)
4つのアプリで高尾山付近の地図を表示させてみました。
見やすさという点では個人によって評価が分かれるところですが、編集部で多数決をとったところ、標高ごとのグラデーションやテキスト情報など、「山と高原地図(ホーダイ)」が最も見やすいという結果になりました。
次いで地図上に明確にルートやコースタイムが記載されているYAMAP。ポイントは地図の情報量でした。

情報量なら圧倒的に「山と高原地図」――とはいえ注意点も


高尾山
提供:昭文社
登山計画を立てる上で特に参考になるのがコースタイム・水場・危険個所の表示」ですが、山と高原地図とYAMAP、ヤマレコにはこれらの情報を全て地図上に表示することが可能。
山と高原地図に関しては、さらに詳細な道の情報や見どころ、交通情報まで網羅しています。

一方、縮尺に関してはほかのアプリが1/25,000までの縮尺地図があるのに対して、山と高原地図は1/50,000までのエリアも。1/50,000エリアの地図は等高線が半分に減っているため、細かな地形や急斜面などを地図上から読み解くのはやや難しくなります。
雪山など詳細な地形の把握が必要な時は縮尺の大きな地図アプリを使った方がよさそうです。

「みんなの足跡」が面白い!「雪崩傾斜」まで表示できるアプリも!

提供:ヤマレコ(左:一般に紹介されていない回り道もわかる、右:槍ヶ岳の「北鎌尾根」など、熟達者向けバリエーションルートも表示)
コースタイムやテキスト情報とは別の視点で見てみましょう。

ヤマレコにしかない「みんなの足跡」地図上にヤマレコの登山者が歩いたログが表示される機能
オレンジ色は夏道、灰色はクライミングルートといった具合で登山スタイルごとに色分けして表示させることが可能です。

通常の登山ルートだけでなく地形図上にはないようなマイナールートまできれいな線として表示されるため、情報の少ない里山・低山やバリエーションルートを目指している人にはとても心強い情報といえるのではないでしょうか。
例えば、写真左のような里山で通常の地図には載っていない尾根道と巻道を明確なルートとして見ることができます。

ヤマレコは地図上に自分でオリジナルのルートを引くこともできるので、みんなの足跡を参考に自分だけのコースを作ることも可能ですよ。

雪崩傾斜図
提供:ジオグラフィカ
また、ジオグラフィカには地形図上に様々な情報を重ねて表示させることが可能。
「雪崩傾斜」を選択すれば特に傾斜の急な雪崩危険エリアを赤色で表示させることができるため、雪山では大いに役立つでしょう。

②どの山でも幅広く使えるのは「YAMAP」と「ヤマレコ」

提供:YAMAP(編集部員の地元の里山でもコースタイム付きで表示された)
気に入ったアプリを入れていても、実際に登る山の地図がダウンロードできていないと意味がありません。
山と高原地図は基本的に主要な山岳エリアのみとなりますが、それ以外のアプリはほぼ全国の地図をダウンロードすることが可能。
特にYAMAPはコースタイム付きでルート表示されている場所が非常に多いので、マイナーな低山でもきちんと計画を立てることができます。

また、ヤマレコの「みんなの足跡」も非常に有効です。玄人向けのマニアックなルートほど、この2つのアプリが力を発揮するでしょう。

ジオグラフィカは全217ルートをダウンロード可能

提供:ジオグラフィカ(左図:関東エリアのコース一覧、右図:コース情報を地図上に表示)
ジオグラフィカは地図とは別に用意されたコース情報をアプリ上でダウンロードすることになります(※)。
2021年8月時点で登録されているのは全217コース。ほかのアプリと比較するとやや少ないですが、ある程度人気の山であればベンチや見どころ、山小屋などのコース情報を閲覧することが可能です。(コース情報は随時更新中)
※コースのダウンロードができるのはAndroid端末のみ

里山メインでなければ「山と高原地図」も十分整備済み

提供:昭文社(欲しい地図を選択してダウンロードすればオフラインで表示可能)
「山と高原地図」は紙地図として発行されているエリアのみ。
ただし、日本百名山をはじめ全国の主要な山を整備しているため、里山やマイナーな低山メインで登っていない限りはほぼ網羅できていると考えていいでしょう。

地図のダウンロードをサクッと終わらせたい時は?

