COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む

登山者なら一度は見て欲しい山の絶景~西日本編~(5ページ目)

山肌を染め上げるミヤマキリシマ 九重山

九重山
標高(中岳)所在地最高気温(8月)最低気温(8月)
1,791m大分県玖珠郡九重町、竹田市久住町21.1℃11.5℃
参考:ヤマレコ

九重山(くじゅうさん)は、九重連山の総称。その一つ硫黄岳は今も噴煙を上げており、その影響で周辺は高い樹木が少なく、見晴らしがいいことが特徴。アクセスがよく、初心者からベテランまで様々な登山コースが整備されていることなどで、九州一人気の山です。

ミヤマキリシマ
出典:PIXTA

九重を代表する絶景と言えば、6月の山肌をピンクに染め上げるミヤマキリシマの花。新緑とピンクのコントラストの風景が鮮やかに広がります。秋はミヤマキリシマをはじめとする低木が紅葉で山肌を彩る姿も絶景ですよ!

湯布院を一望 由布岳

由布岳
出典:PIXTA
標高(西峰)所在地最高気温(8月)最低気温(8月)
1,583m大分県由布市21.6℃12.9℃
参考:ヤマレコ

猫耳に例えられる双耳峰の山容が印象的な由布岳(ゆふだけ)。湯布院町から間近にそびえる姿は「豊後富士」とも呼ばれる堂々とした姿は、ランドマークとして親しまれています。山頂は東峰と西峰に分かれており、最高峰の西峰は垂直の鎖場を登る必要がありスリル満点。

由布院盆地
出典:PIXTA

由布岳山頂からは、眼下に湯布院の温泉街がある由布院盆地が広がり、その向こうには九重連山の姿もばっちり。
やまなみハイウェイ

出典:PIXTA

由布岳は「見る山」としても人気で、麓を貫く「やまなみハイウェイ」をドライブしながら見る由布岳の姿は壮麗です。

天然記念物の絶景紅葉 雲仙岳

雲仙岳
出典:PIXTA
標高(普賢岳)所在地最高気温(8月)最低気温(8月)
1,359m長崎県島原市、南島原市、雲仙市23.2℃15.8℃
参考:ヤマレコ

海に囲まれた雲仙半島にそびえる雲仙岳(うんぜんだけ)。登山最高地点の普賢岳からは、1990年の噴火以来、今も噴気を上げる溶岩ドームの荒涼とした景観を見せます。その姿とは正反対の山肌には、約120種の植物を有する普賢岳広葉樹林は、天然記念物に指定されているほど。

雲仙岳 紅葉
出典:PIXTA

広葉樹林が多い雲仙岳は紅葉の山として有名。常緑樹のモミの濃い緑とヤマグルミやモミジが鮮やかな赤色が織りなす姿は、「錦秋のじゅうたん」とも評される絶景が広がります。

花ぼうろ 霧氷
出典:PIXTA

真冬、氷点下の雲仙岳には地元の人が「花ぼうろ」と呼ぶ霧氷の花が満開に。花にも例えらるほど白く美しい霧氷の中の山歩きは幻想的です。

天孫降臨の地からの絶景展望 高千穂峰

高千穂峰
出典:PIXTA
標高所在地最高気温(8月)最低気温(8月)
1,574m宮崎県西諸県郡高原町21.9℃13.2℃

噴火を繰り返してきた霧島連山の名峰、高千穂峰(たかちほのみね)。樹木や植物がほとんど無い荒涼とした光景が広がります。この高千穂峰は、天孫降臨神話の舞台ともされ、山頂にはニニギノミコトが突き立てたと言われる天逆鉾(あまのさかほこ)が立っています。

馬の背
出典:PIXTA(馬の背

高千穂峰は、霧島連山の中でも離れたところにあるため独立峰に近い存在。遮るものが少なく、山頂からは韓国岳や新燃岳などの霧島連山の山並み、遠く桜島まで360度の絶景が楽しめます。

影高千穂峰
出典:PIXTA

高千穂峰が天孫降臨の地と称される一因となったのが、麓から見える雲海の中に浮かぶ姿。早朝、山頂から眼下の雲海に山影が映る「影高千穂峰」は、一度はみたい絶景です。

世界遺産の絶景 宮之浦岳

宮之浦岳
出典:PIXTA
標高所在地最高気温(8月)最低気温(8月)
1,935m鹿児島県熊毛郡屋久島町18.9℃12.5℃
参考:ヤマレコ

世界遺産、屋久島の主峰、宮之浦岳(みやのうらだけ)。九州の最高峰で、日本百名山のひとつ。降雨の頻度や行程の長さなど、難易度は中上級者向けですが、「真の自然」を体験できると人気があります。

宮之浦岳山頂から見る東シナ海
出典:PIXTA

宮之浦岳山頂からは島を取り巻く東シナ海が見わたせ、遠くには噴煙を上げる硫黄岳や種子島までも望めます。

白谷雲水峡
出典:PIXTA

原生林の森の中にある「白谷雲水峡」は、森の中の岩や倒木を苔が覆う神秘的な光景。宮之浦岳登山の際には訪れたい「癒しの絶景」です。

絶景登山を楽しもう!

霧に包まれた山々
出典:PIXTA

西日本には中低山が多く、比較的登りやすい山が多いため、初心者でも気軽に絶景を見ることができます。山頂からの絶景は登山者だけの特権。是非、本記事を参考に「絶景」を巡ってみてください!

【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山してください。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに! ・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんでください。

関連記事

5 / 5ページ