目次
日本最北の百名山『利尻山』とは?

標高 | 山頂所在地 | 最高気温(6月-8月) | 最低気温(6月-8月) |
---|---|---|---|
1,719m(北峰) 1,721m(南峰) | 北海道宗谷総合振興局利尻郡 利尻町・利尻富士町 | 12.4℃ | 0.2℃ |
山頂には「南峰(本峰)・北峰」の2峰があり、最高峰は南峰(標高1721m)。しかし崩壊の危険があるため南峰へは進入禁止、一般的には北峰が利尻山山頂と呼ばれています。別名「利尻富士」「利尻岳」とも呼ばれ、日本百名山・新日本百名山にも選定されています。
利尻山の登山適期は?

固有種をはじめ高山植物の宝庫!花の百名山・利尻山

利尻島のHPには「島の花図鑑」が掲載されています。ここでしか見られない花や植物を探しながら歩くのも楽しいですね!
利尻島観光情報 りしぷら
317種類もの渡り鳥たちの中継地

日本最北端の名水百選「甘露泉水」

地図も必ずチェック!山と高原地図 利尻・羅臼 知床・斜里・阿寒
登山地図の定番といえばコレ!利尻山の天気は?
利尻山に行く前に現地の天気をこちらでCHECK!てんきとくらす(利尻山の週間天気)
利尻山で守って欲しい3つのルール

①必ず携帯トイレの準備を!

②ストック(トレッキングポール)を使う際は、必ずキャップを付ける事!

③植物には、座らない、踏みこまない

一人一人がマナーを守り、自然豊かなこの美しい山を守りましょう!
北海道利尻富士町 登山マナー
利尻山を楽しむための2泊3日モデルコース
利尻山に登るためには、まず利尻島に渡らなければなりません。また交通手段はフェリー・飛行機がありますが、1日の運航本数があまり多くありません。利尻島には利尻山の他にも観光スポット・おすすめグルメがたくさんあるので、 1日目に利尻島に移動し、2日目に利尻山登山、3日目に利尻島観光して帰る2泊3日の計画がおすすめ!ここでは2泊3日のモデルコースをご紹介します。
1日目:稚内から利尻島へ移動!美味しいウニ丼を堪能!


食堂 丸善


2日目:いざ日本最北の百名山・利尻山へ

(鴛泊コースの詳細については、次の『利尻山メインルート|中級者向け・鴛泊コース』を参照ください!)
3日目:利尻島を一周観光!
最終日はフェリーの時間まで利尻島を観光しましょう!観光にはレンタカーが便利です。




利尻山メインルート|中級者向け・鴛泊コース
利尻山登山ルートの中でメインとなるのが、この鴛泊コース。登山距離が長く避難小屋への宿泊も推奨されていないため、早朝出発するのがおすすめです。また、利尻山は各ルート上に涸れ沢横断箇所があり、大雨の際に増水すると横断できなくなることも。気象状況により「登山自粛発表」がでる場合があるため、事前にチェックしましょう!
利尻富士町HP
合計距離: 14.39 km
最高点の標高: 1666 m
最低点の標高: 207 m
累積標高(上り): 2559 m
累積標高(下り): -2559 m
最高点の標高: 1666 m
最低点の標高: 207 m
累積標高(上り): 2559 m
累積標高(下り): -2559 m
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り
- コースタイム:8時間50分
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
登山口の北麓野営場までは車で来ることができます。ここには売店や電話、トイレなど設備が充実。テント場もあるので、前泊することも可能です。

登山口から6合目周辺まではエドマツやトドマツの樹林帯の中を歩きます。比較的道幅も広く歩きやすいため、野鳥のさえずりなどを楽しみながら歩きましょう。







帰りは来た道を下山しますが、山頂から9合目までの下りは特に急斜面で足元が不安定なので、細心の注意を払いましょう!
登山ルート上にある避難小屋《利尻山避難小屋》
利尻山避難小屋は宿泊は推奨しておらず、緊急時のみ利用可能。水場はなく、ベッドと携帯トイレブースがあります。また、12月~5月の期間は積雪のため利用不可です。住所:〒097-0101北海道利尻郡利尻富士町鴛泊富士野 利尻富士町役場産業建設課商工観光係(連絡先)
電話番号:0163-82-1114(利尻富士町役場産業建設課商工観光係)
料金:無料
収容人数:30人
崩落地トラバースあり|上級者向け・沓形コース
沓形コースの登山口は鴛泊港から少し距離があるため、前日に沓形港近くのホテルを利用するか、送迎を利用するのがおすすめ。また、登山口が5合目にあり鴛泊コースに比べて距離も短いですが、2つの難所があり足元が不安定な場所も多いため、上級者向けのコースです。合計距離: 12.58 km
最高点の標高: 1666 m
最低点の標高: 207 m
累積標高(上り): 2106 m
累積標高(下り): -2318 m
最高点の標高: 1666 m
最低点の標高: 207 m
累積標高(上り): 2106 m
累積標高(下り): -2318 m
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り
- コースタイム:8時間50分
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要