ジオグラフィカとヤマレコには、地図を表示させるだけでキャッシュ(自動保存)される機能があります。
ほかのアプリはダウンロードにやや時間がかかるものが多いのに対し、事前に計画する段階でGoogleマップのように地図を眺めておけばダウンロードしたことになるので、とっても便利。

③音声案内までついた機能充実アプリは「ジオグラフィカ」と「ヤマレコ」


ナビ機能
出典:PIXTA
現在地の確認やコースタイムなどは、スマホを見ながらであれば常に把握することはできます。しかし、豪雨や吹雪の時にまで毎回スマホを取り出すのは現実的ではありません。
そんな時におすすめしたいのが音声案内機能。

今回紹介しているアプリの中では、「ジオグラフィカ」と「ヤマレコ」が音声によるルートや標高の案内をしてくれる機能を持っています。実際にジオグラフィカでルート案内を聞いてみると、現在の標高や到着までの予想時間、ゴールまでの直線距離、高度差などを教えてくれました(※)。
事前にルート作成しておき音声案内をさせておけば、最後までスマホを見ずに、迷わず下山できることも可能かも!?
※ヤマレコの音声案内機能(スピーチ機能)で読み上げるのは現在地と標高のみとなります。

④遭難対策に役立つ機能が充実しているのは「YAMAP」と「ヤマレコ」

出典:いらすとや(加工:編集部)
オフラインでも詳細な地図と現在地がわかる点で非常に心強い地図アプリですが、最近はアプリ独自の遭難防止につながる機能が付与されています。

計画書提出機能

ヤマレコのプレミアムプラン限定の機能として、コンパスとの連携があります。
コンパスはオンラインで登山届けを提出できるシステム。もし遭難してしまった時にコンパスで登山届を提出できていれば、通報した時の捜索・救助活動がスムーズになります。

なお、予定ルートを計画・登録する機能は全てのアプリについています。自分が歩くルートを事前にきちんとチェックし、必要な装備や食糧などの計画を立てることは全ての登山に必要なことです、登山前に必ず確認しておくようにしましょう。

コースアウト時のアラート機能

ヤマレコでは予定ルートを入れておくことで水平距離で約50mを逸脱すると音声による警告が出るようになっています。大幅にコースアウトしてしまえば戻るのも一苦労。アラートが出ることで道迷いしていることに早めに気づけるのはありがたいですね。

提供:ヤマレコ(実際には音声のみで吹き出しは出ません)
YAMAPには「ルート外れ警告」として同じ内容の機能があります。こちらは有料のプレミアムプランに入れば使えるようになります。

家族に位置情報を伝える機能

提供:YAMAP
少し道迷いした程度であれば戻ればOKですが、例えば滑落をして動けなくなったり気を失ったりしたら、自力で戻るどころか救助を呼ぶことすら困難になりますよね。
また心配している家族に、こまめに今どこにいるか教えてあげることができれば、安心してもらえるはず。

YAMAPの「みまもり機能」はネット経由で家族に位置情報を伝えることができる機能。
仮に圏外だったとしても、山の中で他のYAMAPユーザーとすれ違えばその時の位置情報を自動で交換し、どちらかがオンラインになった時に家族にYAMAPのサーバー経由で位置情報を家族に伝えることができます。

提供:YAMAP
山の中でYAMAPユーザーが増えるほど、圏外エリアのどこにいてもすれ違ってさえいればその時の場所を知ることができるというわけです。
なんと既にこの機能を使って遭難者を発見したという事例もあるのだそう。

ヤマレコにはすれ違い通信によるオフラインの位置共有はできませんがオンラインになった時に都度家族に自動で場所を送信する「いまココ」機能があります。
「いまココ」機能は機内モードでは発動できません。充電が気になる場合は休憩の時に機内モードを解除するようにしておくのがおすすめ。

■絶対安心な機能ではないので慢心はNG
「みまもり機能」と「いまココ機能」についてご紹介しましたが、注意点としては圏外エリアの場合、どちらも遭難時にピンポイントで居場所を教えてくれるものではないということ。
また、有効なのはアプリを起動しているときだけ。電池が切れればどちらの機能でも居場所を特定するのは困難です。
遭難時に早く、確実に発見してもらえるようにココヘリへの加入は必ずしておくようにしましょうヤマレコではココヘリにお得に入会できるキャンペーンが用意されていますよ。

