『絶景』は登山の醍醐味!
登山の醍醐味は、山頂についた時の達成感や山でのごはん、おいしい空気や友達との会話…などいろいろありますが、なかでも『絶景』を見たときの感動は、「登山をしていて良かった!」と誰もが思うところではないでしょうか。
歩いた登山者にしか見られない光景
登山における絶景は、写真とも映像とも違って歩いた登山者のみが見られる景色。雄大な自然の中に身を置いて見る絶景は最高です。
そんな絶景を求めていく『絶景登山』におすすめの山を集めました。今回は、北海道と東北の山々をご紹介します。
【北海道】絶景の山 おすすめ7選
北海道エリアの山の見どころは何といっても雄大さ。山頂からは登っている山自体の裾野まで見渡すことができる山が多く、北海道の山ならではの絶景が広がっています。
海の上の独立峰 利尻山
標高 | 所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
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1721m | 利尻島 | 12.4℃ | 8.3℃ |
北海道の中でも最北端に位置する利尻島にある利尻山。別名「利尻富士」と呼ばれる美しい姿の独立峰で、深田久弥の「日本百名山」でも最初に登場し、みごとな海上の山と称賛されています。
周囲約63kmの利尻島の真ん中にある利尻山の山頂からは、ぐるりと海に囲まれた島を見渡せる360度の絶景が広がります。緑と岩、海、空のコントラストが美しく、とくに南側のローソク岩がそびえる景色は見事です。山頂付近はお花畑も一緒に楽しむことができるのも魅力の一つ。
世界遺産を見渡せる 羅臼岳
標高 | 所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
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1,660m | 知床半島 | 12℃ | 6.9℃ |
知床半島のほぼ中央にある知床火山群の主峰かつ最高峰の山で、円錐形の山体に溶岩円頂丘がある山容をしています。2005年にはこの山域を含んだ知床半島全体が、多彩な自然環境と独自の生態系が見られることが評価され世界遺産に登録されています。
羅臼岳の山頂からは、縦に長い知床半島の形がよく分かる抜群の展望台。世界遺産にも登録された大自然を一望できる眺めは圧巻!太平洋とオホーツク海に挟まれた、海と山深い緑の景色はここだけにしかない絶景です。
活火山の迫力 阿寒岳
標高 | 所在地 | 最高気温(8月) | 最低気温(8月) |
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1,499m | 阿寒 | 14.9℃ | 8.4℃ |
釧路市にある阿寒湖の西側にある活火山、南岳、東岳、瘤山、剣ヶ峰などのうち阿寒山群の主峰、雌阿寒岳を一般的に阿寒岳と呼んでいます。アイヌ語ではマチネシリ(女の山)と呼ばれるように、なだらかで女性的な山容をしています。
なだらかな山容をしている阿寒岳ですが、間近で見ると荒々しい姿。とくに山頂付近で火口の外輪山を歩くと景色はガラッと変わり、植物のないむき出しの山肌に火山ガスの臭い、ガスの噴出する音が聞こえます。山の生命力を感じられる、他では見られない絶景です。