帰りは同じコース下りてもいいですが、下山時は疲れも出てくるため2か所の難所が非常に危険!心配な方は鴛泊コースで下山するのがおすすめです。
利尻山にはもう一つ、鬼脇から登る鬼脇コースというコースがあります。しかし登山道の崩落が進んでおり七合目以降が立入禁止のため、山頂に行くことが出来ません。
登山ルート上にある避難小屋《利尻山(見晴台)避難小屋》
「利尻山(見晴台)避難小屋」は老朽化していて古いため、緊急時のみ利用しましょう。利用可能期間は5月~10月。住所:〒097-0401 北海道利尻郡利尻町沓形緑町14-1 利尻町役場まちづくり振興課商工観光振興係(連絡先)
電話番号:0163-84-2345
料金:無料
収容人数:10人
利尻山へのアクセス方法・宿泊情報
利尻島へのアクセスは、飛行機と稚内からフェリーを使う方法があります。飛行機は札幌から利尻島への直行便もありますが、本数が少なく時間も限られています。稚内からのフェリーは1日に3~4往復ありますので、フェリーのほうが便利。札幌から利尻島までのアクセスと、フェリーターミナルのある鴛泊港から2つの登山口へのアクセスについて紹介します。
利尻島へのアクセス方法はこちら
【札幌から】飛行機の場合:新千歳空港・札幌丘珠空港(55分)-利尻空港
船の場合:新千歳空港(55分)-稚内空港(35分)-連絡バス-稚内フェリーターミナル(100分)-鴛泊港
ハートランドフェリー
鴛泊登山口へのアクセス方法はこちら
【徒歩の場合】鴛泊港フェリーターミナルから約60分、温泉バス停から約40分【車の場合】鴛泊市街地から約10分、鬼脇市街地から約30分、沓形市街地から約20分
【駐車場情報】
住所:利尻富士町鴛泊字栄町
電話番号:0163-82-2394(利尻北麓野営場管理棟)
駐車台数:10台
料金:無料
沓形登山口へのアクセス方法はこちら
沓形地区から沓形登山口までは遠いため、ホテルの送迎利用かタクシー・レンタカーが便利。【路線バスの場合】鴛泊港フェリーターミナルー宗谷バス(路線バスBコース)(30分)ー沓形下車(徒歩約120分)-沓形登山口
【タクシーの場合】鴛泊港から約30分
宗谷バス 利尻エリア
【駐車場情報】
住所:〒097-0401 北海道利尻郡利尻町沓形国有林内
駐車台数:20台
料金:無料
利尻山は離島にあるため、アクセスするのにも時間がかかります。さらにコース時間も長く、山頂に山小屋もありません。ホテルやキャンプ場で前泊するのがおすすめです。
利尻マリンホテル

住所:〒097-0101 北海道利尻郡利尻富士町鴛泊字港町81-5
電話番号:0163-82-1337
料金:1泊2食(2名利用1人当たり)12,960円~22,680円、1泊2食(3名利用1人当たり)10,800円~19,440円
収容人数:161人
駐車場:無料
その他:送迎あり、無料レンタサイクルあり
利尻富士観光ホテル
利尻北麓野営場

住所:利尻富士町鴛泊字栄町
電話番号:0163-82-2394(管理棟)
料金:ケビン 5,000円(1泊1棟)、テントサイト 1人500円、中学生以下300円、小学生以下無料、オートサイト 2,500円(1台1泊)
収容人数:テントサイト(60張)、ケビン(4人用)7棟
駐車場:10台
その他:利尻富士温泉保養施設にはコインランドリー(有料)が設置されています。 平成24年に施設が改修済み。
利尻北麓野営場
利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ~に」

住所:利尻富士町鴛泊字栄町
電話番号:0163-82-2166(管理棟)
料金:大人500円、身障者・小学生以下1人300円(入場料)、テントサイト・バーベキューコーナーの利用は入場料のみ。
5人用コテージ16,000円、6人用バンガロー7,000円、4人用バンガロー5,000円
収容人数:フリーテントサイト30サイト、5人用コテージ4棟、6人用バンガロー2棟、4人用バンガロー4棟
駐車場:8台
その他:リヤカー・一輪車・台車無料貸し出しあり。
他にも利尻山周辺にはホテルや旅館がたくさん!登るコースや日程に合わせて探してみてください。
利尻島 宿泊施設一覧
ゆとりのある日程で、日本最北端の百名山、憧れの利尻山へ!

【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。(足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。)
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図、コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。
紹介されたアイテム

山と高原地図 利尻・羅臼 知床・斜里・阿…