ヤマレコ×ココヘリ キャンペーン

危険箇所や迷いやすい場所を教え合う「フィールドメモ」機能

他にも、YAMAPには登山者自身が「迷いやすいな」、「危ないな」と思った場所をメモにして他のユーザーに知らせることができる「フィールドメモ」機能があります。
ルート上の細かな注意点まで登山者自身が知らせ合うことができるのでユーザーの多いYAMAPならではの機能といえそうですね。
YAMAPではさまざまな機能を動画で解説しているので、こちらもチェックしておくと理解が深まりますよ。
YAMAP機能ムービー一覧

⑤スマートウォッチを持っているなら「YAMAP」か「ヤマレコ」で活用できる!

提供:ヤマレコ
地図アプリである以上、地図を見る時は毎回スマホを取り出して・・・としていると煩わしいですよね。そんな方におすすめなのがスマートウォッチの連携機能。
YAMAPはカシオのアウトドア時計PRO TREKシリーズのうち「PRO TREK Smart」でYAMAPに完全対応。文字盤に地図を映して現在地やルートを確認することができます。

PRO TREK Smart × YAMAP(Trekking)
一方、ヤマレコはApple Watch、WearOS(by Google)対応のスマートウォッチの両方に対応。さまざまなスマートウォッチで現在地の確認やルート外れ警告などさまざまな情報を取得することが可能です。

特にヤマレコは近年こちらのスマートウォッチ対応に非常に力を入れており、この機能を使うためにヤマレコを選んでいる登山者もいるほど。今後の機能拡充にも期待ですね。

ヤマレコ × Apple Watchなお、日帰り程度のスマートウォッチの使用は問題ありませんが、数日にわたる縦走や過酷な気象条件下では消費電力を抑えているとはいえそれなりにバッテリーを消耗します。モバイルバッテリーや接続ケーブルも忘れずに持っていくようにしましょう。

結局、私にオススメのアプリは?

地図アプリをつかう人
出典:PIXTA
それぞれのアプリに特徴がありますが「結局、自分におすすめのアプリはどれ!?」と思った方もいるのではないでしょうか?そこで、登山スタイル別におすすめのアプリをご紹介します。

●YAMAP
全国のほとんどの山のコースタイムや水場の情報入り地図が無料でダウンロード可能。
・里山などの低山から日本アルプスまで幅広く登る人
・遭難対策につながる機能で少しでも安全に登りたい人
・活動記録をつけたい人、YAMAP内のコミュニティで共有したい人

●山と高原地図(通常版)/山と高原地図ホーダイ
主要な山岳エリアについて最も詳細な登山道情報が収録されており、綿密な計画を立てやすい。
・これまで紙の「山と高原地図」を使っていた人
・コースタイムや水場などの情報がほしい人
・綿密な登山計画を立てたい人

●ジオグラフィカ
地図のダウンロードが楽なうえ、音声ガイド機能大きな魅力。1000円以下で大幅な機能拡充も可能!
・音声ガイド、ナビゲーション機能が欲しい人
・雪山などスマホを取り出しづらい場所に行く人、いちいちスマホを取り出すのが億劫な人
・地形図上での現在地把握がメインでシンプルな操作性を求める人

●ヤマレコ
ルート表示など基本的な機能に加えて超マイナールートも表示される「みんなの足跡」は玄人から見ても心強い。
・マニアックなルートを含む低山から日本アルプスまで幅広い山域に出かける人
・スマートウォッチを持っている人
・山行記録をつけたい人、ヤマレコ内のコミュニティで共有したい人

現在地がわかったら、地図読みをしよう

読図をする人
出典:PIXTA
どのアプリでも現在地とその周辺の地図が表示されます。せっかくアプリを入れたのであれば、現在地から見える景色と地図を比べて、等高線の数や形状によってリアルな地形がどのようになっているか見てみましょう。
地図が読めることで、計画を立てるときにそのコースがどのくらい急峻なのか、どんな景色なのかをなんとなく掴めるようになってきます。

有料会員になるのがおすすめ!

今回は山と高原地図ホーダイを除いて無料で使える機能を中心にご紹介しましたが、特にYAMAPやヤマレコに関してはここ数年で追加機能の開発がどんどん進んでおり、有料会員に対するメリットが増えてきています。

実際、比較検証用に全てのアプリで有料会員に登録してみましたが、登山を趣味にしている方であれば有料会員登録するのが絶対におすすめというのが素直な感想です。

もし長く使いたいけれど少しでも安く済ませたいという方、は地図のダウンロードと記録回数が無制限になるジオグラフィカの機能制限解除(960円)が最安といえるでしょう。

YAMAPとヤマレコについてはお試し期間や年間・月間プランが用意されており、しっかり試すことができるようになっています。自分にぴったりな機能があるかどうかをしっかり見極めて選ぶと良いでしょう。

山と高原地図ホーダイに関しては有料プランしかありませんが、紙版の山と高原地図を購入することで会費が1年分まるまる無料になるキャンペーンを実施しています。とんでもなくおトクなので、山と高原地図ホーダイの検討をしている方はぜひこの機会に入っておくのがおすすめです。

山と高原地図2021年版キャンペーン

各アプリの有料会員(プレミアム会員)になったときのメリットは次のとおりです。
※山と高原地図ホーダイに関しては有料会員コースのみなのでこの段落では省略しています。 ※地図表示やナビゲーションなど現地で使う機能に絞ってご紹介しています。

YAMAPプレミアム

  • 最初の1ヶ月は無料
  • 1ヶ月の地図ダウンロード枚数:2枚→無制限
    詳細天気予報の確認:不可→可能
    プレミアム地図の利用:不可→可能
    みまもり機能LINE通知:なし→あり
    ルート外れ警告:なし→あり
    到着予想時刻表示:なし→あり
    歩行ペース表示:なし → あり
    その他、写真アップロード数の制限解除や登山記録の3D動画保存など、登山後の楽しみ機能が充実
  • YAMAP プレミアム

ジオグラフィカの機能制限解除

  • 記録回数:20回まで→無制限
  • 表示キャッシュの容量:200MB→200MB〜無制限で選択可能に
  • 限定地図の利用:不可→可能
  • トラックの編集機能:なし→あり
  • コースのダウンロード:制限あり→無制限
  • ※トラックの編集機能、コースのダウンロードはAndroid版のみ
  • 機能制限解除について(ジオグラフィカのサイトへ)

ヤマレコのプレミアムプラン

最初の30日間は無料
  • 総容量:1GB→20GB〜300GB
  • 計画書保存数:2件→無制限
  • コンパスへの登山届提出:なし→あり
  • アプリの地図ダウンロード数:同時に2つまで→無制限
  • Apple Watchへの地図ダウンロード数:同時に1つまで→無制限
  • その他、コミュニティの機能制限が大幅解除
  • ヤマレコのプレミアムプラン

モバイルバッテリーはもはや登山の【必須装備】

モバイルバッテリー
出典:PIXTA
全てのアプリは「機内モード」にすることでGPS以外のすべての通信を遮断して電池の消耗を大幅に抑えることができますが、もしもの時、アプリの使用時間が長期に及べば当然電池切れの恐れが出てきます。

仮に、地図アプリを使っていなかったとしても、通信手段は最後の命綱。登山をするときは地図アプリのインストールはもちろん、スマートフォン用のモバイルバッテリーも必ず用意するようにしましょう。

「道迷い遭難」はゼロにできる。アプリを入れることが”当たり前”の文化になるように!

スマホを扱う人
出典:PIXTA
全国の遭難者は20年以上前から右肩上がり傾向で、現在は年間3000人ほど。そして、そのうち4割が道迷いといわれています。
もし登山者全員が地図アプリを使ってさえいれば、道に迷う人を約1200人も減らすことができます。

アプリをインストールして地図をダウンロードするまでわずか5分ほど。どんなに小さな山でも入山する前にできることなので、ぜひ次の登山から取り入れてみてください!

YAMAP
山と高原地図(通常版)/山と高原地図ホーダイ
ジオグラフィカ
ヤマレコ

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます


\ この記事の感想を教えてください /
GOOD! BAD

関連する記事

関連する山行記録 byヤマレコ

この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう
青柳 喬

2020年1月までYAMA HACKの2代目編集長。福岡県育ちで九州の山から日本アルプスの縦走、雪山登山まで様々な山を登ってきました。特にアルプスの長期縦走が大好きです。読者目線で分かりやすい、ためになる記事制作を心がけています。

登山専用コミュニティサイト「ヤマレコ」